2005年 データ詳細 No.10

日時: '05.04.16 
場所: 浦底・東浦海岸
このところ、よい天気が続いている。本日も例外でない。それが土曜の
午後ともなると、サオを出したくなってウズウズしてくるんだな〜。2日前
に狙いとしていたクロダイの型を見れたって事で、気持ち的には落ちつ
いてる。
 本日は夕マズメ前後を浦底のキス&オカズ、そのまま居合わせて、ま
たクロダイ狙いでもいいかな、と思ったりしたが、せっかくの好天なんだ
し、違う場所の様子も見ておきたいって事で、宵の口からは今年初めて
東浦方面に、ってプランで行こう!。

ここ数日で本HP・アンケートに協力いただいた方、メールをいただいた
方へのお礼やお返事メール&BBSへのカキコ&レスを済ませた15:3
0、自宅を出発。
ガソリン満タン&三水さんでのエサの仕込みを経て、まずは浦底へ。
キス狙いと言うことで、先日のクロダイポイントとは異なるポイントで竿
出し。第一投は16:30、さて、キスはアタッてくれるか?。

マムシ1本、アオムシ2本の計3本。15分ばかり様子を伺うが、アタリ
がないので回収に入る。が、ケムシ、ケムシ…。気を取り直して2投目。
暫しの沈黙のあと、左手のアオムシ餌竿の竿尻がイキナリ浮く!。 お
ろろっ!!、予想もしない大アタリに体はすかさず反応、リールのベー
ルを起し、ミチイトを送る体勢を取る。

スルスルっと出て行くが、ライト級。グイグイと持っていくチカラ強さがな
い。こりゃ良型のキスだな。早速巻き上げるとキスがダブルで付いてい
る。うち下針のキスは丸々とした良型、検寸すると丁度26cm。ギリギ
リながらAランク大物GET!。4月だというのに、すでに今年になって3
匹目のキスランク、6月以降の盛期が楽しみ。

丁度26cmでしたが(代わりの尺もサビサビですんません)、丸々と肥えて良いコンディ
ションの1匹です!

その後も24cmの良型を追加、そいつの針を外してると真ん中のサオ
全体が揺れる。早速これも送りの体勢を取るがミチイトが出て行かな
い。ハズれた!?。
 巻き上げに掛かると、何か掛かってる。軽い締め込みもある。手前に
来て若干ながら旋回しようとする。一体何ヤツ?。引き抜いてみると29
cmとランクには僅かに届かないながら、プリプリと良く肥えた旨そうな
マコガレイだ!!。いいお土産に思わずニンマリ。

その後、ケムシラッシュの時間が経過、時刻は18:30。今度は右手の
サオに久々に大きめのハッキリとしたアタリ。ガツガツとしたアタリで、
キスやカレイとのそれとは明らかに異なる。
 ハリ掛かりを確認し巻き上げに掛かると、ソコソコの重量感。引きに
何か違和感はあるが、このガツガツ感はマダイっぽい感じ。ランクある
かないか(30cm前後)のサイズのマダイかっ?。

巻き上げて、なーるほどっ、25cmのチャリコがダブルで付いてきた。コ
イツも尾かしら付きの1人用としては充分オカズになるって事でキープ
する。次いで、また24cmのキス。実質2時間半程でキスがAランク含
む4匹(26、24,24,19)、チャリコ25cmを2匹、マコガレイ29cm
を1匹と、まずまず良く釣れたことで満足。半夜の予定で浦底でサオを
出す、と言っていたちょっぽさんを待つ。ちょっぽさん到着は19:30。
暫くちょっぽさんとお喋りした後、後始末をして浦底を後にし、2回戦とし
て対岸の東浦へ移動。

25cm前後の魚が主体。一番小さいキスでも19cm強と、この時期としてはボリューム
感ある釣果に恵まれました。

東浦の道中、数箇所ポイントに立ち寄ってみるが、時期的に早いことも
あって、土曜の晩と言えども釣り人は少ない。従ってポイントは選び放
題。メインに考えていたポイントに入る。
 今日も月明かりが映えるベタ凪、クロダイ・スズキにはちとキツイな
ぁ、と思いながらも木曜晩にベタながらクロダイが釣れた事に望みを繋
ぎ、21:00過ぎに第一投。

シーンと静まり返った海にオモリの着水音だけが響く。サオ先に全く変
化がないまま、30分近くが経過。やっぱりまだ早いようだ。今日は1回
戦でキスにカレイにチャリコと良い釣りが出来た事だし、これで充分。ま
あ餌だけ消費できればいいや、とクーラーにどっしりと腰を落ち着けて、
動きの無い竿を期待もせず、ぼんやりと眺めていたその時…。

