2004年 データ詳細 No.11

日時: '04.04.22 
場所: 水晶浜
BBSにもカキコした通り、ここんとこ仕事でちょっとばかりスランプ!?
気が付けば、ついグチっぽくなってる自分が…。こんなんじゃイカン、し
っかりせねばっ!!。こんな時こそ気持ちの切り替えが大切、とばかり
に本日は久々に会社帰りのその足で平日半夜釣行を敢行。

前日の睡眠時間が2時間半ということもあって、精神面だけでなく体力
面でもかなりキツイ状態ではあったが、20時に何とか本日の仕事を取
り纏めて退社(いやー、今日も精神的ストレスが色々と有り過ぎな位だ
ったけど…)。その足で、エサ屋さんに直行。
 本日は時間も遅いことだし体力面の不安もあって、あまり”せわしない
釣り(頻繁に打ち返しが必要な)”はしたくない。一か八かの勝負を挑む
つもりでユムシのみ10匹を購入。エサ取りが徘徊中の水晶を目指す。

基本的にはいつものようにクロダイ・スズキの一発狙いであるが、風も
なく穏やか過ぎる夜。気温が異常に高かった日中のことも考えると海は
ベタ凪だろうと容易に予測。スズキの回遊待ちをメインに考える。

北田に差し掛かったところで海を見遣ると、暗闇でよく確認出来ないが
予想外に波気が!?。ありゃりゃ、たしか今夜の波高は1mじゃ?これ
じゃ、釣りにならんかも?と不安になりながら現地に到着。車から降りる
とやはり大きな波の音。まずは海況を確認ということで、体一つで浜に
降りてみる。

風もなく穏やかな海を想定してエサを買ってきたのだが、多分、日本海
北部から南下しつつある気圧の谷(明日未明から天気が大崩れし、気
温が一気に下がるとのこと)の影響であろう。俗に言う典型的な低気圧
のウネリというヤツで、かなり沖から白波が立って来ているのが暗闇で
もよくわかる(夜光虫も居るようで、かなり沖目から蛍光ブルーのカーテ
ンが次々と押し寄せてくるので一目瞭然)。
 波打ち際から10m近く離れた足元にも時折波が押し寄せる。ただし、
ウネリ始めから余り時間が経っていないようで、海岸線には流れ藻や
切れ藻はまだ少ない。よっしゃ、何とかなるやろっ!!。これだけ荒れ
ていれば釣り自体はやりにくいが、スズキだけでなくクロダイも期待出
来るかもっ。
 車に戻り、サオを担いで浜に戻る。但し今日はまともな釣りの準備を
してきていないので、作業着のままでの釣りっていうのがタマにキズ?
また、波が押し寄せてくることもあって釣り座もいつもより10mバックを
余儀なくされる。

海況を目の当たりにして仕掛けのカラミ防止ということで、少しばかり仕
掛けの寸法を詰める(とは言っても、付けエサがユムシでは仕掛け絡み
はまず必至…)。丸セイゴ16号のシンプルな一本針仕掛け。とりあえず
全長を1m以内として第一投。絡んだら直せばいいだけやっ。ええい、
ままよっ!!。

サオ4本の投入を完了し、時刻を確認すると21時少し前。10分ほど経
過しただろうか?2本目に投入したサオからドラグ音。サオ先のケミホ
タルを凝視していると重々しい感じで引き込まれて、また戻る。流れ藻
でもミチイトに絡んだか?。アタリの主がたとえ藻でも魚でも、使用エサ
はユムシ。早アワセは禁物とばかりに暫く様子をみる。
 リズムとしては引き波に合わせてサオ先が引き込まれているように見
えていたので半ば藻だろうとタカをくくっていたのだが、波のタイミングと
は異なる状態で一気にドラグが鳴き、サオ尻が浮きかける。ここで初め
てサオを手持ちに切り替える。少しばかりテンションをかけるとコン、コ
ン、とサオ先が叩かれる感触。これは魚が乗っている!!

巻き上げに掛かると結構な重量感。波の抵抗が大きく加わってかなり
キツい。スズキ・セイゴならもう少し余裕を持って巻き上げられるはずだ
が(魚体がスリムな分だけ横波の抵抗が少ない?)。ということは念願
のク・ロ・ダ・イ!?。
 とにかくアタリがあってからじっくり待っての巻上げなんで、食い込み
は充分のハズ。シャニムに巻く。波の抵抗がキツく、締め込みだかなん
だか良く判らない。とにかく巻くのみじゃー。
 夢中で力任せに巻き上げていくと急に軽くなった!!。あちゃ〜、バレ
た!?。と思いながら手元を見てみると、あともう少しでチカライト。そう
だ、今日はかなり釣り座が後ろだった。巻き取りながら前へ進んでいく
と、案の定すでに黒銀色の魚が砂浜上に横たわっていた。そう、軽くな
った時点で抜き上げ完了してたってワケです。それくらい波の荒れ具合
が酷かったと…(都合よく言ってますがお恥ずかしい限り)。

サオを三脚に置いて魚の元へ駆け寄る。久々の良型クロダイとのご対
面。手尺では軽く40cmオーバー、よしっ!と小さくガッツポーズ。よう
やく追いかけていたターゲットに巡り会えた嬉しさがこみ上げる。
 その後、1時間余り釣り続けるも流れ藻・仕掛けガラミが百発百中で
全く釣りにならず。23時前に納得の納竿とした。勿論、水晶浜にはいつ
ものように一礼をして…。


ということで、やっと拓寸46.6cm、1.4kgのクロダイが釣れてくれま
した。あの荒れた中で、良く一匹掛かってきてくれたと感謝してます。但
し、まだ単発のようでノッコミのチヌではなさそうです。あと1〜2週間は
様子を見てみたいですね!!。


久々の良型クロダイ。でもまだノッコミ本番ってい
う感じではないと思います。もう少しお腹パンパン
で、体高もあると期待できますが…。しかしCラン
クということで、大物号数も増えちゃった!!
(実寸では45cmを僅かに切るサイズだったんで
すけどね)
結果的には予想もしなかった海況(荒れ具合)に
感謝ですっ。
[釣りデータ]
日時:'04.04.22 20:50〜22:45
場所:水晶浜
釣果:クロダイ1匹(46.6cm拓寸
エサ:ユムシ
 

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