白鞘の製作工程の説明

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1.道具の紹介 (道具については、別途詳しく説明します。)

 白鞘製作に使用している鉋です、用途に応じて各種鉋を使用します。

板を平らに削る鉋です。
一番右側の長台は、小口を合わせるために使用します。

二枚に切断した板に鉋をかけ始めています。
まだ一部しか鉋の刃が当たっていません。

板全体に鉋がかかり、平らになりました。

これらの小鉋は、外観の整形に使用します。

板を平らに鉋をかけて、二枚の板がぴったり合うようなったら終了です。

刀用、脇差用、短刀用の板が準備できました。
製作は複数の白鞘を平行して製作していきます。

突き鑿です、横掻に使用します。

横掻用のナイフ

鉋の刃を傷めないように木の棚に格納しています。

2.白鞘の製作

刀身を板にのせて、外観をケガキます。
出来上がりの鞘の形状を考えて位置を決めます。

柄の位置を決めて、ラインを書きます。
このラインから切断します。

これで板の準備ができました。

左右の板を、刀身の1/2の深さまで掘ります。
大体できたら、刀身に合わせます。
刀身に油を塗って、板を合わせて当たる部分を確認します。
板に油の付いている部分が当たっているので、その部分を削り落とします。
これを繰り返して、刀身が鞘の中でスムーズに抜き差し出来るまで、削ります。


刀身がスムーズに抜き差し出来るようになったら、刀身に油を塗った状態で納刀して、しばらく時間を置いて当たりが無いか確認します。
当たりが無くなれば、横掻は終了です。

ハバキ袋を製作します。
ハバキが動かないように、テープ等で止めておきます。
ハバキの外観を、ケガキます。
削り過ぎないように、慎重に掘り進めます。

ハバキ袋の整形が終わりました、この後柄を彫っていきます。

柄を接着しています、接着はご飯をすり潰した物(そくい)を使用します。

「そくい」です、これは接着を剥がしたい時には楔を入れると簡単に割れます

柄とハバキがピッタリ合うように、鉋で小口を切ります。
鞘と柄もピッタリ合うように、鞘の小口を鉋で切って合わせます。
下の写真は、ピッタリ合った状態です。

鞘をソクイで、接着します。

鞘の接着が終わりました、この側面に刀身を乗せて形を写します。
次に白鞘の形を描きます、この形が側面から見た白鞘の姿を決めますので、納得する形が決まるまで書き直します。
描きましたら、鋸で大体の形まで切り出します。下記の写真は、鋸で切り出した後の姿です。

鞘と柄の小口をピッタリ合うように、鉋で削ります。
側面から見た形を描いたラインどおりに整形します、この段階で鞘の断面は長方形になりますので直角になるように整形しておきます。
次に外観を8角形に整形しますので、削り落とすラインをケガキこれを目安に整形します。

外観の8角形への整形が終わりました、次は楕円に近い丸みを持った8角形へ整形していきます

一番大きいRの部分を整形します、次に鎬筋となるラインを書いておきます。
このラインどおりに、小鉋で外観を整形します。

小鉋で整形が終わると、空ペーパーで仕上ます。

空ペーパーで全体を仕上ていきます、最後の仕上げは木を磨きます、これで大体完成です。

両端を、面取りします。

目釘を作成して、これで完成です。

ハバキ袋が出来ましたので、刀身が鞘に入ります。
この状態で、中心に合わせて柄を彫ります。
目釘の穴も中心に合わせて、下穴を開けておきます。