2004年 データ詳細 No.31

日時: '04.12.04
場所: 波松
本日は今年最後の敦賀サーフ月例会。毎年この12月の例会は波松の
カレイの時期と重なることもあって、金曜夕方17:00〜日曜午前11:
30と土・日の日中をフルに使った長めの競技時間設定となっている。
審査基準は全サ大物指定魚1匹の大物基準によるポイント制、すなわ
ち、よりでっかい大物を釣って来いってワケだ。今年をキッチリと締めく
くるべく、Aランクはもとより、Bランククラスの大物が欲しいところであ
る。

勿論、釣行先は今期絶好調の「波松」で、”カレイの大判狙い”と行きた
いところ、と考えてはいたのだが、連日の残業疲れ!?で日に日にテン
ションがダウン。金曜も例にもれず残業の憂き目で、もう例会は近場で
いいかっ、って気持ちになりかけていた。しかし、日付が土曜に変わっ
た頃、すでに近場で竿出しを始められてたちょっぽさんから「波松ベタら
しいで」って情報がっ。思えばもう12月、この後どれだけ波松で竿出し
可能な日があるか判らない。貴重なタイミングを逃す手はない、との事
で、土曜午前中いっぱいの半日だけという限定で波松に向かうことにし
た。

敦賀を出た時間が遅く、現地到着は4:00前。もう、有力なポイントは
押さえられているだろうと思いつつ車を進めて行く。すると意外や意外、
予想以上に車は少なく、思い通りのポイントで竿を並べることが出来
た。
 第一投完了は4:30。海は話に聞いていた通り、これが波松?ってほ
どのベタ凪!!。夏場でもこんなにベタな日はそう無い。ここんとこシー
ズンに2〜3回しか来ない波松だが、’97頃まではよく通ったもの。当
時もこんなに波気の無い日はなかった記憶が。これだけ波気がないと、
暗いうちの他魚の大型狙いは期待薄だが、明るくなってからの本命に
大きな期待が持てそうだ。

事前の情報通り、エサトリはかなり多い。波松には珍しく17〜18cm程
度のチャリコが3匹連続で掛かってくる。エサトリの正体はこのチャリコ
とフグのようだ。竿出しして1時間余りが経過し、ぼんやりと薄ら明るくな
ってきた頃、背後に忍び寄る1台の車が…、っていうより、見慣れた車
がっ。この時期、波松在住!?の、りさるあさん登場である。

立ち寄ってくれた、りさるあさんとちょいと挨拶を交わして(くーっ、今日
は鍋の準備して来たって…。こちとら昼過ぎで帰るって予定なのに、残
念!!)、釣り座に戻る。時刻は6時をまわって、周囲が確認出来るよ
うになってきた。さー、これから1〜2時間、波松ならではのジアイタイム
だ。自然と気合が入る。

これだけベタだと、カレイの動きも教科書通り?のようで、明るくなった
とたん喰いが立ち始める。暗いうちから規則正しくローテーションを守っ
て竿の面倒を見ていたが、明るくなってから改めてのローテーションで、
一番左手の竿に独特の底にヘバり付くような手応え!
 波松のカレイ釣りって、アタリが竿先に出なくとも、竿を手にして底が
切れるかキイてみる瞬間がワクワク。このときにズッシリってときがまた
至福っ!!。

今日は波口も穏やか、ゆっくりと手応えを楽しみながら浜にズリ上げ
る。大した型ではないものの本命のイシガレイが登場。サイズは32c
m、小さいながらもランクGETで一安心。これで例会への提出魚は確
保。あとはサイズUPのみ!!。
 やはりジアイ到来のようで、次なる竿にも重量感。30cmちょいのサ
イズ。ランク連発で思わず顔が緩む。次いで今度は寸足らずの27c
m、もうリリースとしたいところであるが針を飲み込まれていたのでとり
あえずキープ。その後続いて25cm、こちらはクチ横のハリ掛かりで無
事にリリース。ジアイにキスの24cmを挟んでカレイ4連発と満足だが、
波気がない分、どうも小型が多いようで一抹の不安…。

そんな不安を吹き飛ばす一発は7時を過ぎた頃にやってきた!!。

何気に見つめていた1本のサオ先がいきなり大きく舞い込む。リールが
QD4000なので、ドラグが重くイトの出が悪い。その為、竿尻を多少砂
に埋め込んで固定補助としていたにも関わらず、竿尻が豪快に浮く!。
かなり馬力のある奴と想像するのは容易だ。慌てて竿に近づく。
 竿先に注目するとさらに押さえ込もうとしているので、確実にハリ掛か
りしている模様。だた、ドラグからのイトの出方は”走り回る”という感じ
でないため、こりゃ、カレイだな!。いよいよ私にも本命の大判!?。は
やる気持ちを抑えて、竿を手に取りキイてみる。
 えへへ、中々底が切れないぞっ!!。こりゃ間違いなく大判かっ。

ゆっくりとアオって底を切ると、今までのカレイとは段違いに竿が曲が
る。久々のドキドキ感。慎重にかつ重量感を楽しみながらリーリング。
波打ち際にきて独特の最後の突っ込み。こりゃ間違いなく型物だっ。早
く姿をみせてくれっ。引き波に姿を現したのはまぎれもない大判!。
 ついに、私にも釣れて来てくれた!!。目測では軽く40オーバー。や
った〜!!。

釣り上げた直後の大判、遊動で釣ってるとこが波松らしくない!?

