トンビがトビ出した
いつものお散歩コースをGPZで走っている時のお話。
その道は、海岸沿いから山を抜け、また海岸に出るといった道で、
低速から高速コーナーまで、結構面白い道なのだ。
休憩場所にしている海水浴場は、夏には海水浴客でごった返しているのだが、
オフシーズンには誰も居ないので好きな場所の1つだ。
山を抜け誰も居ない海水浴場の駐車場でお茶を飲み、(コーヒー飲めないので・・)
ひとしきりダベッてから、また来た道を戻るというのがお決まりのコース。
海水浴場から山道に向かう所は、高速コーナー主体で、意外と速度が出てしまう。
でも、田んぼシーズンには、トラクターなんかが居るから気をつけないとねぇ。
で、まあ一服も終わり、帰りましょとGPZを走らせたのだが、
しばらく走ると、道の左側に白と黒の塊がたむろって居るではないか?
良く見ると、白いのはハトが3羽、黒いのはトンビだった。
「あっ、ヤベェかな?」と思い、ホーンを鳴らすが、一羽も飛び立たなかった。
だが「大丈夫か」とアクセルを開けた途端、ハトもトンビも一斉に飛びあがったのだ。
一瞬、ビビってブレーキをかけ速度を落とすが、ハトは道を外れ左側へ飛んでいったし、
トンビは右だけど通る時には、居なくなるくらいの距離だったので、
「コラァ、ビビらすな〜」と叫びながら再加速したのだった。
GPZはグンッと車速を上げ、「ヨッシャ、これや!!」と悦に入ろうとした瞬間。
エライ勢いで右側から黒い塊が視界に飛び込んできたのだった。
しかし、加速中で避けられるハズも無く、ガショ〜ンとGPZのアッパーカウルで、
正面からブチかましてしまい、跳ね上げられた物体は、俺の右肩からヘルメットにかけて、
更にぶつかりながら後方へ飛んでいきました。
「うわぁ〜、なんじゃ〜。」と独りパニクリながら、バックミラーを見ると、
ボロボロになったトンビがフラフラになってました。
引き返すのも嫌だったので、そのまま走り続けたのだが、
フト気づくとカウルのスクリーンに、ゲロッピされたような黄色いモノがついている。
更に良く見ると、ヘルメットのシールドにもついている。
「おぉ、のぉ〜〜〜。」
そのシールドの汚れは、頭を振っても取れるはずがなく、かといって手で拭う事も出来ず、
結局、家までその汚れを見ながら、罪悪感を募らせ帰ったのだった・・・。
あとからGPZを見ると、ヘッドライトのプラスチックステーが折れて、
ライトアッシーが、中にゴッソリ入り込んでいた。
反動でコケなくて良かった・・・。それよりも、人でなくて良かった・・・。
次の日、トンビに当った場所に行ってみたが、死骸は見つからなかったので、
フラフラながらも、生き残ったのだろうか??
みんな気をつけようね。