2005年 データ詳細 No.14

日時: '05.05.27
場所: 手の浦(浦底)
本日は敦賀サーフ5月度の月例会。これに併せて「楽水舎」の平井氏
から「釣りサンデー」の記事として、同行取材を!との申し出をいただい
た。※本件、取材いただいた「楽水舎」平井様の了解のもとにUPさせて
いただいてます。

月例会の雑誌取材…。となると、敦賀サーフを結成して売り出し中だっ
た?1993年頃、今回と同じく「釣りサンデー」さんの取材を受けた覚え
がある。確かあの時は、4月の月例会でマダイ狙いってとこがキーワー
ドだった。掲載号を読み返してみると、優勝が気比の松原で出た34cm
のマコ、メインテーマであったマダイは30cmを僅かに切るサイズが2
匹程出ただけで、例会としてはイマイチ。私個人としても20cm程度の
キスが釣れたぐらいで全くダメダメだったことを思い出す。
 そんな結果であっても、巻末モノクロ見開き2ページのスペースを割い
て記事にしていただいた。記者さんの苦労の跡が伺えたものだ。

また、時を前後して「関西の釣り」の当時連載中であった、門宮真一氏
の「投げ釣り交友録」というシリーズの取材も受けた。これはモノクロ見
開きで4ページ、写真の枚数も結構掲載していただいた。当時の写真と
記事を読むと、我ながら若い!と思う。紹介いただいてる記事にも26
歳とある。ん〜、そんな時代もあったんだ!!。当時は、平均年齢が2
0代前半と若いクラブなんて全サの中でも珍しいってよく言われたもの
だ…(こうやって過去を振り返る様になったらオッサンの証拠でんな)。

おっと、かなり話がそれてきたんで本筋?へ。何でこんな昔の取材話を
するか、というのも、実は2回とも全然獲物に恵まれなかったんだなぁ
〜。同行取材って、むちゃくちゃプレッシャーなのよねっ。ということで、
その後、何度かあった取材の依頼もやんわりとお断りするに至った、と
いうことでっ。

てなことで、今回は実に約10年振りぐらいとなる同行取材。キッカケは
昨年12月の例会時に、たまたま取材で滋賀投友会のメンバーさんと波
松に来られていた平井氏とお会いして、偶然に?撮っていただいた写
真を「釣りサン」に予想以上に大きく掲載していただいた事から始まった
感じ?。そのお礼?と言っては何ですがっ。

前置きが必要以上に長くなってしまった…。ではようやくの釣行レポート
へ。

今回の取材に対し、事前にクラブメンバーの中で協力表明いただけた
(どのポイントにどの時間帯で入っているかを開示し、リアルタイムでの
取材でも応対可能と言ってくれた)のが、今月の月例参加者12名のう
ち、マス吉さん、ちょっぽさん、がらっぱさん、inkyoさん、やまたかさ
ん、とっぽさんの6名。しかしながら、直前に連絡の取れなかったやまた
かさんを除いては、皆忙しいらしく、日付が変わる頃からしか竿出し出
来ないとの事。こうなりゃ何とか自分が半夜過ぎまでは頑張らなき
ゃ!!

とは言うものの、当日、平井氏とは余裕を持って合流したかったのだ
が、相も変わらずの仕事がタイトな状況。事前の打ち合わせでは平井
氏が15時頃京都を出発されるとの事で、可能であれば夕マズメからの
合流を画策していたが、私も結局会社を出られたのが19時。
 かなり焦ったが、結果的に平井氏もお忙しかったようで、京都を出ら
れたのが17時過ぎになったということで、何とか先にサオを出して待っ
ていられそうだ。

釣り場はここんとこ数少ないながらもランクモノが釣れてる手の浦。過
去からマスメディアに何度も登場している有名ポイントで、目新しくもな
いが(実は、12年前の「釣りサン」取材の時も、見開きで大きくバックに
写ってたのは手の浦でのショット)、複数名での竿出しが可能で、明るく
なってからは一般愛好家を含めた釣り風景の撮影も可能。という事で
無難な選択か。夜半過ぎにはマス吉さんも来てくれるってことだし…。そ
れまでに何とか一匹はランクものをGETしておきたい。テーマはキスと
の事だが、気持ち的には月例取材とのことなので、魚種はともかくラン
ク1つ取らないとっ。

三水さんでマムシ3K\購入し、一路手の浦へ。現地に到着すると金曜
の夕方(といっても19時半頃だったが)であるにも関わらず、すでに車
が2台。名古屋ナンバーと滋賀ナンバー、ん、滋賀ナンバー?この車、
よく見りゃ、見覚えある…。な〜んだ、やまたかさんやん!!心強いメン
バーが先に入浜されてることで、気持ちに余裕が生まれる。
 そこで、一息入れて平井氏と連絡をとると「もうすぐ敦賀に到着しま
す」との事。竿出しして少し落ち着いた頃に合流って感じかな?ちょうど
いい位かもっ。

