2004年 データ詳細 No.27

日時: '04.10.11
場所: 浦底
前日21:20頃、BBSでお馴染みの滋賀のやまたかさんから携帯にメ
ールが入った。やまたかさんといえば、先週、東浦での正体不明の大き
な落し物(クロダイかスズキ?)を体験してしまった事もあって、今週は
リベンジとばかりに黒いのか赤いのを狙いに敦賀に来られていた。事
前に来るって連絡を受ていたので、お昼過ぎにやまたかさんが竿を出さ
れている浦底まで様子を観に行ってきたばかりである。

おっと、前置きはこのくらいにして、本題へ…。やまたかさんからのメー
ルは以下の通り。
「件名:やりました!」 おっ、もしかしてっ!!。こりゃ何か釣れたな〜
っ。期待して本文を開くと「真鯛43センチ。今釣れました。」 おおっ、
我々全サで言うところのBランクやん!
 こりゃ祝福に行かねば、とデジカメ片手に浦底までひとっ走り(その画
像は”お仲間釣行記録No.15”の方を参照下さい)。

ということで、本日は二匹目のドジョウを狙って、マダイ狙いで浦底へ
(昨晩、やまたかさんから餌も大量に譲ってもらったことだし…、完全に
他人のふんどしで相撲取ってますなぁ)。

本日は、カケアガリのキツいところがポイントとなるんで通常のミチイト
(ナイロン3号)では心許ない。しかし、ここんとこミチイト5号という釣り
はしてなかったので、太イトを巻いてあるはずのスペアのリールを探
す。しかし、メンテ不足の為、ラインはボロボロ…。致し方なく、三水さん
でイトを購入。早めに浦底へ向かい、現地で海でも眺めながらラインの
巻き換えでもして竿出しの時間を待つことに。

17:00、現地到着。久々の浦底、いろいろとポイントを見て回る。排水
口付近、いつから流れが止まっているのであろうか。今まで、流されっ
ぱなしで攻められなかった場所が、今ならじっくりと攻めることが出来そ
う。思い切って、今晩はここでやろうか?って気にもなったが、やはり今
日のところは本命ポイントへ行くべき。あちこち見て回り、リールへのラ
インの巻き直し・ユムシ用の仕掛け作りに時間を費やしていたら、日も
とっぷりと暮れていた。さて、そろそろポイントへ移動するか。

18:30、本命ポイントに移動し、早速第一投を敢行。竿は3本。そのう
ち2本はマダイのランク物をじっくりと狙うべくキングサーフ15号の一本
針仕掛け、餌はユムシ。残る1本は、ユムシに何もアタらないと寂し
い?(この辺りからしてちと意思が弱い…(恥))ので、流線14号の2本
針仕掛けを使用し、餌はマムシとする。

案の定?ユムシ竿にはアタリなく、マムシ竿にはいきなり一投目からコ
ツンっとした小アタリ。巻き上げてみると、今年敦賀を含め、若狭湾広
域で大量発生している15cmぐらいのミニチャリコ。勿論、こんなお子ち
ゃまに用はない。すぐさまリリース。マムシを付換えて2投目、今度は若
干ながらクイッと竿先を軽く引き込む感じのアタリ。こりゃキスだなっ。巻
き上げるとやはり20cmのキス、小物釣りは極めて順調な滑り出し。あ
とはユムシ竿に豪快なアタリが出て…、なーんて出来た話にゃ、そう簡
単にならないのが世の常。2本の竿先は微動だにせず。

そんなユムシ竿を尻目に、マムシ竿は快調(これを快調というか!?)
そのもの。投入→コツン→ミニチャリコ→リリース→餌付け→投入、の
サイクルを繰り返す。あまりにも回転が速いので、6投目ぐらいでちょっ
ぴりお疲れ。ちょっと落ち着かせてくれっ!!。その心の叫びが届いて
しまったのか、唯一のアタリ竿も沈黙。すると間髪入れずに、私の最も
苦手とする”タワシ”、いや”ケムシ”のお出まし。時刻を見ると19:30、
潮の下げ止まりであった。

それからのマムシ竿はケムシの嵐。ミニチャリコやキスもポツポツつい
てくるが、圧倒的にケムシが多い。これだから浦底っていやなのよね
〜。ケムシ、コイツだけはどれだけ釣っても慣れん。あまりの気持ち悪
さに手返しのスピードが減退。ふと手を休め、一息つくと満天の星空。
風も波も全くなく、鏡面のような表層。こりゃ、静か過ぎてマダイは出そ
うにないな。絶好のケムシ日和やんか…。

