

人間の心理を追求していくと、キリがないくらい次々と疑問がわいてくる。
そこで人間の不可解な行動を心理学的に考察し、それを基礎知識としてマンウォッチングなどに
挑戦してみるのも結構面白いかもしれませんね。
●『人は長時間の孤独には耐えられない。』
ある実験が行われた。学生をモルモットに極端な孤独状態を作るため防音装置のついた小部屋に入れ、半透
明の保護めがねをかけさせ視覚刺激を出来るだけ少なくさせる。さらには他の感覚刺激も少ない状態にして、食事
排泄以外は24時間ベッドに横たわる事を命じた。すると高額な報酬にもかかわらず3日以上耐えられた人間は
いなかった。最初の8時間くらいは何とか耐えられるが、それ以後になると口笛を吹いたりしてイライラしはじめる。
その結果簡単な作業を行っても間違いが多くなり気持ちの集中が出来なくなっていしまう。驚くことに実験終了後に
もとの状態に戻るまで3日間の時間を要したと言う。
レーダーの監視員や長距離の運転手は軽い感覚剥奪の状態になり、実際にはない物を見てしまい事故を起こし
たりする事があるとの事。高層住宅に住む主婦が物音1つしない部屋にいる時に、突然強烈な不安に教われたり
するのも感覚剥奪による孤独感かららしい。
これをふまえて「俺は孤独を愛してる!」なんて言ってる奴にはどんどん孤独にしてあげましょう。それは置いとい
てもこの実験はやり過ぎな気もするね。ここまで極端にやれば、そりゃ気も狂うって。そして「ウォークマンをしてる人
は孤独に弱い。」って仮説もちょっとどうかな〜って思うし。あ、文句を言ってるわけじゃないよ。
●『分かってるようで分かっていない自分自身。』
ふとした機会に、身近な人から自分でも気付いてなかった癖や欠点を指摘されてドキッとした事がある。自分一人
では気付かなかった本当の自分を他人が教えてくれた事になる。このように他人とのかかわりの中で新しい自分に
気づき、自分を成長させることが出来る。
そしてアメリカの心理学者ジョーとハリーによって考案された『ジョハリの窓』というのがある。

まず自分自身をひとつの大きな窓だと仮定する。Aの領域は自分にも分かっていて他人にも分かっている部分、
Bは自分には分かってないが他人には分かっている部分、Cは自分には分かってるが他人には分かってない
部分、Dは自分にも他人にも分かってない部分。
そしてAの開放というみんなに分かっている領域を広げていけば、誰にも分からない未知の領域が見えてくると
いう。
したがって人間はより多くに人と付き合い、開放的な自己領域を拡大していけば、自分自身をより理解でき、豊か
な感受性を育むことになる。
この図を見て「なるほどっ!」って思った。うまい事出来てますよね。けど実際に自分に当てはめて考えると、
どうしても微妙なズレを感じてしまいます。しかし別の観点から見た時に、あまり仲良くない友人から親友に変わ
る時にしても、自分からプライバシーを友達に打ち明ける事によって、相手も自分に気を許すし、友情関係って
のはそういうところから生まれるんだなって思いかえしたら、結構当たってるじゃん、って...
この図がそのまま当てはまらなくても「自分を知ってもらう」って行動は、あらゆる場面で非常に大事なことですね。
●『第一印象がすべてを決定づける。』
次の形容詞はAとBの2人についての特徴を示している。
Aさん 『「温かい」「知的な」「勤勉な」「決断力がある」』
Bさん 『「冷たい」「決断力がある」「勤勉な」「知的な」』
さて、皆さんはそれぞれどんな印象を持ちましたか?おそらくAさんに対しては親切でユーモアがあるといった
好意的な印象を抱き、Bさんに対しては自己中心的で冷静といったあまり良い印象を受けなかったのではないで
しょうか。
しかし2人の違いは最初に露呈された「温かい」「冷たい」だけである。
これは第一印象がいかにその人の評価を左右するものであるかということを示すものであり、
これを『初頭効果』という。
これは結構ありますよね。たとえば学校などで、しゃべった事はないが噂で良くない話しを聞いた時。もうその人
を見かける度に嫌な思いをしてたのに、偶然しゃべる機会があって話してみるととても良い人だったとか。
それがすべてじゃないだろうけど、第一印象は良いにこした事はないですね。
●『人間の耳は、聞きたい事だけが聞こえる。』
カラオケボックスの中で会話ができたり、大勢の人の会話の中から好きな人の声だけを拾い出せたり...
