2005年 データ詳細 No.19

日時: '05.07.24
場所 東浦海岸
本日は、全サの大先輩クラブでもある神戸中央サーフさんの「クラブキ
ス釣り大会」(福井県一帯が競技エリア)。我ら敦賀サーフから7名が厚
かましくも参加させていただく事となった(BBS等でお馴染みの生タマゴ
さんのご尽力と帷会長様・クラブ員様のご理解によって実現、感謝で
す!!)。
 競技は午前0時、第一投開始 〜 午前9時 集合審査、 「キスの1
匹長寸」及び「キスの総重量」の2部門で競われる。この2部門、どちら
で審査を受けるかは自分自身の選択に委ねられる。共に表彰対象は1
位〜5位まで。我々など全く足元にも及ばない輝かしい歴史と実績を積
み重ねて居られる神戸中央サーフさん(会員数は全国No.1、大物釣
り・キス釣り・SC競技と全てにおいて優秀な成績を収められてる、全国
でも屈指の模範的BIGクラブさんです!)ではあるが、釣りの大会とな
れば話は別!?。遠慮することなく、何とか表彰圏内に食い込みたいも
のである。

当日は土曜深夜+夏休み最初の週末ということで実績のある釣り場は
混雑すると予想。先週末のほぼ同時間帯にトレースしておいたことで、
ある程度は入れそうな(空いていそうな)釣り場は2箇所ほどチェック済
み。
 ってことで少し余裕をカマし開始1時間前の23時、東浦の不人気?ポ
イントへ到着。予想通り、先客さんは皆無…。ゆっくり準備出来そうなの
で、事前に釣り場選択で悩んでた?神戸中央のやまさんにTEL。どうや
らポイントを吟味しながら流れ流れて、難易度の高いポイントでスタンバ
イしようとしてる模様。やはりワテらは地元民、釣れる・釣れんは別とし
てポイントの選択でこうも苦しむことはないことを実感。こりゃ何としても
入賞しなきゃ…。ってことで、やまさんに2言、3言不必要なお節介を焼
き、エールを送る。

今夜の相棒はここんとこ、このポイントのデータ取りでツルんでるちょっ
ぽさん。彼か私かのどちらかでランクもん一匹はお持ち帰り出来るだろ
う。あわよくば2人共…。ってことでお判りのように、今回は「一匹長寸」
で勝負と決めている。だって「総重量=数釣り」では名手ぞろいの神戸
中央さんに勝てる訳がないっ。大物だったら、多少なりとも地元の利は
活かせるだろうって算段だ!。

1時間弱、ちょっぽさんと世間話をして時間を待つ。そして定刻の0時、
第一投。本日は竿4本以内との規定の為、ちゃっかりと4本投入する。
さーて、一投目から元気なキスちゃんの信号が…、信号…、信…、な、
ないっ!!。
 痺れを切らして巻き上げると全てのハリに餌は皆無。とんでもないエ
サトリの量だ。竿の面倒を1ローテーション見てる間に、すっぺりとアタ
リもないままにエサが舐め取られる。この分じゃ朝まで持たないぞっ。

何回かローテーションするうちに汗だくになる。気がつけば1時間が経
過、ここまで通常ならリリースの17cmクラスが1匹だけという予想もし
ない貧果。ちょっぽさんに状況を聞いてもピンが4つとの事。近くで竿出
ししてるシトッチさんに連絡入れても、エサトリが酷く、キスボーズだって
…。こりゃヒジョーにキビしくアヤしい展開。

それから更に1時間が経過、時折ハリガカリしてくるのはフグ…。2時間
もヤッてピンギス1匹!?。ちょっぽさんもこの1時間でピンを1つ追加
したのみ。えーいっこの状況を打開するには自分で何か流れを起こさな
いとっ、ってことで、竿1本とエサを持って、ちょっぽさんの釣り座の向こ
う側にある岩の上へ単身赴任?。
 それから黙々と投げては巻いてを繰返すこと1時間余り、ピンギス3
匹をようやく追加。時刻は3時を回っている。足場の悪い岩の上での手
持ち竿に疲れを覚え、3本の竿をほったらかしにしたままの元の釣り座
に戻る。

その帰り道、ちょっぽさんに釣果を聞くと、26cmは切るけど25cmは
超えてるヤツが釣れたとの事。おーっ、ワテがプチ出張してた間にジア
イやったんか〜。

ちょっぽさんの釣り座から、ふと自分の釣り座を見ると、別の意味で”ジ
アイ”だったようで、私の左手にお一人投げ師が入られている模様。そ
の釣り座からすると私の一番左の竿(誰も居ないんでちょっと斜め左に
振っておりました…)とクロスしそうなっ。