 早速、検寸と行きたいところだが、16Lのクーラー上に貼っつけてあ
るスケールでは横幅いっぱいの38cmまでしか計測出来ない。手尺で
見当をつけるに44〜46cm程度か?。スケールがないので実寸は不
明だが、今回の場合は翌日の月例審査で、検寸台にてちゃんと測って
こそナンボ。これから検寸まではまだまる1日以上あるし、死後硬直&
冷蔵庫保存を考えるとまだどれだけ縮むかも判らない。
 現時点でヘタに測って、明日の検寸までに45cmあるかないかを気に
するのもイヤだし(検寸時、45cmあるかないかで実寸B,Cランクの違
いが生まれ、月例としての大物ボーナスポイントも違ってくるのでこれが
結構気になる)。まぁ、とりあえず今のサイズはいいかって感じである。
 続いて、27cmクラスが上がるが、こりゃもう即でリリース。一匹目の
釣れ始めから、約1時間半で大判含みのカレイ6枚。満足、満足。
 バッテリー容量が残り少なくなっていたため、電源をOFFとしていた携
帯で、り〜さんにちょっと小さめ?の44cmということで報告(本当は大
威張りで、45cmは超えてそうって言いたかったけど、例会審査でその
寸法切ってたらカッコ悪いんで安全サイド?で報告しときました…)。

そのあと、余裕?で浜をあるいて、り〜さんやおしげさんが竿を出され
てるポイントへ、自慢がてら油を売りに行く。すると一番手前でも竿を出
されている方が居られた。こんにちは、と挨拶をして通り過ぎようとする
と、カレイボツボツと釣れますねぇ、と声を掛けて下さる。人当たりの良
い方だな、と思っていたら、り〜さんから”能登の投げ釣り”のさざなみさ
んだと紹介を受けた。へへっ、なんだか賑やかでよい感じの1日(半日)
になりそう…。

おしげさんも30オーバーをGET!!

しばし、油を売って(り〜さんからは、も〜余裕ですねぇ、って連発され
ましたが、そんな訳じゃ…って言い張ってる私の顔は、きっと崩れっぱ
なしだったんでしょうな〜)、釣り座に戻るとまた寸足らずのカレイが釣
れてる。10時までの4時間でカレイがリリース分含めて2ケタ。ちょっと
小型が釣れ過ぎで、来年以降が心配に。針の号数はカレイ針15号を
使用しているものの、23cm以上のクラスであれば構わず飲み込んでく
るし…。もっともっと針を大きくしなければ、小型のリリースは不可能な
んでしょうな。次回からはちょっと工夫しないとっ。

この間、り〜さんが、わざわざ私の釣り座まで大判の写真を撮りに来て
くてくれました。感謝ですっ!!

頭ボサボサは勘弁って感じですが、そんなんどうでもいいも〜ん。コイツがいれば!

さて、10時以降の昼前のジアイに再び大判期待と気合を入れるも、そ
れ以降はサッパリ。エサも残ってくるように…。そんな11時前、投入し
て底を取り、仕掛けをサビき始めたときに、コツンという明確なアタリ。
おっ?、と思ってイトを送るとスルスルッと出て行く。キスっぽい?どうや
らカレイではなさそうなのでアワセをくれてやり巻き始めると、結構な重
量感。こりゃキスでもないな?あんまり過去に憶えのない引き、緩める
と底を這うようなカレイに似た感じだし…。一体何奴?。上がってきたの
は色も鮮やかな30cmオーバーのホウボウであった。な〜んだ、道理
であまり経験したことのない感触のハズで納得。

珍客32cmホウボウ。絶好の鍋ネタやったのに〜。砂まみれでゴメン!

