2003年 データ詳細 No.5

日時: '03.04.27 
場所: 水晶浜
クロダイ・スズキのランク狙いで今年に入って8度目の水晶浜。
ここまでランク狙いでものの見事に7連敗、輪をかけてここ最近は完全ボーズで5連敗中と手厚い歓迎?を受けている。しかしながら、そろそろ4月も下旬、エサ取りも増えて型物狙いには厳しい時期になって来た。そう考えるとこのラストチャンスを逃す手はない、とついつい通ってしまうんだなコレが…。

 本当は今週末に釣行予定は無かったのだが、用事であちこちウロウロと外出していた夕方の帰り道、あまりにも良い天気なのでついエサ屋さんによってしまい、ちょっとだけのつもりでマムシ1000円を購入。一旦帰宅して着替えを済ませ、そそくさと釣り場へ。水晶浜を目指すがまだ明るく波気も全くない。そこでとりあえずは丹生に向う。

 丹生では藻際狙いに徹し、竿を2本投入。小一時間様子を見るも20cm弱のフグが釣れただけ。薄暗くなってくると同時にエサ取りも姿を消した。暗くなったら水晶浜へ移動と決めていたので予定通りに場所替えとする。
 
 水晶へは19:20に到着。相変わらずのベタ凪であり、あまり期待しないで第一投。予想通り、アタリもないままにエサのみ取られる。約1時間投入を繰り返すがサオは微動だにしない。今日は元手が少なかったので残りエサも僅か。エサを使い切って最後の一投とする。

 波静かで何の反応もないサオ先にしびれをきらし、荷物を仕舞いに一旦車に戻る。帰る準備をして釣り座に戻ると三脚に立てかけていた真ん中のサオ尻が異常にズレている。今日はケミホタルを着装していないのでアタリだっだかどうかよくわからないが、半信半疑でサオを手に取りイトを送るとユルユルと出て行く。いや、「ユルユルと」という感覚ではあったが、実際ミチイトの出方を目でよく確認すると結構な勢いで一気に持っていかれている。

 これは!と思い巻き取りにかかる。結構な重量感で締め込みもキツイ。しかしながら何とかリーリングは可能であり強引に巻き取る。手ごたえからするとかなりの型物であるのは間違いない。久々に経験するドキドキ感。ただラッキーにも今日はベタ凪、波口での取り込みに気を使う必要がない分余裕はある。要は一定のテンションを保ったまま浜まで引きずり上げればいいだけなので気分は楽だ。さすがに波打ち際ではかなり抵抗されたが、構わず一気に引きずり上げるとずっしりとした重さ。これはクロダイじゃないな。ヘッドライトで確認するとやっぱりスズキであった。さっそく手尺で測ると70cmは超えていそうだ。思わず「ヨシッ!」と声を上げる。正直、「スズキ」と抵抗なく呼べるサイズを手中にするには、ルアーか電気ウキによる投げウキ釣りでないと無理かもしれない、と考えていた。それをノーマルな投げでのエサ釣りというスタイルで釣ることが出来たのだ。喜び倍増である。

 その後、魚からハリを外していると今度は左端に立てかけてあったサオのサオ尻が浮く!。同様にミチイトを送るとこれも一気に持っていく。釣れる時はこんなもの、こいつも60cmを軽くオーバーし、「スズキ」と呼んでよさそうなサイズだ!。
 
 ボーズにメゲずしつこく通った努力!?に対し、神様が報いてくれたのだろう。これがあるから、水晶浜はヤメられない。なかなか思うようには微笑んでくれないが、嶺南では屈指の大物ステージであることを再認識することとなった釣行であった。


スズキCランク・DランクをGET!!
(ピンボケ&砂まみれで済みません m(_ _)m)
※大きさの比較対照として2匹の間に天秤を置いてみたのですが、
  ちょっと判りにくかったですね。
[釣りデータ]
日時:'03.04.27 19:20〜20:45
場所:水晶浜
釣果:スズキ2匹(76.5cm,66cm※拓寸
エサ:マムシ


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