日時: '05.07.08〜09 |
場所: 隠岐 |
釣行者: やまたかさん |
<メール原文をコピー貼り付け>
初めての隠岐島、今回同行のT氏は前々回(5月)の釣行で自己記録と
なる80オーバーの真鯛を上げておられる。全キスが終わったら一回一
緒に行きましょうか?とお誘いをうけていたが都合がつかず断念。7月
第1週めは敦賀サーフの月例なんで2週めに行きましょう!と無理をお
願いし念願の隠岐島行きが決定した。梅雨時期なので天候は気になっ
ていたがなんとか好天にめぐまれた。
今回の隠岐にはいつもお世話になっているT氏とその釣友、S山氏。私
とT氏は大物の実績場所である波止に、S山氏は前回T氏がオカズ釣り
を満喫された波止に上がった。とりあえず竿を2本セットしユムシをつけ
て投入。本番は夜との事で早速大好きなオカズ釣りを開始しようとT氏
を見ると早くもチロリをつけて投げておられる。私も素早く準備して投入
した。投げるとすぐに小さなアタリ。巻き上げるとベラがついていた。ま
たすぐに投げかえす。何かおかしい。T氏の針にはキラキラと光る魚
が。「アジですやん!捨てないで下さいね」とわけのわからん事を言って
いる私はやっぱりオカズ釣り師。すかさず私もアジを釣り上げては捌き
T氏の釣ったアジを頂いては捌き続けたのである。それからというもの
アジの入れ食い状態が続いた。少しアジも落ち着いてきた頃、竿先を押
さえ込むキス独特のアタリで今回初のランク物、28センチのキスを釣り
あげた。
その後も28・29センチのキスを追加し夕方をむかえた。「なんかいまい
ちですねえ」とT氏と話しながらゴールデンタイムへの準備をすすめる。
そのころようやくT氏の竿にも尺ギスのようなアタリが!T氏のやりとりを
見ていると中々のサイズがついている様子。慎重に抜き上げをしてビッ
クリ。なんとBIGなアジではありませんか。これがここまでの最長寸。な
んかいや〜な雰囲気。そこでT氏がS山氏に状況を確認すると、「今ま
ではいまにくらいやったけどタイムシに替えたとたんよ〜なってきたで
〜」との事。まだ少し時間は早いが慌てて夜用仕掛けにタイムシをつけ
て投入した。しかしS山氏のポイントのようにうまくはいかない。静寂の
中時間だけが過ぎていった。今回のゴールデンタイムは22時前後のは
ずだという予想だったのでしばらくテントの中でゴロゴロする事にした。
今晩皆んなは何処に釣りに行くのかなとか考えながらまさおぐさんのB
BSを見ようとしたその時、「ジャー」と言うドラグ音が。テントの中から覗
いて見ると左前方に投げていた竿が三脚上でシーソー状態になってい
る。慌てて靴も履かずにテントから飛び出し竿をつかんであわせをいれ
た。しかし思ったより重量感がない。すんなりあがってきたヤツを抜き上
げると綺麗なピンク色をした真鯛であった。検寸すると35センチ、いま
いちのサイズだがこの後に期待する事にした。しかしゴールデンタイム
になってもアタリはない。T氏が60センチ程のスズキを上げただけで夜
中をむかえた。疲れもピークに達しウトウトしていると釣友から激励の電
話。自分は今、隠岐島という投げ釣り師の憧れの地に居るんだという事
を再認識し〈寝てる場合ちゃうやん)気合を入れなおした。餌を付けては
投げかえす。それを繰り返していたがついにギブアップ。深い眠りにつ
いた。
ハッと目が覚めると時間は3時30分、隠岐で釣りができるのもあとわず
か。慌てて半分寝ぼけながら餌の付け替えを開始した。なんかあたった
ような感じの右前方に投げていた竿を巻き上げにかかると重い。時折
締めこむような感触もある。T氏に「なんか魚ついてそうですわ〜」と言
いながらどんどん巻き上げる。チカライトくらいまできたところで少し真
鯛らしき締めこみがあったが大した大物ではないと判断し強引にぶり上