このホウボウ以降は輪をかけてサッパリ…。時刻は11時半、遠目で確
認するとり〜さん達はそろそろ鍋準備か?ちょっと顔出ししてこようか
な?と思った時、クラブメイトのシカ太郎さん登場。そろそろ納竿を考え
ていたこともあって、後に入ってもらうことに。シカ太郎さんの荷物運搬
の手伝い&暫し話しをしているとすでに時刻は12時半、潔く?納竿とす
る。最後の一投に本日ミニマムの22cm。ハリを2本も飲んでおり、か
ら揚げサイズながらお持ち帰りとして、結局カレイは11枚で終了。

このあと、道具をしまい込んで、帰る前にり〜さんとこにちょっと顔出し
て…、と思って車を方向転換しようとしていたら、駐車場に見覚えのある
方が。三河サーフのリバーさんだった。話を聞くと、私の右手横(100
m程度?)で2時くらいからやっていたとの事。リバーさんは隣でやって
たのが私と気付かれていたようでした。そんな事と知ってたら、喰いが
止まったときに話しにいけばよかったなぁ〜。
 リバーさんと別れた後、車を奥のゲートまで進め方向転換しようとした
ところ、釣果を前に記念撮影をされてる方が…。その撮影が終るまで車
で侵入するのは邪魔かと思い、車を降りて「いいスズキですね」って声を
掛けたら、滋賀投友会のお二方(Y氏・M氏)だった。そして撮影されて
た方は釣りサンデーの方との事。
 カレイ釣れました?って聞かれたので1枚だけいいのがって答えた
ら、早速「撮らせて下さい」との話。その記者の方に、Y氏からこの人は
敦賀サーフの会長さんだ、とか、HPも作っておられる、とか、いろいろと
紹介いただいて恥ずかしいやら…(んでも、折角の機会なんで、シッカリ
撮ってもらっちゃっいました!)。
 記者さん、お疲れ様でした。それとYさん、HP観ていただいてるようで
ありがとうございます。また常日頃、滋賀投友会の皆さんにはいろいろ
とお世話になっております。宜しければ、またBBSの方にカキコ等して
いただけると嬉しいですねっ!!。

そんなこんなで思いもよらない緊急取材の後、り〜さんとこに立ち寄っ
たら、すでにお楽しみのナベ時間は終了した模様。後にはご機嫌なおっ
ちゃん達(失礼、オジ様たち?。私はまだ辛うじて30代だから、皆々様
はオジ様達で正解!?)の集団がっ。わたしゃ、こんな元気な人たちは
知らんぞっ(爆)。ってことでその生態をしっかりスナップに納め、ステキ
なオジ様達のテンションに負けずに、減らず口を叩いてから一足も二足
も先に帰路に着いた。
(ちなみにこの後も皆さん順調に釣果を重ねられたようでっ。特にこの
時期、波松に住所を移して車中がプチホテル化してる?り〜さんは夜に
なってからカレイ・スズキのジアイにお忙しい思いをしたそうな)


ってことで、釣果と共に、周囲も結果的には顔見知りの方ばかりだった
ようで(私の横で釣られていたリバーさんのさらに奥では、全ボのこ〜じ
さん、うつぼっとさんも竿を出されてたとの事。せっかくの機会でしたの
に挨拶に行けませんでした。失礼致しました…)楽しい釣行でした。お世
話になった皆さん、どうもありがとうございました!!

 そんでもって肝心の月例ですが、翌、日曜の11:30から審査検寸が
行われました。その結果、私のカレイは45.2cmと、何とか実寸でもC
ランクをクリアし、気にしていた?ボーナスポイントもGET出来ました。
釣り上げてから30時間弱も後の検寸だったんで、かなり縮んでることを
覚悟しましたが、思ってた以上のサイズだったようで、釣った時の実寸
は46cmくらいあったのかも知れません。幸い、申請魚拓は前日夕方、
まだ冷蔵庫保管前にちゃっかりと採ったので(帰宅直後に測った実寸は
45.7cmでした)拓寸は46.8cmとなりました。これまで大型カレイに
は縁がなかったのですが(今から7年前の’97.12月にやはり波松で
釣った42.2cmが最高でした)、めでたく自己記録更新となりまし
た!!。
 しか〜し、これでも月例優勝出来ないのが、今の波松の凄いところ。
私の後に入ったシカ太郎さん、夕マズメにシッカリと実寸での46cmオ
ーバーをGET。やっぱこの人は強い…。また、3位には波松の誘惑を
断ち切って、スズキ狙いに走ったちょっぽさん、65オーバーのスズキを
GETしてました。ということで、12月の月例は1〜3位が実寸でCランク
をクリアするという非常にハイレベルな戦いで幕を閉じました。結局、個
人的には今年の月例ペナントレース、3位のままということで落ち着き
そうです。
 

月例に集った魚たち。右より、優勝のシカ太郎さんの実寸46オーバ
ー、次いで私の45オーバー、シカ太郎さんの42cm、シトッチさんの3
3cm&32cmクロダイ。上はちょっぽさんのスズキ65オーバー。壮観
です!!。
(これ以外にも大物が6匹釣れてました。)
 来年も是非、この調子で行きたいですね〜。

12/4の私の釣果です(これ以外に24〜27cm×3枚をリリース)。
[釣りデータ]
日時:'04.12.04 4:30〜12:30
場所:波松
釣果:イシガレイ11匹(46.8,32.4,30.5cm拓寸 22〜27×8
    キス2匹(24,19cm)
    ホウボウ1匹(32cm)
エサ:マムシ・アオムシ

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