2004年 データ詳細 No.26

日時: '04.09.25
場所: 東浦海岸
本日は敦賀サーフの9月度月例会。
審査基準は指定魚1匹のAランク比(大物基準ポイント制)で競われる。

何やらややこしい基準であるが、要は全サで規定されてる大物の基準と釣
果を比較してそのポイントで優劣を決めるってこと。例えばキスなら26cm
が大物基準と定められてるため、検寸で24.5cmを釣ったとしたら24.5
/26=0.942point、スズキ46cmだったら、スズキの大物基準は50c
mなので46/50=0.920point、0.942>0.920でスズキ46cmよ
りキス24.5cmの方が上位にランクされるというワケ。すなわち一般的な
長寸基準より、大物若しくは大物に近い魚を釣ったモン勝ちという、敦賀サ
ーフでは好まれる審査基準である。

それもそのはず、今月は私がプロジェクト(月例の責任担当:競技時間・審
査基準・竿数など思いのまま)なのであった。そうなりゃ得意!?のキスで
point=1.000はクリアして、上位を堅くキープしたいところである。
 がっ、私には不幸なジンクスが。自慢じゃないが、過去、自らがプロジェ
クト担当となった月例会で優勝はおろか、まともな釣果に恵まれたことがな
いんだな、これがっ。

ということで、前フリはこんなもんで!?。

金曜の夕方、敦賀を含めた福井県嶺南地方は短時間で50〜90ミリの集
中豪雨に見舞われた。これがそもそも間違ってる…。そして予定外の残業
…、居残りラスト3名に入ってしまった。

ということで、土曜朝方に勝負をかけるべく午前3時に自宅を出発。マムシ
1.5K¥を使い切ったら終わり。ポツポツと雨が降る中、いつもの東浦海
岸へ。ポイントに向かう道中でinkyoさんがサオを出してる。状況を聞くと、
ランクサイズギリギリながらキスを一本キープしてる、とイキナリの先制パ
ンチ!
 はやる気持ちを抑えながら、inkyoさんと別れ、ポイントに向かい車を止
める。途中に1本の流れ込みがあるが、その川幅、通常なら1m程なのだ
が、夕方の豪雨の影響だろう、3〜5m程の川幅となっている。これじゃか
なり潮が緩んで、濁りも入っていることだろう。車から降りるとともに雨が強
くなってきたのでカッパを着込む。稲光もかなり気になる。

3:45、雨中の第一投。フグ・フグ・フグって予想だったが、予想外にもさ
ほどでもない、というより、例のチャリコと共に、なんとゴンちゃん…。
エーッ、いつもは殆ど釣れないのに。やはり水潮と濁りの影響だろう。

そのうち、小ぶりなキスが一匹だけ釣れて来た。通常なら文句なくリリース
のサイズだが、月例用にとりあえずキープさせてもらう。サイズアップを目
論みたいところだが、雨も強くなり下着まで濡れて来る。となると集中力は
自然と減退…。おまけにダメ押しのゴンズイ地獄。雨中でのゴンズイ外し
の連続、さすがに投げるのがイヤになって来る。そのうち波気も強くなり、
まさに泣きっ面にハチ状態。

雨中で2時間弱、まともな釣果のないまま夜が明けてしまった…。

ゴンズイの徘徊に痺れを切らし、場所移動を決意。inkyoさんが帰られる
というのでその後に入らせてもらうことにする。釣果を尋ねるとキス3匹、そ
のうち2匹はランクあるとの事。いや〜、いい釣りしてるっ。

帰り支度の終ったinkyoさんの前で第一投。サビいているとイキナリのキ
スのアタリ!!。inkyoさんが「来ましたね〜」と声を掛けてくれる。巻き上
げると21cmのキスとチャリコのダブル。時刻は6時、これはまだ期待出
来るかも!

