岐阜から来る従姉妹たちと12時に敦賀インターチェンジで待ち合わせて
合流、まずは腹ごしらえと 近くの手打ちうどんの美味しいお店「はやし」へ
案内する事に。ここはインターの近くと言う事もあって 県外の人にも人気の
お店です。平日なので待つことなく座れたが、店内はすでに満員の入りだった。
私の定番、おろしうどんとミニカツ丼を頂いて、さぁ出発!!
海を見たいと言う事で 8号線を行く事に。
私が運転、助手席に妹、後ろに従姉妹たち
にぎやかな妹が笑わせてくれる。
「道の駅 河野」で早くも休憩。
従姉妹は2時間措きにトイレと薬、それでも
明るく振舞っている。

ここ、「道の駅 河野」は抜群に景色が良い!
それこそ日没の頃に来ると、水平線に沈む
夕日に感動する事請け合い!!

そしてもう一つの目的は ソフトクリームを
食べる事!
どんな味かって?美味しすぎて説明
できません。
あ〜食べる事に夢中で 撮るの忘れちゃった。

道の駅 河野
さて、ソフトクリームも食べたし、再び目的地 三国を目指して出発です。
8号線桜橋を左へ折れて2.3分下ると 河野村、国道305号線へ出ます。
ここからはず〜っと海岸線を走ります。

5時前に三国に着いたけど 宿に入る前に東尋坊を見る事に。。
駐車場から岸壁まで 両側はずら〜とお土産やさんが並んでいて
イカ焼きのいい匂いが・・・誘惑に負けそうになるが「美味しい夕飯が待ってるよ」
4人で声掛け合って ガマン、ガマン。。。今夜の宿の食事に期待する。

そそり立つ岩から這うようにして下を見る。 吸い込まれそうで、なんだか背中がこそばいような
妙な感じに。。。やっぱり怖い。

「東尋坊」の名前の由来は、昔 永平寺の東尋坊と言う若い修行僧が、村の娘と恋に落ちて
結ばれないのを悲観して、この断崖から身を投げた。。 それからここを「東尋坊」と呼ぶ
ようになった。 と聞いたことがある。ロマンチックだけど 残された村の娘はどうしたんだろう?

此処は自殺の名所でもあります。   
東尋坊の夕暮れ
さあ、今夜のお宿 三国温泉「汐風の館 七福」(キャッチフレーズはそう書いてあった)へ到着です。
 (日本海を一望できるお風呂が自慢です。お風呂から眺める、日本海の夕日は最高です)
こうも書いてあったので 私達は期待で胸膨らませていました。
道の駅 河野で
東尋坊
東尋坊の夕暮れ
三国温泉 東尋坊
2002.8.8.〜 9日
トップページへ
宿帳に記入して部屋の鍵をもらう。「部屋は3階の301号室です」階段を指差して女将さんらしき人はそう言って奥へ引っ込んでしまった。 この時点で 失敗かな?って思いました。
階段を上がって部屋に入ると、クーラーも付けてないむっとする熱気が。。
クーラーのスイッチを入れたが これが中々冷えない!ちょっと〜予約してあるのだから部屋を
冷やしておくぐらいの気配りがあってもいいんじゃない?どっと汗が出る。
休んでいても汗が出るだけだからと 気を取り直して「日本海の夕日が見えるお風呂」に入って 汗を流そうって事に・・・
お風呂は4階です。。。お風呂の窓から・・海は見えた。が、夕日なんて見えない!!
あ〜〜松林が邪魔で夕日なんてとんでもない 見えません。
温泉は無色透明でしょっぱく塩の味がする。 お風呂から上がって、部屋は幾分冷えてはいたが
お風呂上りは暑い! 喉が渇く! そうです、冷たいお茶も出てないのです。仕方なく
冷蔵庫のビールを出し、飲む事に、この時には皆の怒りも最高になりました。
飲めない私が コップいっぱいのビールを一気に飲み干しました。「おいし〜」ビールがこんなに
美味しいとは。。そりゃそうですね。さほど冷えてない部屋で、風呂上りの暑い、喉が渇いてる時
にどんなに飲めない人でも美味しいって思うでしょう。
これで私達は 食事にも期待しない方が良いねって話してました。
この後夕食になるのですが、思ってた通りここに書けるほどの食事ではありませんでしたので
書かないでおきます。私達がどんなに悲惨だったか想像してください。
なぜ 9時過ぎには寝たのか分っていただけたでしょうか?
永平寺
2日目の今日は 永平寺へ行きたいと言う従姉妹の希望で永平寺へ。。。 越前松島水族館を通り過ぎ、福井市に向かって走ると 坂井平野が広がる。三国三里浜はTVドラマにもなった花らっきょが有名だし、ここ坂井は、スイカ、メロンが美味しい産地です。途中スイカの無人販売所があったので ちょっと寄って買うことに。。無人、有人の販売所が所々にあります。
M500円 S300円 SS200円 従姉妹たちは安いので大喜びで お土産に300円のを
2個づつ買っていた。 岐阜のお店で買ったら これで1000円はするらしい。スイカの無人販売所があるのにも驚いていた。 私も MとSを買いました。
福井市を抜けて、永平寺町に入る。田んぼの中にポツンとあった喫茶店でちょっとトイレ休憩です。
こんな事言っちゃ失礼だけど、50代位のマスターが入れてくれたコーヒー、意外と美味しかった。
永平寺門前の両側にずら〜と並んでいるお土産やさんを通って、少しでも歩かなくて良いように一番近くのお土産やさんの駐車場へ入る。まぁ どの土産屋さんも呼び込みの激しい事!
永平寺
約、7年ぶりだけど なんと近代的に変わった事!
以前来た時とは入り口も違うし、館内は冷房が効いていて涼しい。素足で歩く床がひんやりと気持ち良い。
ここで、手を清めて中へ入ります。
「永平寺は、今から約760年前の寛元2年(1244年)道元禅師によって開かれた座禅修業の道場です。境内は三方山に囲まれた深山幽谷の地に大小70余りの建物が並んでいます。
永平寺を開かれた道元禅師は正治2年(1200年)京都に生まれ、14歳の時比叡山で出家し、24歳の春中国に渡り天童山の如浄禅師について厳しい修行をされて、お釈迦様から伝わった「座禅」という正しい仏の教えを受け継がれて日本に帰られました。
初め京都に道場を作りましたが、寛元元年(1243年)波多野義重公の要請もあり越前の国(福井県)に移られ永平寺を開かれたのです。
現在は曹洞宗の大本山として僧侶の育成と檀信徒の信仰の源となっています。」
パンフレットより引用
天井絵
天井絵
昭和5年当時の著名な作家144名による230枚の花や鳥を中心に
描かれた美しい色彩画です
大すりこぎ
大庫院(だいくいん)食事を司る台所
入り口右側の柱には永平寺の名物
「大すりこぎ」が掛かっています。

