日時: '05.05.04〜5 |
場所: 福井新港〜九頭竜川河口〜波松 |
GWに入って、4/30半夜と5/2の仕事上がりに浦底へ釣行したが
今ひとつどころか今3つくらい…。以前、某氏に言われた好釣のバイオ
リズムも翳りを見せ始めてる感じ。
例年、GWていうのは人出が多いのが判ってるんで、あまり気合が入ら
ない。とはいえ、このままではGW前に目標とした期間中にランク1枚、
それも出来たらクロダイでっていう事も達成出来ない可能性が高い。ま
た、時間の観念をある程度気にしないで釣りに行けるのも、今晩から明
日にかけてぐらいのタイミングしかない。ってことで1匹のランクを求め
て、4日晩に自宅を出発。
場所はちょっと足を延ばし、クロダイの濃さそうな福井新港を夜釣りで
攻め、その後、夜明け前から九頭竜河口にて、シトッチさんからソコソコ
釣れてるって聞いてるカレイを(お仲間釣行記No.3参照)狙うことにす
る。釣りタイムは翌日正午過ぎの満潮止まり前後までヤレたらと想定。
三水さんでマムシ2K¥・アオムシ2K¥を購入し敦賀を出発したのは2
0:30。夜間とはいえGWの真っ只中、R8は混雑する可能性があると
考えR476から1年前の春に開通した木の芽峠トンネルを通過し、R3
65〜R8へと抜けてスイスイと走る。福井新港には21:45頃到着。
情報では福井新港のクロダイにはユムシが効果的な様なので、新港
口のわしださんでユムシ7匹(中途半端な数ですが、ラッキー7ってこと
でっ!)を追加購入。また新港内のローソンで人間のエサも買って準備
万端!。
まずは釣り座探しに第一排水、パイプライン、北防先端などをウロウロ
見てまわる。休みの割には思ったより人出が少ないが、主要なポイント
は押さえられている。あまり歩く場所も面倒なので、比較的(と言っても
結構歩いたが)車に近いところに釣り座を構えることにした。
久々の福井新港であるが、こんなに風のない夜も珍しい。新港っていう
と敦賀と同様に風との戦いってイメージの強い釣り場である。満点の星
空に恵まれた穏やかな夜。これでケミホタルだけが豪快に揺れてくれれ
ば言うことナシだっ。
第一投は22:30、サオは4本。3本はフツーに左・右・正面にマムシ餌
で投入。残り1本はテトラ際をユムシで狙う。満潮止まり1時間前ってこ
とで、即のアタリに期待するがそんなに上手いこと行く訳もなく、15分後
には1回目の回収に入る。あちゃ〜、針だけがピカピカじゃん。エサトリ
天国じゃ〜。って間に、ユムシ竿の方向からドラグ音がっ?
そちらの方向に振り向いてケミホタルを凝視するが微動だにしてない。
多分、隣の釣り人のタックルからか…。
スカッと気持ちいいまでにエサを取られた仕掛けにマムシを付け直し3
本を再投入。次はユムシ竿の回収。んんっ!、手に持ったタックルから
は「ゴク・ゴク」と魚信が伝わる。
やはり、さっきのドラグ音はこのタックルだったようだ。思えば両隣の人
とは右に50m、左に30mは離れてる。双方からの話し声がハッキリと
聞こえていたのでちょっと錯覚してしまってた感じ。ソコソコの重量感を
楽しみながら巻き上げると、見えて来たのは狙い通りのクロダイ!。大
した型ではなさそうなので、海面から一気に抜き上げる。中型ながらお
腹パンパンのノッコミチヌだ。計測すると実寸で34cmぐらい。いとも簡
単に目標を達成。何だか、あっけない…。やっぱ釣りは場所かぁ〜?。
思った通り、ユムシ餌に来ました!。拓寸34.7cmのクロダイ。
なーんて、簡単に考えたのがイケなかったのか、なかなか釣りは甘くな
い。その後はアタリも皆無で静寂が続く…。しかし、エサは相変わらず
舐め取られるのだがっ。
丁度、日付が変わる頃だったか、えらく忙しないアタリが出た。さっき
のクロダイは不覚にもアタリを確認してなかったので、本日最初の明確
なアタリに心が躍る。竿の曲がりからするとまずまずの獲物と思った
が、上げてガックリ。肌触りも心地よい?60cm程度のドチザメだった。
クチ横のハリ掛かりでラッキー、プライヤーで外して海にお帰り願う。
一瞬期待させましたがっ。水族館で人気者の大人しいサメです。
その後、潮が下げに入るが釣況は変わらず。釣れてくるのは大きめの
フグだけであとはエサトリのみ…。南風が強くなって寒くなってきたので
たまらず場所移動を決意。時刻は2:30、そそくさと撤収にかかる。
次なる釣り場は九頭竜川河口。しか〜し、4:00〜7:00まで3時間頑
張ったが、福井新港同様、冷たい南風に吹かれ続けたことと、明るくな
