敦賀は名所旧跡が沢山残っている 歴史ある街。 
国道8号線に面して 朱塗りの大鳥居がひと際目を引く。敦賀っ子が親しみをこめて「けひさん」と呼ぶ気比神宮だ。
秋の気比さん祭りは 9月2日の宵宮に始まって 15日まで続く敦賀の長祭りとして有名な祭り。高さ11メートルの大鳥居は木造としては 「奈良、春日大社」「広島、厳島神社」と並ぶ 日本三大鳥居の一つで国の重要文化財に指定されている。
大鳥居をくぐって境内を真っ直ぐ行くと 左手に亀の口から不老長寿の水と言われている「気比の長命水」が亀の口から
湧き出ている。 右手には 松尾芭蕉が「奥の細道」で敦賀に立ち寄った時に詠んだ句と芭蕉の
銅像が建っている。
気比の大鳥居 (旧国宝)
当神宮は古く仲哀天皇の行幸・奉拝祈願があり 悠久二千年の歴史を有する
元の官幣大社で北陸道総鎮守・越前国一之宮である。
大鳥居の歴史は通称赤鳥居として嵯峨天皇弘仁元年(810)の造営時に東参道口に
創建されたが度重なる災害に依り倒壊した為、正保2年(1645)境域の西門に配し
同礎石を移し寛永年間旧神領地 佐渡国鳥居ヶ原から伐採奉納の榁樹一本で両柱を
建て再建されたのが現在の朱塗りの大鳥居である。
明治34年国宝に指定(現在は国の重要文化財)木造では天下無双の大華表と
古くから呼称され 各時代それぞれに権威ある伝統技術によって 保存修理が行われ
今日にその偉容を伝えている。  尚正面の扁額は 有栖川宮威仁親王の御染筆である。
                                                                               (案内板より)
気比神宮
気比神宮大鳥居
気比神宮
松尾芭蕉像
長命水
気比の長命水
無病息災・延命長寿に欠かせない生命(いのち)の水
として古くから祈願を受ける賓者が跡を絶ちません
月清し遊行のもてる砂の上
名月や北国日和定なき
02.7.23 更新
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