ジャックと夏の日
またまた、DT125での話。
前回のウイリー失敗談にもメゲず、今度は、
やっぱ「ジャックナイフ」もできんとあかんやろ!!と練習を始めた。
ジャックナイフは、ウイリーとは逆に後輪を浮かす技。
上手い人は、後輪を浮かしたまま走ってしまうことも出来るのだが、
俺にはそこまで出来るはずがなく、ただ単に後輪を浮かすだけの練習をした。
最初はビビって、なかなか浮かなかったが、練習の甲斐あって
そこそこ良い角度に後輪が上がるようになったので、お披露目せなあかんやろ!!と
N先輩と二人で、海沿いの道に走りに行ったのだ。
まぁ、お披露目言うても、誰も見てないやろうが・・・・。
信号で止まってジャックナイフ。発進でウイリーと、走り回りながら、
海水浴客でごったがえしている交差点で、(交通整理でおまわりさんも居た。)
またジャックナイフで停止すると、えらい勢いで後輪が浮いた。
そのまま、しばらく静止する感じで、我ながら「うぉ、決まった!!カッコええやん!!」
と思った瞬間、ハンドルがカクッっと右に切れてしまい、俺は道路にひっくり返った。
あまりにも見事なコケ方だったので、海水浴客の視線が一気に集まった。
恥ずかしさで一杯になりながらも、立ち上がろうとすると、
交差点を曲がってきたタクシーの運ちゃんが、クーラーが効いているタクシーの窓を
わざわざ開けて、「大丈夫か?」と言ってくれるのかと思いきや、
「こんなとこでカッコつけとるからじゃ!!アホォ!!」と言い放って、去って行きやがった。
恥ずかしいやら、ムカつくやらで、メロメロになりながら、交差点を後にしたのでした。
その後、一般道ではウイリーや、ジャックナイフをしたことはありません。