ってからどんどん増え続ける釣り人の多さ&3時間の間、一度も餌を取
られなかった(これが決定的!)ことに嫌気がさし、次なる釣り場に移動
すべく荷物をまとめる…。ただ、外向きで50オーバーのクロダイがカゴ
釣りで釣れてました。こりゃ次来た時は外側にユムシでブッ込んどくのも
面白いかな?(でもあの人の多さは如何ともしがたい…)。内向きで(川
側で)後から来られて前後で投げサビキなんてヤラれた分にゃ、シトッ
チさんも言われてる通り、オマツリ連発で戦意喪失ですわっ。
背中に食い込む荷物の重さに耐え、車まで戻る。時刻は7:30、さてこ
れからどうするか…。福井新港はエサトリ多かったが、九頭竜河口では
全く。どっちがつまんなかったか?&福井新港・九頭竜河口共に南風が
キツく寒かった、風裏のポカポカしたとこで釣り出来たら…。釣り人密度
の多いトコも遠慮したいしなぁ。
これらの条件を満たすここから近い釣り場。そりゃこのところ全くいい情
報のない「波松」しかないでしょ、ってことで、ノンビリと暖かいところでマ
イペースの竿出しが出来るなら”フグの猛攻”や”釣果望み薄”な〜んて
ことは二の次。要は自分自身で納得のいく釣りが出来ればそれで充
分!。もう行くっきゃない。
波松には8:00過ぎに到着。春のイシガレイはもう望み薄とはいえ、早
場のキス狙いの方・連休ならではのファミリーフィッシングの方など、あ
る程度の人出を想像していたが、何と殆んど人が居ない!!。奥の方
に何人か見えるだけ。まあ、釣果の方は推して計るべしってとこか…。
でも風裏で、こんな広いスペースを使って、且つ、穏やかな海況・天候
に恵まれての釣り、さっきまでの雑踏?がウソのようだ。タマギレまで楽
しもう!!。
手前の足跡は私の付けたもの。それより前方の黒く見える部分は漂着物の帯です。ホ
ント、誰も入っていない…。
とは言っても残りエサはアオムシが1.5K¥程度のみ。フグの猛攻に
遭えば、持って1時間ちょっとぐらいか。まあ、いいやっ。ここでやれると
思うだけでも気持ちイイ。荷物を浜に搬入して8:30、第一投開始。
針につけるエサの量をケチり、何とか4本投入。改めて周囲を見る
と、見渡す限りでは自分の足跡しかついていない。ホント、誰も入ってい
ないんだな…。カレイ釣りで賑わう(って言っても、広いんで知れてるが)
波松も雰囲気があっていいが、天気の良い休みの日に、これだけ人が
居ない波松っていうのも別の意味で気持ちがいい。
穏やかな波と同様にサオ先にも変化がない。15分程経過したのでエサ
トリの加減をみてみようと巻き上げる。っと!、ありゃりゃ?。エサはそ
のまんまやん。もしや?と思いその他の竿も巻き上げてみるが、全てエ
サがそのまんま残ってる。よっしゃ、これならアタリが来るまでジックリと
腰を据えての釣りが可能だっ。エサも上手いこと使えば、当初の計画通
り12:36の満潮止まり前後まではヤレそうだ。
本当にに波も風もない穏やかな波松。福井新港・九頭竜川河口の風がウソみたい。
それからは定期的にエサのチェック。新鮮なアオムシを一匹づつハリに
追加していく。竿出しから2時間余り、アタリ・エサトリすら全くないが、
雲一つ無いさわやかな快晴の下、半袖一枚でノンビリと釣りを(というよ
り自然を)楽しむことが出来ている。妙なアセリや苛立ちなども生まれて
こない。天候を含めた環境にも左右されるんで、常にこういった気持ち
にはなれないだろうが、こんな釣りの楽しみ方もアリだよな〜。ゆったり
とした時間が流れていく…。
そんな11:00過ぎ、海からの風が多少強くなって来たなぁ、と思ったと
たん三脚が倒れる。そんなに強い風でもなかったのに(とはいえ、余り
の風の無さに三脚に重しをつけてなかったのは事実)。立てかけてあっ
た2本のサオに付着した砂を払い、ついでに巻き上げに掛かる。ん、何
か乗ってる?ゆっくりとリーリングしてみるが、サオ先が若干曲がり気味
のような気もする。でも引きはあまり感じないし?。藻かも、と思ってゆ
っくりと巻いてみる。するとチカライトが見えそうなところでミチイトが軽く
右に走る。おっ、セイゴじゃん。こんなベタ凪の真昼間、フグも釣れない
どころかエサも取られないところにこのセイゴ。いや〜釣りってこの意外
性も面白いでんな。浜に抜き上げて検寸すると40cmを僅かに切るサ
イズ。ハリを外してリリースとする。この状況下で魚が相手してくれたこ
とでもう満足!。
ベタ凪の真昼間に、お出ましになったセイゴ君!!