ちょうど釣り座に戻ったとき、案の定絡んでしまったのか、その投げ師さ
んが私のタックルを巻いてこちらに近づいてくる。その姿・声、ん!。何
と木村中部協会長!!。
 聞けば三里浜に行こうと車を走らせていたが、ワテらの車を発見。地
元の敦賀サーフが協会の行事でもないのに、日曜に竿出ししてるなん
て?と、一旦は思ったそうだが、日曜であるにも関わらず竿出してるっ
て事は「きっと良く釣れてるんだろう」と思ってやって来たとのこと。あー
っ、なんて虚しい深読み…。お気の毒なっ!!。
 それも、ワテとちょっぽさんの車で、ポイントに一番近い駐車スペース
は占領してしまっていた為、遥か向こうの路肩スペースに車を止めて、
ビュンビュンと国道を飛ばしまくる長距離トラックに身の危険を感じなが
らも道具を担いで歩いて来たとの事。申し訳ないっ。

でも、協会長が横にやって来てくれてからは23cmクラスが連発。もし
かして福の神?。そして周囲が薄ら明るくなったその時、ついに本日最
大級のアタリがっ!!。

竿尻が持ち上がり、その反動で竿が滑って低角度にて三脚に再び収ま
る!。その後もドラグフリー状態のリールからは心地よい回転音。よっ
しゃ、これで今日はもらった!(見てろよ、生タマゴさん!?)。。
協会長もそんな私のサオの状態をみて「どれ、30センチのキスでも見
せてもらおうか」と傍で見守ってくれる。さー、万全を期して巻上げ開始
っ。
 と、ココまでは良かったが、手応えがイマイチ。別段の小気味良い引
きでもなく…。抜き上げて違う意味でビックリ。丸々としているが24cm
クラス…。コイツがあのアタリを!?。

思わぬ肩透かしにガックリ…。協会長は「そんなん5匹ぐらい釣って帰り
たいわ」って言ってくれるものの、ワテの落胆は大きく…。この後、注意
力散漫になり、キャストの際に後ろのテトラに引っ掛けて2度もパッチン
してしまうという大失態を演じてしまう。気力もなくなり面倒くさくなってサ
オを1本仕舞う。

そんなドタバタのうちに完全に夜が明け、気が付くと総勢10名は居よう
かというファミリー団体がやって来た。時刻は午前5時をまわっており、
完璧にGiveUPモード。協会長も「何処か他にいいとこない?」って感じ
で半ば諦めムードが漂う。しかし何とか意地でもエサを使い切ろうと、投
入だけは繰り返す。

そんな中、中央のサオに久々の明確なアタリ!。暫く様子を見ていても
竿先を軽く押さえ込む感じが続く。期待して巻き上げ。すると寸足らずな
がら本日Maxとなる25cmの登場!。ゲンキンなもので、物足りないサ
イズとは言え、久々に良型をみたことでヤル気完全復活!。やっぱ釣り
人を元気にするには、魚の姿がイチバンですなっ!。

寸足らずながら、「まだ可能性ありまっせ!」と協会長に釣れたばかり
のキスを見せに行く(これがランクもんでないのが悲しいところ…)。す
ると、すかさず協会長も引き釣りにて25cmクラスをHITさせる。このあ
たりは流石!!。

ただこの流れも瞬間だったようで、その後はフグの餌付けに専念!?。
午前6時、マムシ2.5K¥、アオムシ1K¥をきっちり使い終わって納
竿とした。
 その後、同時刻にタマ切れ納竿となったちょっぽさんを交えて、しばし
協会長とお喋り(協会長、手を止めさせてしまって済みません)。もう暫
く釣って帰る、と言われた協会長とお別れし、午前7時前、釣り場を後
にした。

==今回、珍しく釣りに専念してた為?、ここまで画像なしです…==

その後、先に審査会場へ向かったちょっぽさんに遅れること20分、私
も三方温泉”きららの湯”を目指す。小雨もパラつく天候の為か、海水
浴客による渋滞もなく、審査会場には午前8時に到着。まだ誰も戻って
きてない(と思ってたけど、やまさん帰ってたそうな)。暫くして生タマゴさ
んが来られ暫し談笑、神戸中央サーフの帷会長をご紹介いただく。そし
て次々と参加されたメンバーが戻って来られ、定時前に審査開始となっ
た。

さーて、「一匹長寸」で提出するか「総重量」で受けるか。これが問題だ
っ。ハナから「総重量」っていうのはアタマになかったのだが、長寸の方
は生タマゴさんからウチのinkyoさんがBランクを含め大物4匹、あと神
戸さんの方でランクが1匹出てるって聞いている。また一緒だったちょっ
ぽさんが25cm超を持ってるのも確認済み。私のMaxは釣った時で2
5cm程度だったんで、今は縮んで24cm台になってるハズ…。審査
前、すでに自分よりデカイ魚は少なくとも3名は居る。

