日時: '06.02.25 |
場所: 松原海岸 |
今年は仕事の関係もあって、年初めから「釣り」の方はさっぱり。週末
の休みというと決まって休日出勤…。平日の残業疲れも相まって、タマ
の休みや空いた時間でも「釣り」っていう行為が面倒に感じられ、足が
遠のくという悪循環。会社に入社して22年、スポット的に忙しい時はあ
っても、大概1ヶ月を超えればナントカなったモノだが、ここまで2ヶ月、
それ以上にこのあとも数ヶ月続くかと思うとゾッとっする。
ってことで精神的にかなりナーバスになってしまい1/9の初釣り(こ
れも例年に比べ遅かったケド)以来、釣りとは無縁の日々が…(と思っ
てたら1/29の日曜夕方に1時間ほど行ったコトも忘れてた)。しかし、
そんなことばかり考えてても考えなくても同じ1日は過ぎてくワケで、あ
れこれ先のことを考えて滅入るよりは、とりあえず、何とかその1日1日
をクリアしていくという気持ちに切り替えなければ!。
そんな2月も下旬の25日、土曜にも関わらず午前中からお決まりの休
日出勤であったが、小春日和にも誘われ会社帰りのその足で今年3度
目の竿出しをすることに(ホンマやったら翌26日は協会の初釣り大会。
三重県下での大会とはいえ、ノーエントリーの身としては大人しく釣りは
自粛ってトコですが、会社帰りの短時間寄り道ってことで大目に見てや
って下さいっ)。
場所はここのところカレイが釣れる!?と伝え聞いた「気比の松原」。
松原は文字通り投げ釣りのメッカであるが、イマイチ型狙いとしては確
率が?、ってコトもあって、日頃からそんなに竿出しするところではナ
イ。でもどうせこの時期の敦賀の釣りだから、ボーズ覚悟で釣れたら儲
けモン?的なところも大きい。過度に期待しないで、どちらかといえば会
社帰りのお気軽な寄り道&釣り場開拓的な気持ちで挑む。
久々に三水さんに寄ってアオムシを1K¥購入。時刻は15:30を廻っ
てるので、日没までの竿出しと考えると約2時間。エサトリの居ない時期
ってことを考えると1K¥はちょっと多いかな?と思ったりもしたが、そん
な時だからこそエサ付けだけはゴージャスにっ、でOKやろっ!。
てなことで、数分で松原に到着。本日は南風がキツいが、松原では完
全フォロー。全く問題はない。さて、ドコで竿出しするかな?。ポイントが
広いのでかなり迷うが、こんなときは長年の!?インスピレーションで
っ!!。適当に釣り座を決めてサオを4本投入。時刻は16:00ちょう
ど。
三脚に並ぶ4本のサオ先を眺めるが、予想通りアタリはあるハズも無く
…。15分程経過した頃、小学生と思われる二人連れがサオを手にこち
らにやってくる。この寒い時期にわざわざ投げ釣りを…。見ていると1本
のサオを2人で仲良く交代交代で投げている。投げて巻いて、海藻が掛
かっただけでも、ホラ、こっちの方が大物だ!なーんてすっごく楽しそ
う。すぐ傍に来たので、思わず「キミら投げ釣り好きなんや〜」って声を
掛ける。すると恥ずかしそうに「うん!」。聞くと小学5年生の男の子二
人、これが楽しいって!!。今時の小学生、この真冬の時期は外に出
るのも億劫で、自宅でプレステなんかがフツーなんだろうって思ってた
が、元気に海釣り!。
それに釣れなくっても楽しいって…。自分自身の子供の頃をみてるよう
で、何だか嬉しくなってくる。
調子に乗ってそのボク達と楽しくおしゃべり。子供たちも私の傍から離
れることなく投げ釣りに関していろいろと質問をっ。私が投げるのをみて
「おーっ、スゲぇ」、「ほんなら今度はこのサオで投げてみな」なーんて感
じで、年齢のギャップなんてもんはソコにはなく、40を迎えたオッサンと
小学5年生が同じ目線で投げ釣りの楽しさについて語り合う。
自分たちが今を好き勝手に楽しむだけではなく、この子らの為にも、
我々敦賀サーフが中心となって、ファミリー向けの親睦投げ釣り大会な
んか主催したりして、次の世代との橋渡し役なんかが出来ればイイな
ぁ、なんてふと思ったり…。
そうこうしてるうちに時刻は17:00、ボク達はしきりに時間を気にして
おり、私に幾度か確認して来る。キチンと門限を守るために納竿とのコ
ト。彼らの釣果は手の平クラスのイシガレイが一匹。「これどうやったら
食べれるの〜」「カラ揚げにしたらまるごと食べれるでぇ」なんてやり取り
を交わしながら、ボク達にまたどこかで会おうと約束して別れを告げる。
何だかここんとこの心のスキマ?を埋めてくれたような心休まる一時だ
った。
さて釣りの方に戻らないとっ(笑)。とは言っても、釣りの方は全く動きな
し。エサも取られる(齧られる)こともなく2時間が過ぎ、時刻は18:0
0。もう周りも薄暗くなって来たのでそろそろ仕舞うか…。
10分ほど経過した頃か、不意に一番左のタックルのドラグが鳴く!!。
えっ、ウソやろ!?。竿先を押さえ込んでまた一鳴き!。マジかよ〜
っ!!。
かなりハッキリしたアタリなのでサオを手に取り、イトをフリーにして様子
を伺うがその後は音沙汰ナシ。逃げられた?。全くサオ先に変化がない
ので、先のアタリが幻覚に思えなくもない。時間も時間なので。ええい、
納竿よっ!ってことで巻き上げにかかる。んっ、何かついてるかも…。
半信半疑でリーリング、波打ち際に来て、イイ感じの締め込み。おー
っ、カレイやん。それももしかしたらランクあるかもよっ。抜き上げるとプ
リップリのマコちゃん!。ハリ2本丸呑み。クーラー上のスケールでサイ
ズを確認すると31cm(拓寸31.6cm)、ラッキー!!。ギリギリながら
Aランクあるやん。とは言え敦賀では上出来のサイズ。貴重な一匹に、
やっぱ釣りは行ってこそナンボだっ、て実感した次第であった。
ということで、休日出勤帰りの夕方2時間余りでしたが、新たな釣り仲間
が出来たのと、思いもよらぬ今年の初ランクで久々に楽しい時間を過ご
せた気持ちになりました。仕事の関係で例年とは比べものにならない釣
行回数・時間の少なさですが、やっぱり釣りはイイなぁ、ってヒシヒシと
思いましたよん。それと、今年絶好釣の北の方などに比べると確率的に
は全然太刀打ちも出来ませんが、ここ敦賀でも30オーバーのカレイ、
居ないことはないようでっせ〜。暖かい小春日和に、気負わずのんびり
と狙ってみては如何でしょうか?
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プリプリ肉厚の敦賀のマコちゃん。美味しそうでしょ!。
今年の初ランク魚ともなってくれたこの1枚、感謝です。。。
敦賀はイシよりマコが多い(といっても、30オーバーカレイ
の絶対数は他所に比べるとかなり少ないですが…)んです
よね。また時間のある時に半日ぐらいゆっくりとダメ元で探
ってみたいです。
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[釣りデータ]
日時:'06.02.25 16:00〜18:15
場所:松原海岸
釣果:マコガレイ1匹(31.6cm拓寸)
エサ:アオムシ
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