2006年 データ詳細(お仲間編) No.2

日時: '06.5.9〜10 
場所: 波松
釣行者: NGさん
<メール原文をコピー貼り付け>
 世間では大多数の皆さんがレジャーを楽しむゴールデンウィークは休
まず出勤して、連休明けに二日間だけささやかな休暇をとって単独で釣
行する、というのが最近5年間の行動パターンだったけど今年は釣友T
さんが私のスケジュールに合わせて同行してくれることになり、5月9日、
10日と休みを取り、8日の夜出発ということになった。

 行先は散々迷った末、もうカレイは遥か沖合いに去ってしまったかも
しれない波松と決めた。何故この時期に波松かというと、10日ほど前に
N田さんがAランクを5枚釣ったという情報を聞き、「10日後に行く予定だ
がまだカレイは残っているだろうか?」と聞いたところ、N田さんからは
「10日後でも釣れる!」という心強い返事をもらったからである。(しか
し、出発日の前日には「やってみなけりゃ分からんワ」に変わっていまし
たが)

 というわけで、8日夜9時半頃Tさんに車で迎えに来てもらい出発。途
中、福井市内のラーメン屋で夜食休憩。この時猛烈に喉が渇いていた
ので、Tさんにお伺いを立てる。
「ビール飲んでもいい?」(これは、「運転代りませんよ」という意味を言
外に含んでいる) 勿論、心優しい、自分は下戸だけど私の飲酒には限
り無く理解のあるTさんが「ダメ」と言う筈はなく則OKをもらい、生中をグ
ビグビ、「プハーッ うめーッ」

波松到着は9日午前1時半頃。見渡す限り月明かりの浜には誰もいな
い。(この時期いないのは当たり前か) 迷わずN田情報に基づくポイント
に入り私が左側、Tさんが50m程右側に釣座を構え、かくしてカレイがま
だいるかどうか分からない情況下でのイチかバチかのカレイ釣を開始し
た。
 竿を4本出し終わってビールをグビッとやりながら4つのケミホタルを
見ていると左から2本目の穂先ライトがかすかに揺れた。
ン? アタリか? 竿を取上げそっと利いてみる、すると、クン クンッと
2回小さなアタリが伝わってきた。キスか? このアタリは、と思いながら
少し間をおいてから合わせを入れる。グーンとした手応え!  乗った。
 心地よい手応えを感じながらリールを巻いてくる。

この手応えからするとキスではない、カレイに違いないと確信した。波に
乗せて浜にズリ上げライトで照らす。 カレイだ。30cmは軽く超えてい
る。幸先よし。早速Tさんに電話で報告。「距離は?」 「エサは?」 「段
差仕掛か?」と矢継ぎ早に聞いてくる。そのうちTさんからも「釣れた」と
の携帯が入ったので地合到来とばかり、気合をいれて釣りにかかった
けれどその後はエサ取りばかりで、後が続かない。そうこうしているとT
さんは車に戻ってさっさと寝てしまった。

そのうち私も猛烈に睡魔が襲ってきたので、夜釣りはここまで、後は朝
マズメ時に期待することにして車に戻って眠る。

辺りが幽かに白んでくる頃目が覚めた。Tさんは爆睡中、この人は一度
寝たら車のドアーやトランクをバタン、バタンと思いっきり開閉させても
絶対に起きないので気を使わなくてもいい。午前4時釣開始。相変わら
ずエサ取りが多い。しばらくするとTさんも起きてきた。期待の朝マズメ
時である。夜釣れたのだから間違いなくカレイはいる。二人とも黙々と
釣りはじめる。しかし何も釣れないまま時間だけが過ぎて行き、8時頃に
はTさんが「寝てくるわ」といって、ついでに道具も全部片付けて車にひ
きあげてしまった。私は9時頃までやってみたけど結局諦めて納竿。

 これから釣り場を変えるのも疲れるので本日もここで釣ろうと二人で
楽な方に決定し、夕方まで時間つぶしをして午後5時半頃再び波松海岸
に到着。早速釣り開始、1時間経過、アタリなし。完全に暗くなってしま
わないうちに穂先ライトを装着してアタリを待つ。しかし、期待の夕マズ
メ時も何も釣れないまま、午後8時になって一本の竿先がゆっくりとスロ
ーモーションのようにジワーと曲がってピンと元に戻った。次の動きを待
つが何も変化なし。アタリなのかゴミがかかったのかは不明である。竿
を取って少し利いてみると重い! 合わせを入れてリールを巻く、紛れ
も無いカレイの締込みが伝わってくる。足元まで引きずって来てメジャー
をあてると35pのカレイ。
 昨夜の一匹で終わりかもしれないと思っただけにAランク1匹追加して
ホッとする。

針をはずす間もなく携帯がけたたましく鳴ってTさんから「釣れたよー」と
いう連絡が入った。二人がほぼ同時刻に釣れたわけで、これこそ地合
到来かもしれない、とあまり大きくはない期待を少しだけ持った。1時間
後29pを1匹追加、先程の35cmを釣ったのと同じ竿である。これはアタ
リは分からず竿を上げたら付いていた。すると不思議なことにまたして
もTさんから「釣れたよー」の携帯が入る。波松のカレイは食事タイムが
決まっているのか?
 更に1時間ほど経過した頃Tさんは休憩タイムを取って車でお休み。私
はまだ眠気が襲って来ていないので一人で粘っていると、また同じ竿の
穂先が クイーと曲った。
心地よい締込みをしてくれながら上がってきたのは36pのカレイ。(いう
までもなくこれまでカレイと書いてきたのは総てイシガレイです)

結局今回釣れたのはここまでで、朝マズメはだめでした。カレイが釣れ
るのは夜中だけという不思議な体験をした波松釣行でした。

結果 34cm〜36p  3匹
   29p      1匹 



NGさん、釣行記どうもありがとうございました!!。
これだけの力作、やはりこのHPをご覧になっていただいて
る皆さんにもお伝えしたかったです。掲載の件、快諾してい
ただきましてホント、ありがとうございましたっ(謝)。
 それにしても5月も中旬になろうかというこの時期、波松
でこういった結果を残されたこと…。驚きと共に可能性を教
えていただいたってコト(んまぁ、今シーズンの波松は、ちょ
っと例年と”趣き”が違ってるって感じもしますが…)で、とて
も興味深く読ませていただきましたよっ。同行されたTさんも
しっかりと結果を残されたようでっ。
 お二人ともお疲れさまでした!!。
NGさん、またのご投稿、お待ちしておりますっ(笑)。
(コメント−まさおぐ−)
[釣りデータ]
日時:'06.5.9〜10 
場所:波松
釣果:イシガレイ4匹(29〜36cm)
エサ:−  


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