”ガタン!!”、いきなり竿がブッ飛ぶ勢いで竿尻が持ち上がる!。”
静”から”動”への急展開にだだア然。ワンテンポ遅れたカタチでドラグ
が効き、竿は辛うじて三脚に収まった。あまりの強烈な一発に、重めの
QDのドラグレスポンスが間に合わなかった感じ。
 慌ててベールを起こして完全フリーにするが、一気に突っ走る。その
先には障害物があるため、あまり走らせる訳には行かない。ハリ掛かり
は充分だと思うので、5号ハリスと15号のカレイバリを信じ、ドラグを締
め勝負にかかる。

愛竿のスッピンEX−Tが胴から曲がる。乱暴な引きだが、仕掛け・ミチ
イト・竿が一体となって相手の動きを緩衝・吸収してくれる。これがクロ
ダイだとしたら超大物に違いない。障害物側に逃げようとする奴を竿の
タメでこらえ、何とかイトを出さずにこちらを向かせることに成功!。今
がチャンスとばかりに一気の巻き上げに掛かるが、中々手強い。
 手応え、やりとりからするとハンパな魚じゃないことはハッキリしてい
る。先程まで静まり返っていた海で、今現在、強烈な何かが自分の仕掛
けの先にっ!。これこそ投げの夜釣りの醍醐味だ!!。

竿に伝わる重量感から、抜き上げはムリと判断。障害物の影響を受け
ない処まで巻いたところで、タモを組む。その間も奴はグイグイ来るが、
片手で竿を立てているだけでもギリギリ何とか堪えられている。奴も初
っ端よりは除々に弱って来てる様だ。
 タモを組み上げ、スタンバイOK。準備は万端、一気の取り込みへ、力
勝負。

強引なリーリングで奴が浮いてきた。スズキだ!!。それもかなりデカ
イ!。しかし、スズキならEX−Tは一番おあつらえ向き。テンションさえ
掛けていれば、あのエラ洗いも怖くない。首振りにも、粘り強く柔軟に対
応してくれる(硬調竿なら最後の最後まで冷や冷やモンだが)。タモ入れ
時に最後の抵抗を受けたが、何とか無事にタモに収まった。

タモを縮めて、スズキを取り込む。がっ、エライ重たい。そういえばタモ
枠に収まらなかったな。引き上げた魚を見てみると、思っていた以上に
デカイ!!。
 スケールの持ち合わせもなく、手尺で測ると手の平幅4つ分。ん、4つ
分!?。80?。昨年12月の自己記録を更新するかも知れない堂々の
Dランクだっ。

いきなりのビックファイトの相手はこのスズキでした!!。こいつに感謝です。

この後、1時間半余り釣りを続けるも、海は再び元の静寂を取り戻し、
サオ先はピクリとも反応することはなかった。ホンの一瞬の回遊にタイ
ミング良く…。
いや〜、釣りってホント竿を出している以上、何が起こるか判らない。こ
んなんがあるから、やめられまへんなっ、投げ釣りは!!(どっかで聞
いたセリフですが、ホンマ。言い得てる!)


ってことで、帰宅後の計測で実寸80.6、拓寸83.1cmで自己記録を
2.6cm更新しました!!手前ミソながら、懐の深い敦賀の海って素晴
らしいです!!。

拓寸83.1cm(実寸80.6cm)。自己記録更新ながら、大物号数が伸びないっていう
のが悲しい!?。スケールがないので、全サの日本記録認定用スケールを拝借しまし
た。

ってことで、1回戦・2回戦共に有意義な時間を過ごすことが出来まし
た。海に、魚に、また釣りに行くことに理解を示してくれる周囲の人たち
に深く感謝すると共に、投げ釣りに出会って、敦賀という地に生まれ育
ってホントに良かったな〜って思います。
 
オカズ釣りから一発狙いと、投げ釣りの魅力を充分に満喫した土曜日と
なりました。

[釣りデータ]
日時:'05.04.16 16:30〜19:30
場所:浦底
釣果:キス4匹(26.1cm拓寸,24×2,19cm
    マコガレイ1匹(29cm)
    チャリコ2匹(25cm×2)
エサ:マムシ・アオムシ

日時:'05.04.16 21:15〜23:00
場所:東浦海岸
釣果:スズキ1匹(83.1cm拓寸
エサ:マムシ


トップへ
トップへ
戻る
戻る