うーん、微妙だっ!!。暫くは審査の様子を伺って…。

そして審査が始まった。神戸中央サーフのメンバーさん達は意外にも型
で提出される方が多い、23〜24cmがかなり出されている(様に見え
た…)。ここまで誰も総重量で出してない?。ってことで、急遽方針変
更、可能性のありそうな?「総重量」でエントリーだっ!!(こいつが運
命を分けるコトに…)。

審査時の模様。慣れない釣り場でも、結構な釣果!。さすがですね〜。

検量の結果、640gとの事。匹数は11匹と少ないが23cm超の丸々と
したヤツが4本居るので思ったより重量があったようだ。後は審査の様
子を見守るのみ。
 inkyoさんやちょっぽさんの検寸が済み、型の方ではそれなりに地元
の面目?を保ったようでホッとする。多分、inkyoさんは優勝かも?。

実寸28オーバーを含め、ランク4本のinkyoさん!!。やる〜う。

2/3以上の方が、審査を受けられたようだが、まだ殆んど「総重量」の
検量者は居ない。これなら入賞行けるのでは!?なーんて考えが甘か
った…。終盤に来て、神戸中央サーフきっての数釣りの名手、uenone
koさんを始め、数釣りの猛者が続々と「総重量」?。皆さん袋の厚みが
違う…。こんなん太刀打ち出来る訳がない。幸いなことにuenonekoさ
ん(先日行われた連盟のクラブ対抗キス(数釣りの大会です)の個人戦
3位のスゴ腕!)は、ランク持ってるってことで「長寸」に行ってくれた
が、同じく神戸の渡辺副会長さん(今回、事前にご丁寧にメール等いた
だきました。ありがとうございました!)が、何と手の浦で1Kg超の釣
果!

だめだコリャ…。まもなく全員が審査終了、集計を待つ。がっ、生タマゴ
さんが悪魔の微笑み?で近づいて、「5g差で着外(爆)」とイラんことを
教えてくれる(ウオッ、悪魔のササヤキじゃっ!!)。
確かに成績発表では重量の部5位の方は「645g」。うーっ、ピンギス1
匹差かーっ!。

総重量の部1位 渡辺副会長。手の浦で1kg超、凄すぎ!! 

それよか当初意識していた「長寸の部」、1位はダントツで実寸Bランク
のinkyoさん(パチパチ!拍手っ)、2位は実寸Aランクのuenonekoさ
ん(おーっ、数釣りに加えて大物もっ!ヤリ手やな〜)、3位はちょっぽ
さん(サイズ的には物足んやろうけど、おめでとうやな!)、ここまでは
予想通り。次いで4位〜5位、ん、24cm台!?。4位の方のサイズは
ド忘れしてしまったが、5位の方のサイズは24.3cmってハッキリと聞
こえ…。

長寸の部1位 inkyoさん。おめでとう!!。ダントツやったね〜。


長寸の部2位 uenonekoさん。数釣りだけじゃなく大物まで!。


長寸の部3位 ちょっぽさん。シッカリ貰うなぁ〜。羨ましい!

その後の抽選会でラッキー賞をいただき、シブとく賞品をGETさせてい
ただく(神戸中央サーフさんの配慮のおかげで、寂しい思いをすること
がなかったです。ありがとうございました!!)。

生タマゴさんからいただいたラッキー賞記念!?の画像でっ。

がっ、もしや?と思ったので解散後、皆が居なくなったトコで、こっそりと
敦賀サーフメンバーの立会い?の下、Maxサイズを検寸。
 ウッ、24.8cmある。ってことは「長寸の部」で4位or5位にイケてた
やん。ここで、敦賀のメンバー皆爆笑!!

ヘンに色気を出して、欲のツラ張った結果ですな〜。

欲張って5gで敗退。長寸で出してりゃ入賞。コレ、まさに自作自演!。

いや〜、いいお勉強させていただきました。やっぱ人間、謙虚に初志貫
徹で行かないといけませんなっ(苦)。でもでも、着外となってもちゃんと
オチがツイてるトコが凄いでしょ!?(泣…)。


***


ってことで、本日は神戸中央サーフさんのキス釣り大会に参加させてい
ただき本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました!!。帷会長様や
生タマゴさんを始めとする神戸中央サーフの皆さんには本当にお世話
になりました。この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。またuen
onekoさんのご紹介で浜松多鱚会の方ともお話させていただく機会も
いただけたりして、とても有意義な1日となりました。お世話になった皆
さん、本当にありがとうございました!!

参加された皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!!


帰宅後、ようやく今回の釣果写真を撮りました。
数・型共にイマイチでしたが、最後まで一発を狙って
エサトリの猛攻にもメゲず、珍しく6時間もフルに頑張
っちゃった結果なんで、満足してます。疲れた〜。
でも大会ってことで、ワカサギサイズまでキープしちゃ
いました。ゴメンなさいねっ。
[釣りデータ]
日時:'05.07.24 0:00〜6:00
場所:東浦海岸
釣果:キス11匹(10〜24.8cm)
エサ:マムシ、アオムシ


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