2005年 データ詳細 No.2

日時: '05.01.22 
場所: 浦底
月日の経つのは早いもので(な〜んて言い出したら、もうオッサンの証
拠でんな)、年明けから早くも3週間が経過。新年早々にランク物のソイ
が釣れ、’05年も好調な滑り出しと思ったのもつかの間、先週は土・日
と敦賀港にて竿出ししてみたものの、手の平もイイとこのリリースサイズ
マコガレイが一匹のみでカニ・ナマコ三昧の惨敗続き。
 ただし、敦賀近辺のその他の釣り場もイマイチどころかイマサンぐら
いのようで、厳しい季節の到来を痛感せざるを得ない状況。ってことで、
地元でのランク物って期待は当分捨て、「竿出しが出来るだけでもヨシ」
とすることに、気持ちをシフトする。
 
そう考えると顔をみたくなるのが、My Favorite Fishであるキス!。今
週末は越冬ギス狙いに決定、って考えていたのだが、週末目前の木曜
午後からの冬型で生憎の積雪…。一旦はメゲかけたが、奇跡的に天候
が回復(ちとオーバーかっ!?)した土曜の午後、浦底へ向った。

2〜3ポイントを見てまわる、が、釣り人の数は少ない。まあ、大寒を過
ぎて、これから節分までが一年中で最も寒い時期。季節柄、人が居ない
のも当たり前だなっ。
 みたところ、投げ釣りスタイルの釣り師は皆無。それもそのはず、年末
から昨日まで、10センチを優に超える積雪が3度を数え、水温も急激
に低下している敦賀湾。今の釣りモノと言えば、投げサビキで良型アジ
を狙うか、メバルぐらいってところだろうか。いつもなら投げ師が竿を出
すようなポイントもアジ・メバル狙いの人がチラホラ程度。

15:00、ポイントに到着。数日前のひでボンさんからのBBSへのカキ
コ”浦底、行ってきましたが、ケムシ5〜6匹でお魚さんはお休みでした
…”がアタマをよぎる。厳しい状況である事は覚悟しとかないと。今日は
型はともかく、キスの顔を拝めればオンの字ってことで。
 竿は一応4本用意してきているが、全て置き竿にしてケムケムにヤラ
れるのも嫌なので、取りあえず、様子見として2本を軽く投げ込む。第一
投完了は15:15。

暫く様子見るも、思った通り?アタリがない。時折吹く横風が結構キツ
く、三脚が倒される。あまり置き竿向きな状況ではない。三脚を低く構
え、置き竿は一本とし、もう一本は手持ちでサビいて攻めることにする。

数投してもアタリがないので、片っ端から至る所を探っていく。そのう
ち、手元まで伝わってくる本日初めてのアタリ!!。サビく速度を極端
に殺して、ハリ掛かりを待つ。しかし次のアタリがない。しびれを切らし
て巻き上げると、アオムシがハリの大きさの分だけ残って来た。ツマミ
喰いされた感じ…。貴重なこの時期の一匹。よっしゃ、次はもっと慎重
にっ!!。

アタリのあった方向に再度投入。先ほどと同じくらいまでサビいてきたと
ころで、またまたアタリ。今度は何とか完全に食わせたい。直ちにサビ
いている手を止め、竿立てに置いてミチイトを思いっきり緩めて待つ。す
ると、アタマに思い描いた通り、一拍置いた後、ミチイトがスーッと伸び
て、ピーンと張り、カッツーンと竿先に明確なアタリが出る(ちょっと長嶋
〜原系の擬音連続で申し訳ないが、まさにコレ)。ヨシ、喰った!。
 ワクワクしながら、且つ慎重にリーリングする。やっぱり、キスの面白
さは喰わせるまでのプロセスとそのアタリの出方。久々のキス狙いなん
で、何だか楽しくなってくる。
 オモリが見えてきた。仕掛けは流線13号の2本バリ。上針にまずま
ずの型のパールピンクが…。でも型の割には重いよなぁ、と思いつつ、
ゆっくりとリーリングしてくると、下針に一回り以上はデカイ奴がついてい
る!。こりゃ気をつけて取り込まないとっ。