人間の聴覚には選択能力がある。聞きたい音を浮かびあがらせ、聞きたくない音や重要でないと判断し
た音は背景に押しこんでしまう。
機械だとこうはいかず、講演会等で良く聞こえたはずの声が、テープレコーダーであとから聞いてみると
雑音がうるさくて聞き取りづらい。
人の選択する音は、方向、距離に必ずしも関係があるとはいえない。
これで解けた謎がある。家の親父がテレビを見ている時に話しかけても全然反応がないのはそういう
ことらしい。そのくせ、悪口言ってる時にはとっても反応が良い。その聴覚の差は一体なんだ!って思って
たところでした。
●『人間のなわばり意識について。』
電車やエレベーターが混んでくると、なんともいえない息苦しさを感じる。これは『パーソナル・スペース
(個人空間)』の中に他人が侵入してきたから。いわゆる人間のなわばりである。パーソナル・スペースは
相手との関係によって伸びたり縮んだりする。一般に親しい人に対しては小さく、気を使う相手や、嫌いな
相手に対しては拡大する。
別に「ふ〜ん」って感じの内容だが、パーソナル・スペースという知識が、後々説明する内容に関して重要
になってくるので掲載しました。人との接し方において、この空間は非常に大切です。是非覚えておきましょう!
●『都会の住人は冷たい人が多い説は本当か!』
大都市と田舎町で、郵便局と食料品店のドア近くに人を立たせて、通行人がドアに近づいたら通行人の
目をじっと見つめる、という実験がある。結果、実験者と目を合わせた人の割合は、田舎より大都市の方が
少ないことが分かった。
興味深いのは、実験者と目を合わせた人の多くが老人と子供であったという。老人と子供は比較的ひまで、
何か変わった事に強い関心を示すせいだろう。さらに実験者に話しかけてきた人の割合は、田舎町で26%、
大都市では3%しかなかった。
大都市の住民は、日頃から大勢の人と過剰に接触する機会あるので、普段はできるだけ人とのコミュニ
ケーションを避けようとするらしい。
これには「やはり!」という思いでいっぱいである。僕の住んでるところは人口が少なく、ここでいう田舎町
である。そこでやたら疑問に思うことがあった。子供はそうでもないが、老人の行動についてである。どこに
行っても老人からの不可解な視線が気になった。普通にすれ違うだけでも、舐めまわすように見られてしまう
のである。個人的に人と接するのが、どちらかというと煩わしいと思うタイプなのでたまらなく嫌だったんですね。
「俺が何かしたのか!」って気を使いすぎる性格のせいかも知れないけど。
そこで老人、子供に言いたい!「そんなに暇なら都会に行ってあそびましょう。」
すいません...愚痴ってしまった。
●『バーゲンセールの心理学』
商品の品質からすると決して安い商品ではなく、また、いま本当に必要な物ではない場合が多い。それなのに
思わず買ってしまって後で後悔することがよくある。
この心理は、商品に群がる自分と似た立場の人が大勢いて、商品をどんどん買っているという情報、そして
この商品にはそれだけの価値があるとの思いこみがそうさせるのである。この現象を『同調行動』という。
ある実験で、1人の被験者と8人のサクラで簡単な3択問題が行われた。そして8人のサクラが先に回答し、
明らかに間違った答えを選択する。すると最後に回答する被験者も間違っていると分かりつつ、その間違った
答えを選択してしまうのである。
なかには「俺は絶対、その状況でも正しい答えを選ぶよ。」なんて言ってる人は基本的にひねくれ者の仲間
入りだ。だって僕もそう思うし。けど実際こういうシュチュエーションになった場合、正しい答えを選択するのは
難しいと思う。その答えの正解に100%の自信があっても、最後に答えるという状況、8人のサクラの視線...