ちょうど手の高さぐらいの所が光っているのは
観光客が料理が上手になるようにと撫でていく
からだそうです。
鐘楼堂
鐘楼堂(しょうろうどう)
「除夜の鐘」で有名な大梵鐘(おおぼんしょう)は重さ約5トンあります。
朝・昼・夕方・夜の4回修行僧が撞きます。
仏殿
仏殿
中央の壇の上に本尊の釈迦牟尼仏(お釈迦様)が祀られています。
三体の仏像も祀られていて、向かって右側から 過去・現在・未来を現しています。
精進料理
交番前
交番前で記念撮影

ちょうど交番から出てきた警備のお兄さんに
一緒に入ってもらう。このお兄さん、恥ずかしそうに
していたんだけど 一緒にいた上司らしき人に
「入れ」と命令され しぶしぶ?入ってくれた。
精進料理

車を止めたお土産屋さんで おみやげ買うと駐車料金が
タダになると言う事で おみやげと食事をすることに。

永平寺そばとゴマ豆腐が美味しかった。
帰り道 今立の美味しいお蕎麦を食べさせてくれるお店 「森六」 に案内する。
ここはおろし蕎麦だけしか出していない。蕎麦通の間では有名なお店。
狭い店内に芸能人の色紙がいっぱい飾ってある。隠れファンは多いそうな。

毎度の事?ながら食べる事しか頭に無く 撮るのは忘れました。
あとがき

今回宿が余りにも悲惨だったので リベンジということで 気候も良い10月に今度は 山代か山中
もしくは粟津温泉へ行こうと言う事に決まりました。
従姉妹の体調が良ければなんですが。。今回の旅も出歩けるうちに私たち(私と妹)に会いたいと
いう本人の希望で実現しました。従姉妹たち姉妹は、妹の方が看護婦しているのですが姉に寄り添い
細かい心配りをしていました。

ガンに気づいた時はすでに手遅れで、手術しないで閉じたそうです。 ガンは子宮から膀胱、腎臓と
転移し、抗がん剤、尿を出す薬など数種類服用していました。明るく元気に振舞っていましたが、覚悟は
出来ていると聞いたときは 言葉もありませんでした。

「10月に又会えるね」そう言って帰って行きました。
東尋坊