道具を背負って、薄暗くなった浜に降り立つと、予想通り2人の先客さ
んが、ぼんやりとながら確認出来た。すかさず、やまたかさんにTEL。
ちょうど今、第一投を終えたところらしい。遠くにいるのがやまたかさん
で、その手前にもう一人の先客さんが居られるようだ。とりあえず、少し
歩く。。。
 2人の釣り座に近づくと、やまたかさんの手前で竿を出されている先
客さんは、ここんとこ私が2週連続で竿出ししていたポイントでヤッてお
られるのが判った。私はその釣り座で2週連続のランクGETだった訳だ
が、そのポイントはまさにピンポイント。先客さんが全く同じ釣り座でヤ
られているので、やはり知ってる人は居るんだなぁ〜、と妙に感心。
(あとでやまたかさんに聞いて判ったことだが、実はこの先客さん「この
前も手の浦に来ていて、その時に60オーバーのスズキを釣ってる人が
いた!」って話してたらしい。あっ、それってオレ、オレ…って感じ。なる
ほど、コレで謎が解決。
 というのも私はそん時、波の影響も考えて、そのポイントで、かなり特
徴的な(極端な?)三脚×2本の出し方をしていたのだが、この先客さ
ん、釣り座だけじゃなくってその三脚の出し方・位置もまるで同じだった
んだもん。これだけ酷似してると妙な気持ちにもなりますわなっ。人間は
一生で3回、自分と同じ様な顔をした人と出会うと寿命が尽きるっって
言ったりするけど、一瞬そんな気持ちになったんでっ。これでスッキリ納
得!!)

余り近づいて邪魔をしちゃいけないなと思い、今来たばかりの足跡を戻
る。自分に釣れなくってもやまたかさんが頑張ってくれるだろう、と、気
分はすでにお気楽モード。場所に拘る必要もないだろっ、ってことで、5
0mほどの間隔を取って適当に釣り座とする。そんでもって早速の第一
投!!。

時刻は20時を少し回ったくらいか。予想通りというか何というか、アタリ
は皆無。まあ、前回も前々回も2度しかなかったアタリがランクモノだっ
たんで、細かいコトはあまり気にせず、ゆったりと待つことに…。
 10分程経過したとこで、一回目の回収。ありゃりゃ、トロロ藻とヒトデ
だっ。サオ3本共に全く同じ状態。投入して底をとった時も、カケアガリ
がイマイチはっきりしなかったし…。

釣り師のカンってことで、更にもう少し戻ってみる。ここ数年こんなトコで
は竿出しした覚えないわっ!ていう位の場所。早速の投入。さっきの場
所より少しカケアガリがハッキリしてる箇所がある。ちっとばかりはマシ
か。

暫く様子をみるが、やはりそんな簡単にアタリは出ない。そろそろ平井
氏も到着される頃だと思うが、まだちょっとは時間がありそうなので、や
またかさんにTEL。すると「小さいけどキスが釣れました!」ってことだ
った。距離的にかなり離れてるので躊躇したが、挨拶がてら様子を伺い
にやまたかさんの釣り座まで歩く。

軽く息を切らして、やまたかさんの釣り座へ到達。やまたかさんと顔を
会わせるのは約1ヶ月振りぐらいか。先週行った紀東でフグの記録モン
を釣っただとか、某*〜氏(伏字になってない?)が隠岐に行かれてる
だとかの話なんかを楽しく聞かせてもらっていたその時、星明かりのよ
うに辛うじて薄っすらと3つ並んで見えていた(3等星くらい!?)私の竿
先のケミホタルが、一本大きくズレ込むのが見えた!!

ほら!きたッ!!って感じ。アタリは極めて少ないが出れば確実にラン
クという今のこの釣り場。ただ、かなり中央寄りの釣り座なんで、ポイン
トはどこでもええんかい?って気持ちも無いわけでもないがっ。
 やまたかさんに「アタッたわー、結構いいアタリよッ!」と言い残して、
ヨロケながら砂浜ダッシュで釣り座に戻る。足はもつれながらも目線は
シカッとケミホタルへ。多分竿尻が浮いているのだろう。30度ぐらいの
角度でオジギがくり返されている!。

やっとの思いで竿のたもとへ。断続的にスプールが逆回転。これだけの
引きが持続してるってことで、キスの大物ではなさそうだ。スズキかクロ
ダイorマダイ?。充分な食い込みであることは判っているが、念のため
ミチイトをフリーにしてイトの出を確かめる。若干のテンションを掛ける
ため、意識的にミチイトを強めにつまんでいる指先に、トルクを感じさせ
る引きが伝わってくる。こりゃ間違いなくランクモンだっ。

