2004年 データ詳細 No.1

日時: '04.01.18 
場所: 白木〜浦底
1/4以来、年明け2回目の釣行。

本日は夕方から雲が多くなり、夜遅くに雨とのこと。しかし、朝から真冬
とは思えないくらいの抜けるような青空。こうなりゃ、昼前から昼過ぎま
で日中の暖かい時間だけののんびり釣行としゃれ込もう!。少し前のB
BSにもカキコした「幻となりつつある、敦賀湾のカレイを追え!」をテー
マにアオムシ1K¥だけ持って…。

 でも、いつから敦賀湾でこんなにもカレイが釣れなくなったのか?私が
子供のころは、手の平クラスながら(多分18〜20cmぐらいだったんじ
ゃないかな?)2〜5匹ってことも結構あったのに。松原や笙の川河口、
井ノ口川河口でよく釣れたものだった。キスだけは今でも昔のように釣
ることは可能であるが、アイナメもそういえば湾内では以前ほど見かけ
なくなった。また、昔は木の皮などが沈んでいた縄間の貯木場(もうかな
り昔になくなったが)でしか見ることのなかったウミケムシも、浦底を始
め、湾奥の松原や敦賀港など至る所で目にするようになったし…。水
温・環境、何かが変わってきているってことに少なからずとも不安を感じ
ずにはいられない。そんなことばっかり考えてても仕方ないんですけど
ね。地元に暮らす者にとっては気になるところです。

午前10時、ゆっくりとした出発。まずは10数年振りの竿出し調査を考
えていた小波止を覗いてみる。波止の先端にミャク釣りの先客が一人
居られた。この場所の調査はまた次の機会にということで次なる場所の
選択へ。
 次なる調査場所は”白木”、ここ白木は季節魚の廻りが敦賀で一番早
い場所の1つである。昔から早場(ノッコミ)クロダイは立石と共に有名
だし、キスも早場で実績のある場所である。またそのキスにおいては大
型が狙って釣れる場所であり、数年前の全キス(といっても6〜7年も前
の事ですが)で30オーバーが出て以来、往年の人気を取り戻した釣り
場となっている。そんな白木、ひねくれモノの私としては、人の多いシー
ズン中のキス狙いは意識的に避けていた。しかし冬になったら、カレイ
はどうか?と調査してみたいと考えていたのである。

11:00現地到着。予想通り、日曜の昼だというのに釣り人は皆無。貸
切状態である。ただウネリが残っており、突堤の根元は時折波しぶきを
かぶってヌルヌル状態。長靴から磯ブーツに履き替える。しかし突堤先
端部は乾いてるので釣りには問題なさそうだ。
 おもむろに竿を4本投入、カケアガリを探して仕掛けを止める。アタリ
もないのでちょっと周辺を散歩する。冬場ということもあるが、白木は何
時来ても水が澄んでいて美しい。釣り場にゴミもなく気持ちのよい釣り
場である。ここで潮の砕けるマイナスイオンの中に身をおけることだけ
でも心地よい。
 アタリもないまま1時間ばかり経過し、ミャク釣りの方が2人来られた。
暫く様子を見ていたが穴釣りでアタリがあったらしく、テトラの穴を狙わ
れている。それはいいのだが頻繁に根ガカリのようでハリスを切ってい
るようだ。全く釣り関係のゴミが認められない美しい釣り場の状態なの
に…。何だかいたたまれない気持ちになったところで、テトラに付いた
海苔を取りに来られた方も増えていた。周囲が騒がしくなってきたの
で、心残りではあったが、あれこれとうっとうしいことを思いながら釣りを
するのもイヤなので、白木を後にすることに…。

休みの天候としては申し分なし。でも魚もお休みだった…。

時刻は14時前、残りエサを使うべく浦底へ移動。移動の際、車中で自
分自身を振り返る。投げ釣りにも根ガカリはつきもの、少なからずとも
自分も同じことをやってるんだ…、と思うのだが、先ほどの穴釣りの様
子には釈然としないモノを感じる。沢山の釣果や大物に恵まれるに越し
たことはないが、まずは釣果よりも、出来るだけ環境に影響を与えない
釣りを心掛けるべきと肝に命じ、いろんな意味で根ガカリを恐れる釣り
をしていこうと心に決めた。

浦底到着は14時過ぎ。納竿の予定は15時頃なんで、実質1時間の釣
り。あまりエサの状態も良くなかったことから、残り餌からしてもそんなも
んだろう。
ここでも先客はゼロ。竿を4本投入。暫く様子をみる。ウミケムシにヤラ
れないように順番に少しずつ仕掛けを引いてみる。すると手前から3本
目の竿にプルプルとした本日初めてのアタリ!。早速、巻き上げにかか
ったが手応えなし…。その後、アタリなくエサも取られないまま30分余
り経過。ボーッと漫然としてサオ先を眺めていると、またまた3本目が軽
くオジギ。その後、スーッときれいに糸フケが出た!!。殆ど無風状態
だったので、ホントにキレイな糸フケだった。
 しばし待ってみるが、サオ先や糸のフケ方に変化がない。巻き上げて
見ると下針のエサがハリのサイズだけとなっている。食いちぎりだった
ようだ。のこり3本の竿にはエサトリすらアタらないのだが、この竿には
2回のアタリ。どうやらこのピンポイントだけに魚が居る?。時間も時間
なのでボチボチ最後の一投としなくては。最後はエサを奮発し、タップリ
と付けてアタリの続いたそのポイントへと投入。
 
するとまさかまさか、その竿に間もなくアタリ!(といっても、そんなに大
きなアタリではなかったんですが)。本日最後のアタリ、小さくとも何とか
取りたいっ!。喰い込みを良くすべく、ミチイトを送る。それでも今回は
コン・コンと小さいながらも魚信が手元に伝わる。乗ったことを確信し
て、根ズレしないように一気に巻き上げる。重量感はないが軽い抵抗感
を感じる。浮き上がったのは小さいながらも狙いのカレイ!!
 最後に釣れてくれた1枚に感謝・感謝。型的にはリリースしたいサイズ
ではあったが、今年の初物(初ガレイ)でもあるので、持ち帰って美味し
くいただくことにしました!。


ということで、子ガレイ1枚という貧果ではありましたが、自分としては狙
いモノの型を見ることが出来たということで、満足のいく釣りでした。ま
たレポートも長々と書いてしまいましたが、約半月振りの釣行報告とい
うこともあってちからが有り余ってる!?ってことでお許し下さい。次回
からはもう少し簡潔にまとめますねっ。
 それではまた今年1年、お付き合いの程、宜しくお願い致します!!
 
最後の一投に釣れてくれた地物子マコちゃん。
ありがとうございました。意外と肉厚でした…。
[釣りデータ]
日時:'04.01.18 11:00〜15:00
場所:白木〜浦底
釣果:マコガレイ23cm
エサ:アオムシ

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