こんな感じで、竿1本でバタバタの釣りをしている傍ら、相変わらずユム
シ竿×2は全くの別世界で変化なし。巻き上げてユムシの状態を確認し
てみるが、しっかりと健在。しかし1時間半もの間、串刺しにされたまま
頑張って来たんだからと、フレッシュなユムシに交換し、再投入する。

時刻を確認するともう、すでに9時前、おっと、ゴールデンタイム到来や
んか!!。ケムシに負けずに集中、とばかりに今や期待大のマムシ竿
を持つ手に気合を入れる。
 ケムシを避けるべくゆっくりとサビく(とは言ってもカケアガリがきつい
ポイントなのでサビける距離は知れているが)、すると明確なアタリ。手
持ちの竿先を30cm程持って行く。ちょっとマシな型のキスのようだ。十
分に喰っているのを確認して巻き上ると24cmのキス(実はこれがキス
の本日最長寸だった。情けなや…)。

その後はミニチャリコ復活で再び賑やかに。置き竿にしてもケムシより
先に喰ってくるようで、ミニチャリコ中心で20cm弱のキスが交じってく
る。時刻は21:20、やまたかさん釣った時間やんか!。
 ということでユムシ竿の餌を再びフレッシュなものに交換しようと巻き
上げに掛かる。するとうち1本が?の重量感。デカいユムシを使ってい
るが、それだけのせいじゃなさそう。その正体は何とヒトデ!!。トゲト
ゲとした15cmくらいのヤツだが、中央部がパンパンに張っており、ま
るで網焼きの破裂寸前のモチみたい。何ともブッサイクな…。ユムシも
置き過ぎるとヤラれちゃいますな、またひとつお勉強。

結局その後、ユムシ竿×2には納竿まで何のドラマもなく…ってことで割
愛。さてマムシ竿の行方は如何に?

好調にミニチャリコを針ガカリさせていたマムシ竿であったが、21:30
頃からミニチャリコもぱったりと姿を消してしまった。えーっ、ゴールデン
タイムのハズなのにまたケムシタイム?。そのとき、暫く置き竿としてい
たマムシ竿に本日一番(といっても、知れてましたが)明確なアタリ。様
子を伺うと、2度目も同様のアタリ。3度目でドラグが少しだけ鳴いた。

おおっ、典型的なマダイのアタリやん。かなり迫力に欠けるけど…。竿
を手に取るとやはり重量感が今一つ。しかし、のんびりしてるとカケアガ
リに錘を取られてしまうため、一気の高速巻き。水面を横滑りして来た
ヤツを抜き上げると27cmの寸足らずであった。
 続いて、同じポイントに投げ込む。すると早速同じようなアタリが出る。
今度は26cm。欲しいサイズには10センチ程度は足りないが、手頃な
塩焼きサイズなんで持ち帰ることにする。

と、いつものように?中途半端な釣行レポートはここまで。26〜27cm
サイズが回遊してきたと思い、そのうちにはAランクも?と思って打ち返
ししましたが、この2匹のみで終了。その後、1時間余り粘るも、ケムシ
の嵐にヤル気を吸い取られちゃいました。
 結局、実質サオ1本でチャリコ26〜27cm 2匹、キス19〜24cm 
5匹、その他ミニチャリが十数匹、ケムシ15〜16という結果でした。や
またかさんの”オコボレ”、2匹目のドジョウは、どうやらあまりの穏やか
な海況にどこかに遊びにいったらしく、姿を見せてはくれませんでした。
見事玉砕でっ…。

ユムシ竿…何のドラマ・見せ場もなく。マムシに切り替えたら良かったか
な?。いやいや、初志貫徹、食べ頃サイズのチャリコを釣りに行ったん
じゃない。マダイのランクに会いにいったんじゃっ!。んでも虚しい…。
 あと一回はリベンジせねばっ。



当日のキープ分。期待したランクサイズは出ず。
27cm止まりでした。でも、久々に腰を落ち着けた
釣りが出来たんで、一応は満足ってことにしておき
ましょう。
[釣りデータ]
日時:'04.10.11 18:30〜22:30
場所:浦底
釣果:マダイ2匹(27,26cm)、ミニチャリコ十数匹(〜15cm)
    キス5匹(19〜24cm)
エサ:マムシ・ユムシ

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