ベールを戻して巻き取りにかかる。鋭さはないが、時折気持ちいい締め
込みのある引き!!いや〜、投げ釣りってホンマおもろいっ。今日はベ
タ凪、取り込みの際も、波口でバレる心配は全くない。一気にヤツを浜
に引きずり上げる。砂浜に横たわったのは良型のクロダイだっ!!
 手尺で2つ+α、スケールをあてるとクチを閉じた状態で44cmとちょ
っと。胴回りもシッカリとしたNiceOneである。早速クチを開けて、少し
でも長寸が長く取れる様に新聞紙に包めたいトコであるが…。平井氏
が今到着してくれたらバッチリなのに…。

ってことで針も外さず、クロダイを浜に放置したまま平井氏に連絡をとっ
てみる。と、ラッキーなことに、もう直ぐ到着との事。クロダイくんには申
し訳ないが、もう暫くその釣られたままの姿で待っていただく。

程なく、平井氏が到着され無事に撮影が完了(例会用にクチに新聞紙
を詰めたところまで撮影されて、ちょっと恥ずかしかった…。そんなんす
るんですか?って言われちゃって…)。一気に肩の荷が降りる。平井氏
も”魚が釣れた”ってことで、とりあえずカメラだけ持って飛んで来られた
ようで(さすがプロです)、改めて荷物一式を車まで取りに戻られるとの
事。歩きづらい砂浜をご苦労様でっ。

何とかカッコのついた一匹でした。ノッコミチヌではありませんが、結構胴回りは太かっ
たです。

平井氏が車に戻られたので、再投入。すると投入して1分とたたないう
ちにコツンとアタる!、フグ?。竿先を凝視していると、一気に竿先が絞
り込まれて竿尻が持ち上がりかける。おおっ、出来すぎやん!!いかに
も大ギスって感じのアタリ!。
 しかし、待てども次のアタリが来ない…。やっぱりそんな上手いことは
行きませんなっ。マムシがシッカリとたくし上げられた形でチョイ残りだっ
た。

ってことで釣りのレポートはこれで終わりっ。
(えっこれで終わり〜、なんて言わないでっ。いつものパターンですがな
っ。)

この後は余裕カマして、平井さんと浜にイスを並べて楽しい夜のお喋り
の時間?を3時間も過ごさせていただきました。平井さん、ロクに釣りも
しないで喋ってばっかりでゴメンナサイ。喋りが過ぎるヤツやな〜と思わ
れたでしょうね。
 結局納竿とした0:30、回収したサオに硬直した20cmのチャリコが
一匹(よっぽど前からハリ掛かりしてたんでしょう…)。そのあとはやま
たかさんと、私とほぼ入れ代わりに手の浦に入られたマス吉さんに朝ま
で頑張っていただきましたが…。

 ちなみにクロダイは帰宅後の検寸で44.5cm、拓寸で45.8cm
(1.6kg)の拓Cランクとなりました。翌日の審査までにはかなり縮むか
な?と思ったのですが、14時間経過した審査時も44.1cmあり、さほ
どの縮みもなく、結果的に5月度月例の優勝を飾ることが出来ました。

実寸44.5cm(拓寸45.8cm)。翌日の審査でも4mmしか縮んでませんでした♪。
久々の月例優勝でっ!!

2位にはキスのAランクを釣られたちょっぽさん。なんと今回の月例での
大物はこの2匹だけ。いつも釣って来るシカ太郎さんやがらっぱさんも
なども思わしい釣果がなかったので審査は欠席といった具合で久々に
低調な例会となりました。平井さん、こんな時に取材ってことでご苦労掛
けました。ごめんなさいっ!!

平井さんに撮っていただいたスナップです。あと5人は出席してたんですが…。

あと余談になりますが手の浦での1回戦終了後、深夜1時過ぎに一旦
帰宅。超遅い晩飯&申請用魚拓採取後、翌朝4時には再び手の浦の
人となりました。がっ、すでに駐車するスペースがなく断念。浦底で4:3
0〜6:30の2時間、2回戦に励みました。結果は19〜21cmキス×
3、リリースサイズのチャリコ&ベラ、テカミなどでパッとした釣果は得ら
れず。前日晩の残りマムシを意地で?使い切って月例としての竿出しを
終了致しました。




この一匹が釣れたことで”喋りぃ”という本性を現して
しまいました…(笑)。
 でも取材ってタイミングでは初めてマトモな魚が来て
くれました〜。ありがとね。クロダイくん!!
[釣りデータ]
日時:'05.05.27 20:00〜0:30
場所:手の浦
釣果:クロダイ1匹(45.8cm拓寸
    チャリコ1匹(20cm 釣れてるのに気付かず…)
エサ:マムシ

日時:'05.05.28 4:30〜6:30
場所:浦底
釣果:キス3匹(19〜21cm)
    その他チャリコ、ベラ等 いずれもリリース
エサ:マムシ


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