な、無い・・
まだ、CBR400Rに乗っていた初心者の頃、初めてのまともなツーリングに行ったときの話。
A将軍に誘われて、四国の桂浜に一泊二日で行くことになった。
これは、現地集合の形をとっていたツーリングで、集合時間と場所だけ決められていて、
ルートは各自好きな道で来いというのだ。
まともにパッキングした事の無い俺は、普通のボストンバックに荷物を積め込み、
ネットでシートに積んで出発したのだった。
快調に下道で距離を伸ばし、四国入り。しかし、思わぬところで時間を食われて、
集合時間に遅れそうだったので、ワインディングを楽しみながら、
バンバン走っていると、ミラーに何かが動いているのが見えた。
いやぁな予感が頭によぎり、振り返ると・・・予感的中!!
ネットがパタパタとはためいてるだけで、
なんと荷物が無い!!
ミラーに映ってたのは、はためいていたネットだったのだ。
バッグの中には、着替えはもちろん、暑くて脱いだ
皮ジャン
まで入れてあったのだ。
無け無しの金をはたいて買った、愛用の皮ジャンまで、落としてしまうなんて・・・。
「俺はなんてアホなんやぁ〜。」
と、騒いでみても出てくる筈はないので、来た道を戻るも見つからず、
ちょうど取締りをしていたおまわりさんに、紛失届を出し、宿に急いだ。
おまわりさんは、見つからんだろうとの、ありがたいお言葉をくれました。
宿に着いて、みんなに荷物を落とした話をし、場所を地図で確認すると、そこは・・・。
「大歩危」
と言う場所でした。
読めますかね??
大歩危・・・これは、
「おおぼけ」
と読むのです。
帰りは、夜になり寒い中、Tシャツで泣きながら走りました。
それからしばらくは、「おおボケ野郎」言われてました。
それ以来、パッキングには気を使い、コードとネットでがんじがらめにしています。
出発前。皮ジャンも荷物もある。
今考えれば、こんなネットじゃ
落ちるわなぁ。
帰りの中国道で・・。
後には、お土産だけ。皮ジャンも着てない。
開き直りのピース。