げた。検寸すると40チョイ。ここは隠岐のはず。もう少し大きいのが釣
れてくれないと・・・。
T氏に「あの辺ですわ」と真鯛の釣れたポイントを指差す。すかさずT氏
も投げこんだ。するとT氏の竿にアタリがきた。でもいまいち勢いがな
い。隠岐らしくないなあとボヤキながら巻き上げにかかるT氏。「あか
ん、エイや。いいや真鯛かな?やっぱりエイや。う、真鯛?」そんな事を
いいながら水面近くまで巻き上げるとキラリと光る魚体。真鯛だ。慎重
にタモ入れをし検寸すると50センチを超えている。さすが・・・と思ってい
るうちに夜が明けてきてしまった。
そうこうしていると5時過ぎS山氏からの電話。57センチがきたそうだ。
私の釣ったのは40チョイ、T氏は53。俺のが一番小さいやん!なんとし
ても釣らねばならぬ。もう時刻は5時30分。横を見るとT氏は余りそうな
青虫を房掛けにしている。もうこうなったらヤケクソじゃ〜と私も大量に
余っている青虫をタイムシのついている針に付けまるでイソギンチャク
のようになった仕掛けを今回二人が真鯛を釣り上げたポイント付近に投
げいれた。
T氏と二人で海況を見ながら「あの辺え〜感じに潮ヨレてますね〜」と
話していると先程投げ入れた横の竿にアタリがあった。一気にもってい
ってくれないかと凝視するも残念ながらそれっきり。その時、青虫タイム
シの竿にもアタリがあった。まさか・・・餌取りやろーと思っていた瞬間
「ジャー」というドラグ音とともに竿先が引き込まれた。
今回の釣行のなかでは一番あざやかなアタリ。竿に飛び付きベールを
かえす。スルスルと勢いよく糸がでていく。大物に間違いないと確信し渾
身の力で合わせをいれた。「ドスン」のった。なんやこれは・・ 今まで感
じた事のない重量感、慎重に巻き上げにかかる。スピンパワーCXがこ
んな曲がるの?と思うくらいに曲がっている。大物を確信したT氏も横で
応援をしてくれている。「早く巻いて!どんどん巻いて!」T氏の応援が
耳に入ってはくるが思うようには巻き上げられない。ヤツの引きの強さ
もだが、何より強引に巻いてのハリス切れを恐れている。何度もの二段
引・三段引をかわしようやく力糸まできたところで「アッ」やっても〜た。T
氏もやられたという鎖に入られてしまった。
引っ張ってもびくともしない。ダメもとで反対方向に位置を替え軽くしゃ
くるとなんとかはずれた。「よっしゃ〜!」そのあとは一気に巻き上げ
た。ようやく魚体が見えてきた。デカイ。何度も抵抗するヤツをT氏にタ
モ入れしていただき無事釣り上げることができた。メジャーをあてると70
センチ程度ある。自己記録更新となる一発を仕留め満面の笑みで記念
撮影をすませ納竿とした。T氏・S山氏のおかげで今回も大変楽しい釣
行になりました。感謝。
今回の仕掛け ハリスはフロロの8号・針はサーフ真鯛Sの2本針。ヒッ
ト餌タイムシと青虫のミックス掛けイソギンチャク仕様。チロリ
釣果 キス B3 真鯛 A1 B1 D1 訳あって真鯛のAは海にお帰り
になりました。
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やまたかさん、隠岐初挑戦で(それも1晩でっ)70のマダイ!
本当におめでとうごさいます。やったね〜!、勿論、立派なク
ラブ記録更新魚です!。いやー、上の釣果写真も40のマダ
イが小さく見えますね〜。こんなん釣ってみたいっ!!。
お疲れのところ早々のレポートありがとうございました。や
りとりのトコなんて、手に汗握って?読んじゃいましたよっ。
(コメント−まさおぐ−)
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[釣りデータ]
日時:'05.07.08〜09
場所:隠岐
釣果:マダイD1(70cm),B1,A1
キスB3
エサ:タイムシ,アオムシ,チロリ |