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水田に苗を植えるに先立って、両神社の拝殿で「王の舞」と「獅子舞」が奉納され、「田植え歌」が謡われ、「エブリ差し」と呼ばれる神事芸能が、秋の稲の豊作を祈願して奉納されます。
沓見の「御田植え祭り」は信露貴彦神社(男宮さん)と久豆弥神社(女宮さん)が合同で行う春祭りです。両神社とも式内社で、今から約1,000年以上前から鎮座されている由緒ある神社です。
祭りのシンボル「王の舞(オノマイ)」とは、王の面をかぶり、頭には鳥甲を着け、木製の鉾を持って舞う一人舞いです。
「王の舞」は敦賀市では沓見しか伝承されていません。沓見では男宮と女宮の2つの「王の舞」が伝承されていることになります。
「王の舞」、「獅子舞」などの出る祭礼は、中世(700〜800年前:平安末期から鎌倉時代)にさかのぼる古い祭礼を伝承していると考えられており、民俗学的に貴重な祭礼です。
また、「田植え歌」も同じように古く、中央の文献にも掲載されている文学的に貴重な歌謡です。
昔、沓見では、この御田植え祭りが終わるまで田植えはしなかったそうです。
詳細は「沓見御田植祭保存会」(TEL:0770-22-1030=沓見公会堂)へお尋ねください。