慎重に慎重を期して(盛期のキスだったら、ここまで気は遣わないだろ
うが)、抜き上げをヤメ、浜にズリ上げる。丸々としたナイスバディだっ。
一見して微妙なサイズに見えた。早速、検寸してみる。「なんじゃ〜、余
裕でランクあるじゃん。」キスのランクとしては約4ヶ月振り、体高もあっ
たことから寸詰まりに見えたのか、このサイズを微妙なサイズなんて言
ってちゃ勘が鈍ってる証拠。納得以上の27cmであった。

まさかのランクキス!。良コンディションの27cm。上針についてきたヤツも
21cmぐらいのまあまあの大きさなんですが、貧弱に見えちゃいます。。。

一方、置き竿にはお決まりのケムケムがダブル…。そのケムケムを外
して竿を持った際、ベールが起きてしまい、あやまって仕掛けが海底に
ドボン。あれっ、その竿先が間髪を入れずに揺れている?。ケムケムに
飲まれてたボロボロのエサに喰ってくるとはベラか?と思って上げてみ
ると、15〜16cmのメバルがダブル。今年はメバルが濃いんでしょう
ね。一瞬タラしただけで喰い付いてくるんですから、多分入れ食い状態
なんでしょう。でも、私にとってはお呼びでないカワユイ魚なので、その
愛くるしい姿だけ記念撮影してリリース。

15〜16cmクラスのメバル。おっきなクリクリのオメメが可愛いですね!

余談ですが、メバルって”カサゴ類”として我々全サの対象魚でもあり、
焼いて良し・煮て良しの美味しい魚ですが、20cmに満たないまでのヤ
ツは可能な限りリリースしてやって欲しい気もしますね(20cmサイズっ
ていうのも中々釣れないですがっ)。見かけがこじんまりとしてカワイイ
ってこともありますが、アイナメなんかでもそうですけど、20cm以下の
根魚って食べるところも少ないし…。その分、数食べるって言うのも何
だかねぇ。よく釣れるからって、回遊性のマメアジなんかとは絶対数も違
いますからね。絶えやすい根魚でもありますし(皆さんご存知の通り、回
遊性がなく、行動範囲の狭い根魚(メバル・アイナメ・カサゴ・ハタ等)は釣り切
ったらそれで終わりで、昔から釣り場の場荒れのバロメータって言われ
てますからね)…。出来るだけ小さなものは海に返して、おっきなものだ
けお持ち帰りいただけると、末永く、釣りを楽しめるかと…。
 おっと、話が本格的に脱線してきました。スンマセン、いつでも竿出し
が気軽に出来る地元民の勝手なタワ言ですっ。ナマイキにお許しをっ。


 話を本題に戻して…。
それ以降は同じパターンで攻め、結局、納竿とした17:15までの2時
間でキス18〜27cmを5匹(内20cmオーバー4匹)と、食べる分にも
充分に釣らせていただいて、やっぱ釣りっていいな〜、キスっていいな
〜って気持ちを改めて感じると共に、釣り場が近くにあるありがたさ・魚
が居てくれるありがたさを噛み締めながら2回戦の水晶浜へ突入…。



ってことで、顔を見れれば充分って思っていたキスですが、想定外のラ
ンクものまで拾えて、とてもラッキーな釣行でした(このキス、特別大物
として150号目の区切りとなる記念すべき!?ランクものでしたっ)。
 えっ、2回戦の結果?、そいつはタブーでっ。大荒れ&フグの猛襲で1
時間半でのタマ切れ撤退でしたっ。



全釣果、この時期5匹も釣れればオンの字ですっ。
いつもは5〜6月まで待たないといけないキスのランク
が1月に釣れちゃいました。記念すべき特大150号で
す。
 今年もいつも通り、キスにハマる1年になりそうでっ。
[釣りデータ]
日時:'05.01.22 15:15〜17:15
場所:浦底
釣果:キス5匹(27.2cm拓寸 18〜22.5cm×4
    メバル2匹(15〜16cm リリース)
エサ:アオムシ


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