ココロの共有・共鳴、寄り添い、そしてひとつ屋根の下。
 
グループホーム 
  

回覧板ですよ」


グループホーム つくし 回覧板 -第11号-
NPO法人つくし
理事長  坂井 政明
〒914-0073 福井県敦賀市天筒町8-55
TEL&FAX 0770-21-1331
介護保険事業所番号 1870200217


 
御入居さま、スタッフと一緒に救急訓練を実施しました。講義や実技を座って聞いている御入居さま、スタッフと一緒に実技をする御入居さまと色々な情景を拝見しました。
人生一生勉強ですね。興味のあるものをこれからも取り入れて参ります。
 
 
理事長「まあー」のひとりごと

「認知症の人とは」
私は、認知症という(病気)ものに関わって、まだ、7年という新参者である。まだまだ自分自身努力しなければならない過程であり、新しいことが次から次へと生まれてくる日々に追われている現実に立ち止まり躊躇することもたびたびです。
ここで認知症の人とはどんな人と思われている方に一言申し上げたい。まず確かに病気になっている、しかし、人間として持っている喜怒哀楽や不安やストレス、現在まで生きてこられた人生観、その人らしい性格経験はその人が亡くなるまで持っているということである。
認知症でない人は、認知症になった人を違った人と見がちであるが、認知症でない人は社会道徳、モラル、他人に迷惑をかけてはとか色々なことを自分なりに判断をして生きているに過ぎない。それがたまたま生活や社会に合っているだけである。それが正常と言われればそうではあるが、認知症の方は自分という者が変である、馬鹿になったと自分で自覚しているのである。自覚が引き金となり不安や不穏になり、それを解決するためにその日となりに生きていくために生み出した手だと私は考えている。「いつまでも、自分でありたいそう願っている人なのである。」ただ脳という制御室が少しずつ壊れて、言葉が出ない、見えない、理解できないなどとなっているだけでありそれを理解できる人が側にいれば病気として寄り添い何も問題のない人となるのである。私も、もう片足を認知症の中に踏み込んでいる1人かも知れない、サルや牛ではない、認知症になっても人間の骨格を持った人間として死んで行きたい
-合掌-    
-つくしのこだわり-
入居者に生活を返す 入居者の潜在能力を引き出す 地域の中での認知症ケア
つくしの「つく」とは、尽くすということです。何方でも分け隔てなく寄り添いながらつくしたいという理念を重んじる家です。

グループホーム つくし 回覧板 -第6号-
NPO法人つくし
理事長  坂井 政明
〒914-0073 福井県敦賀市天筒町8-55
TEL&FAX 0770-21-1331
介護保険事業所番号 1870200217



 
この頃つくしの御入居さまが、自分らしさを前面に表現してくる事がすごく多くなり、スタッフ一同日々色々と苦悩と経験を積むこととなり、試行錯誤を実践しています。まだまだ個々の人たちの心の思いが読み取れない苦悩、スタッフもひと、人と人との関係は難しいと思います。
 
 
理事長「まあー」のひとりごと

「つくしへの帰宅」
昨年年末にかけてお二人の御入居さまが、床に転倒され骨折し病院に入院することとなり、お1人は手術、お1人は療養をされました。日々色々とお話をしたり、毎日とはいきませんでひしたが励ましや病院に対しての情報提供、ご本人の不安や要求に耳を傾け、私が出来る範囲で関わることが出来ました。
この数ヶ月の私が経験したことは、日々新しいことばかりで御入居さまに本当に信頼されるものであったかという振り返りの出来る日々でありました。
1月に入り、10日にお1人が退院され、一週間足の状況確認のため私自身リハビリを担当しました。
現在は、お1人で歩かれるまで回復しておられます。
17日に、もう一方も一時退院ということで帰宅され、スタッフおよび病院関係者の互助努力のおかげをもちまして、色々不安だったことが払拭されたのでしょうか、その日からつくしで生活が始まりました。
現在は、まだ歩くことは出来ませんがすごく前向きに行動され、ベットからポータブルへの移動、日中はリビングで過ごされています。私たちがいくら超えかけや見守りをしても、回復するという意気込みはご本人の心の状況であると思います。安心・快適・苦痛のない生活を構築する難しさをここ1ヶ月で肌で感じました。でも私なりに人として、その人に寄り添い人生を共に歩める幸せを今後も体験できることに感謝いたします。人とは、すばらしい。
-合掌-    
-つくしのこだわり-
入居者に生活を返す 入居者の潜在能力を引き出す 地域の中での認知症ケア
つくしの「つく」とは、尽くすということです。何方でも分け隔てなく寄り添いながらつくしたいという理念を重んじる家です。