と思ったが、その後が続かず…。一度だけ明確なアタリがあり、重量感的
にも大物キス!?っていう感触があったが、引きが鈍重な感じでどうも違
う。案の定、シロサバフグの26cm。無毒とのことだが、よう料理ませんの
でお帰り願う。
 その後はエサトリの猛攻で釣りにならず。そして諦めムードで、遠くに見
えるシトッチさんにそろそろ終るコール(シトッチさんもゴンズイ地獄に見舞
われ、場所移動して来てました)。「雨が酷かったね」「ダメだったね」とお
互いにキズを舐め合うようなトーク。その最中に全く期待してなかった置き
竿より、鋭いドラグ音!?。

携帯を手に竿を見ると、一気にイトフケが出てる。何じゃコリャ?。シトッチ
さんに「ドラグ鳴った!」とだけ伝えて携帯を切り、イトフケを取る。するとま
たすぐにイトフケ。ホンマに何じゃコリャ?セイゴかクロダイか?

竿を手に取り巻き取りに掛かる。重量感は余りない(セイゴにしろクロダイ
にしろ全然ランクはないサイズ)。しかし、軽量な割には強烈なツッコ
ミ!!。重量感とは何ともアンバランスな…。

浜に引きずり上げると、なーるほど納得。これは想像付かんわつ。釣れて
来たのは22〜23cm程度の幼魚だが、何とイシガキダイ(一応、あのクチ
ジロの赤ちゃんですやん)。まさか砂浜から、コイツが顔を出してくれるとは
…。敦賀でも波止からならサンバソウって結構釣れたりするんですど(それ
も殆どがシマも鮮やかなイシダイの子、なかなかヒョウ柄は見ませんね
ぇ)。元来南方系の魚種、敦賀の浜からの投げ釣りで対面出来るとは思い
ませんでした。

思わずビックリ、まさかの対面。幼魚ですが重量感からは経験した事のない引きでし
た!!

というビックリ箱で、めでたく9月の月例はオシマイ…。


えっ、結果は、って?

聞かないでって言いたいトコですが、1位は北の国帰りのトド太…、もとい
シカ太郎さん。同じく東浦で木曜晩に47.1cm(検寸時はこのサイズでし
たが、釣った直後は48.5cmくらいあったとの事)というCランクのクロダ
イ釣って1.570pointとブッチギリ。2位には27.2cmのキスを釣られた
inkyoさんが1.046point。そして3位には、って他のメンバーの不調も
あってこそなんで恥ずかしいんですが、22.4cmのキス。0.862point
で私が入ってしまいました。
 トピックスとしては、水温のせいでしょうか。私らの対面である浦底で竿出
ししたマス吉さんが25cmクラスのサンバソウ(イシダイの子)を3匹釣って
(サンバソウの月例提出もこれまた過去に覚えのない珍しい事)4位となり
ました。
 雨とゴンズイに悩まされた例会でしたが、大物・珍魚で予想以上の盛り
上がり。良かったんじゃないですかね〜。
 それと今回は悪天候・悪条件にも関わらず、神戸中央サーフから生タマ
ゴさん、BBSで御馴染みの滋賀のやまたかさん、お二人に遠いところ参加
していただきました。いろいろとお話させていただいて楽しかったです。こ
れからもHPを通じてお知り合いになれた方と、こんな感じで月例会などを
楽しめると良いな〜と、心から思った次第です。私だけでなく、敦賀サーフ
のメンバーもそういった出会いを心待ちにしてますよっ。

って、自身がランクも釣ってない例会で、よーもこんだけ長々と文章羅列出
来るな〜って自分で感心してしまいましたっ。

月例上位さんとゲストさんのスナップ。シャッターを押したのは私ですが、マ
クロ接写のモードで取っちゃいまして、またまたピンボケです。ごめんなさ
いっ。
[釣りデータ]
日時:'04.09.25 3:45〜7:15
場所:東浦海岸
釣果:キス2匹(22.421cm、トホホ…
    イシガキダイ1匹(22.5cm)
エサ:マムシ

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