その30分後、先ほどセイゴが釣れた隣のサオに小アタリが出る。巻き
上げに掛かるとコレも乗ってる。これまたセイゴだ、若干サイズUPして
40cm程度。波松のセイゴはいつ見ても美しい。30分のインターバル
はあったが、一応の連続ヒットに気分が悪かろうハズが無い。これまた
画像撮影後リリース。元気に帰っていく。決して良く釣れてる訳ではない
が、とてもいい釣りが出来てると実感する。残りエサからすると、丁度潮
止まりくらいでなくなりそうだ。うんうん、これまた計画通りっ♪。
またまた来ましたセイゴ君。釣れてくれてありがとねっ!!
そして納竿直前の12:20、竿先にビミョーなアタリらしき変化を感じ
た。先ほどのセイゴもハッキリしたアタリでなかったが、それよりももっと
微妙な感じ。ただ、エサトリのフグも居ないし流れ藻なんかもない。これ
はきっと魚のアタリだ。そう信じてリーリングを開始する。
手応えからすると先の2匹のセイゴよりも軽い。さほどの魚でもないだろ
う、がっ、ちょっと引き味が違う気がする。重量感的には期待出来ない
が、押さえ込む感じ?も、もしや、コレは!?。
あともう少しでチカライト、だが、天秤が浮いてこない。このパターンは
やっぱり!!。
チカライトに次いで天秤が見えてきた(波松には似つかわしいベタ凪
なんで、波打ち際の海中の様子がよく見える)。その向こうには…。おー
っと、まさかまさかの茶色い平たいヤツ。決して大きくはないが、皆んな
の情報からすると、もうこの春シーズンは終った、と思っていたこともあ
って、この一匹とのご対面は全く以って想定外。ごっつう嬉しかっ
た!!。ちょっとばかり感激(波松のイシガレイやから嬉しいんです。他
の場所で同型が釣れてもコレほどの感動はなかったでしょう!!)。
もう今シーズンは終ったと思ってたのに!。嬉しい1匹でした!!
小振りながら体高もまずまず。何や、おったんや〜。浜にズリ上げ、記
念撮影。検寸するとちょうど30cmくらい。ギリギリではあるがランクも
んやん!!。こんなに嬉しいギリギリサイズは初めてだ。
このあと最後のエサをつけ、ラスト一投を敢行するも殆んど形式やった
だけ。この素晴らしい天候の下、イシガレイ一匹で気持ちはバラ色。1
3:30、納得(過ぎる)の納竿とし、14:00波松を後にした。
ってことで、前夜から延べ15時間に渡っての釣りでしたが、型・数はと
もかく狙いのクロダイ&全く期待してなかった波松のカレイにまで会うこ
とが出来、とても満足のいく釣行でした。
ただこの帰路、混雑を回避しようと北陸道に乗ったのですが、今庄−
敦賀間で事故因の渋滞…。帰宅に結局2時間半弱かかり、睡眠不足と
強烈な日焼けで疲労した体にはちとキツかったですね〜。やっぱ大型
連休は不自由でイヤじゃあ〜。んでもやっぱり今回の釣りには満足して
ますです。
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帰宅後、拓取る前の実寸証拠写真です。
釣行時の携帯用デジカメ(CASIO EXILIM EX−Z40)
は何か色合いが暗くてイマイチなんですよね〜。ページUP
にも、コントラスト・照度・彩度調整、ガンマ補正しないとちょ
っと使えない状態。UP時の作業が一つ増えた感じ…。値段
の安さにつられて、ちょっと失敗したかな〜。日付も出ないし
。でも、携帯性とロングバッテリーの長所を活かして、割り切
って使っていくしかないですね〜。
その分?帰宅してからは、従来機のKodak DC280Jが
現役!。まだまだ引退とはいかないようです。
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[釣りデータ]
日時:'05.05.04 22:30〜2:30
場所:福井新港
釣果:クロダイ1匹(34.7cm拓寸)
ドチザメ1匹(60cm)
エサ:ユムシ・マムシ
日時:'05.05.05 4:00〜7:00
場所:九頭竜川河口
釣果:なし
エサ:アオムシ・マムシ
日時:'05.05.05 8:30〜13:30
場所:波松
釣果:イシガレイ1匹(30.2cm拓寸)
セイゴ2匹(39,40.5cm)
エサ:アオムシ・マムシ
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