かなりのプレッシャーだと思うし。
それでも余裕なツワモノもいるだろうけど、これは一般論だしね。後にこの心理を利用し、説得、追い込み、等
のテクニックに使用するので要チェック!。
●『二重拘束説』
発する言葉と、語調、表情、身ぶり、などが一致しないメッセージが繰り返されると、受け手は不安や混乱に
陥ってしまう。たとえば、母親が子供に「かわいい子だから、こっちへいらっしゃい。」と、無表情で言ったとしよう。
それには、愛情のメッセージと、拒絶のメッセージが同時に含まれることになり、心理的葛藤を引き起こす。この
ような相反する二重のメッセージにさらされ身動きができないことを『二重拘束』という。
子供の頃からこうした状況が続くと、相手の真理を推し量る微妙な判断ができなくなり、対人関係に苦しむことになる。
自分の本心が、分かりやすく体や顔に出る人は大変である。このように子育てに関しても、大人の人間関係な
ら、尚更、不便である。そして、これを良く理解して注意すれば、対人関係においても非常に円滑に振舞えるし、
逆に二重拘束を利用して相手を心理操作する方法もある。う〜ん、なかなか難しい。
●『嘘つきは自立の始まり』
嘘ばかりついてる人は、社会的信用が失われていく。しかし、嘘を全然つけないというのも決して誉められた
ものではない。
たとえば、子供が親に対して秘密を持つことが、親とのあいだに心理的距離を作るのである。独立した精神を
なかなかもてない人は、秘密を持つことに耐えられない人間であるともいえる。適度に秘密をもつこと、嘘をつける
ことは、健全な人格の大きな要素なのである。
親はよく、「嘘をつく子にだけはなってほしくない。」というが、これは子供が自分から遠ざかって行くことを恐れて
いるためである。
とはいえ、油断していると、虚言症とか虚言癖なんてことになりかねないので注意。ある程度、嘘は知らないふり
をして見逃してあげることも重要ですね。しかし、これは子供の話しであって、大人は別!大人同士で嘘を見逃して
いると、「こいつ、バカだ。」って思われるし。で、どんどん調子にのって煩わしさ満点になるしね。
●『近親相姦について。』
私たちの暗黙のルールとして、近親相姦はタブーである。多くの人々は、近親間に生まれる子供は生まれなが
らに障害を持つと思っている。しかしそれは、人々がそう信じることによってタブーが守られ続ける、という役割を果
たす以外に真実性はあまりない。
近親相姦は人々が心の中に普遍的に抱いているものであって、家族という『聖域』の中にも、『男と女』が共存し
ているということである。家族とは、本質的には内側へ収縮しようとしているものであり、この歯止めになっているの
がタブーとしての近親相姦である。近親相姦のタブーが破られる家族とは、どこか外の世界との通路が絶たれてし
まっていて、家族の閉じようとする力に従順なのである。その力の源泉は、いうまでもなく『性』の力である。
かなり難しい文章である。近親相姦って常識的タブーなことについて疑問に思ったことなかったけど。そして『生ま
れてくる子供は生まれながらに障害がある。』ってのも疑う余地なく信じてたし。みんなもそうじゃないかな?たしか
に『性』の問題を、家族間で解決してしまうなら、人間はドンドン閉鎖的な方向に進んでしまうかもしれないね。
●『関心をもつと瞳は拡大する。』
瞳の縮小、拡大は心の動きによって変化することもある。たとえば、女性に赤ちゃんの写真や男性のヌード写真
を見せると、瞳が20%も拡大し、同様に男性に女性のヌード写真を見せると、20%拡大した。このことから、関心の
強いものを見る時、瞳は拡大し、瞳の拡大にその人の気持ちが現れるのである。
セールスマンやプロのギャンブラーは、相手の瞳の変化を見て手の内を読むという。もし売りこみ等で断るのが苦
手な人は、目を合わせないことを心がけると良い。
瞳を見て相手の心理を読むことも大事だけど、それ以上に人と会話する時に『目を合わせる』ということが非常に
重要です。後の項目に出てきますが、人の印象で目を合わせてしゃべる人と、そうでない人ではまったく違います。
もちろん前者の方が好印象です。
●『会議の結論は部屋の大小で左右される。』
10人前後で討論するとき、大きくてゆったりした部屋と小さくて込み合った部屋を使う場合では、会議の結論が
違ってくる。模擬裁判を利用した実験では、女性だけで構成された陪審員グループでは、大きい部屋より小さい部屋
を使った方が、厳しくない判断が下されたという。一方、男性だけのグループでは、小さい部屋で審議した場合の方
が、判決が厳しくなったとのこと。尚、男女混合グループでは部屋の大きさが、結論や判断に影響を及ぼす事はな
かったという。
一般に、、男性だけで小さい部屋を利用して討論すると、お互い攻撃的になり、競争し合うようになるので、ホンネ
を出し合って議論を活発にさせるには、こぢんまりとした部屋を使った方が良いとのこと。反対に、会議を形式的に終
わらせようとする場合、大きくて快適な部屋を使った方が良い。女性でけの会議ではその反対といえる。
僕は男なので女性だけの空間に関して良く分からないが、たしかに男だけで密閉度の高い部屋にいたら、ちょっ
とイライラするような感覚になることもある。会議だけじゃなくても、その空間によって人間の心理状態は変化する
ということなので、何か行うときはその場所も考慮して計画をたてねば...