2006年 データ詳細 No.9

日時: '06.09.10 
場所: 東浦海岸
本日は協会の夜釣り大会(&事故防止講習会)。プロジェクトは東海サ
ーフさん。審査基準はキスの部・他魚の部の選択制で、キスの部は2匹
長寸・他魚の部は全サ指定魚の1匹長寸で競われる。釣り場範囲は石
川・福井・京都の沿岸で受付なしの午前0時第一投厳守、午前9時(午
前9時〜審査)までというルール。

ということで、今回はとーぜんの如く?キスの部狙いである。先週の調
子(28cm+27cm=55cm)なら上位入賞も見えてくる。なーんて人
間欲出すとダメなんだろうけど…。
 大会前日、金曜晩には某〜氏より尺ギスNEWSが入るなど、期待は
イヤがうえにも高まる。ところがどっこい、土曜の午前中にその某〜氏
より受けた最終報告は、結局その初っ端の一発だけで、潮も全く動か
ず雰囲気ゼロ。結果も然りで型狙いとしては厳しい状況との事。加え
て、り〜氏(あっ、いけね!伏字になってないや(笑))と同時刻に今回
私が入ろうとしてるポイントに行ってた方も居られたとの事だが、そちら
もサッパリだったということで、ダメ押し〜。

先週は良かったのに…。こりゃ昨年と同様、9月に入っての”魚隠れ”
か?。それだったら重症だな。結局、昨年は”魚隠れ”した9月中旬以
降、敦賀のキス君は戻って来てくれなかったし…。そういえばアノ時も、
ある日突然ぱったりと、だったからなぁ。

土曜の22時半、BBSに出発前のカキコを記した後、自宅を出発。とり
あえず、本日メインに考えてるいつものポイントを目指す。途中、某〜さ
んポイントも気にはなったが、あえていつものトコロへ…。
 現地到着は23時、競技開始1時間前。遠めに見たところ、釣り場に
は先客さんが居るようだ。といってもマイポイントでの竿出しは可能そう
なので、車から荷物を降ろしてポイントまで歩く。ヘッドランプが2つ確認
出来る。ケミホタルや穂先ライトの灯りも確認。大会参加者であれば時
間まで釣りは出来ないルール。ってことは、先客さんは一般の方で2名
さんってコトだな。

釣り座到着は23時10分頃。開始までにはまだまだ時間があるので、
荷物を下ろして先客さんに挨拶がてら釣況を確認することに。んで、「こ
んばんは!」と声を掛けると、「まさおぐさんですか?、こんばんは!!」
と元気な声で返していただく。いきなりHNを言い当てられて、ちょっとビ
ックリ!!。丁寧に自己紹介いただくと、その元気な声の主は、以前B
BSにもカキコしていただいてた岐阜の”だがや”さんとそのお連れさん
であった。

勿論、お顔は初めて拝見するのだが、以前からのお知り合いでもある
(何かヘンな表現だけど(笑))。でも、こういった思いもかけない嬉しい
出会いがあるのもHP管理者としての喜び♪。

だがやさんの話によると、釣り開始早々に26cmが出たが今現在はア
タらないとのこと。そうやって話をさせていただいてる最中にだがやさん
の竿に明確なアタリ。おっ、いけるか?と思ったが、残念ながら上がっ
てきたのはウチワサイズのエイ。聞くと2枚目とのこと。コイツが徘徊し
てる時って芳しくないときのパターン…。改めて海況を見ると月夜のベタ
凪。潮の動きも感じない。こりゃ、り〜さんのヨミ通り相当厳しい釣りに
なりそうだな、と思いながらも午前3時の大潮・満潮止まりまでなら可能
性はアリと踏む。

そうこうしてるうちに、競技開始15分前。新たに4人の釣り人が来られ
た。時間帯からすると、間違いなく今大会のエントリーメンバー。確認し
にいくと思った通りで協会長を始めとする中京サーフのベテラン4人さ
んであった。こりゃ賑やかな夜になりそう。

中京さんへの挨拶を簡単に済ませ、釣り座に戻って第一投の準備。お
っ、もう午前0時をまわっている。遅れること約5分。とりあえずマムシを
タップリと付けすぐさま投入。良型キスが居れば一投目に何らかのシグ
ナルがあるはず…。

がっ、アタリもクソもなし。3本のサオは微動だにせず…。5分たっただ
ろうか。エサ点検のため回収に入る。ぜーんぶエサトリにヤられてい
る。2投目もダメ。3投目も…。このポイントは勝負が早いのが取り柄。
開始からの数投にアタリが出ないことで、かなり旗色が悪いことを自覚
させられる。開始30分経ったころだったか、だがやさんとお連れさんが
帰られていった。

その後も黙々と撃ち返しを続けるが、1時間経ってもキスからのシグナ
ルはナシ…。このポイントで投入開始後1時間もキスが釣れなかった、
なんてことは昨年の9月、”魚隠れ”以来である。相変わらずのベタ凪&
影が出来るほどの月夜…。こりゃ雰囲気的にかなりヤバイ。協会長を
はじめ中京さんの面々にも様子を伺ってみるが、エサトリばかりで全く
ダメ!とのコト。うーん…。
 時刻は午前1時半。釣り開始後1時間半ってことは、普段の釣りなら
そろそろ納竿を考える時間帯である。潮もそろそろ上げ7分半を廻る。
何とかしないと…。

そこで本日の隠しダマ!?、極小・豆ユムシを登場させる。とりあえずこ
のままじゃマムシが持たない。三水の章ちゃんに「今日のユムシは細か
いで〜」って言われたのだが、エサとりの多い状況下、けど、キスの喰
いは悪くしたくないって状態を想定して、意識的にこの”豆”を15匹購入
しておいたのだ。ホント、小指第二関節までの、まるでミニウインナー
の”ポークビッツ”にそっくりなサイズ。これは大ギスにもってこいの大き
さ。

午前1時半過ぎ、サオ3本全てをボークビッツ、いや、豆ユムシにつけ
かえ再投入。多少はエサ持ちが良くなってくれれば…。

しかし期待とは裏腹に、ベタ凪の海と同様サオ先は落ち着いたまま。1
5分程経過してまず1本を回収、うーん、やはりエサトリにヤられてい
る。この作戦もダメかっ。潮止まりまであと1時間に迫り、さすがに”諦
め”が入りかかった午前2時、「ガタン!」という音に目を向けると、サオ
尻が持ち上がり、サオ先が大きく引き込まれている!!。

やっと来たか〜、大ギスっ!!。早速サオのタモトまで駆け寄り、様子
を伺うとドラグ音と共にスプールが小気味よく逆回転。”ベタ”で釣れなさ
そうな周囲の静寂感とはあまりにもアンバランスなこの1本のサオ。大
事に取らねばっ。
 サオを手にしてベールを起こし、ミチイトを手でツマんで軽くテンション
を掛ける。キュッ、って感じを期待したが、予想に反して”グイッ”って感
じが指先に伝わる。ありゃ〜、こりゃキスじゃねーなぁ。もしかして徘徊
中のエイか…。落胆してベールを戻し、強引に巻き始める。ん、でも張り
付くだけの能無しじゃなさそう。コイツはもしかしてクロか?。

ソコソコの重量感、かつ、一定の力感ある引きはセイゴのソレよりも重
厚感がある。こりゃクロで間違いなさそうだ。ランクはありそうな手応え
だが、そんなにデカいってサイズでもなさそう。波打ち際を一気に引き
抜くと予想通りの銀鱗が跳ねているっ。

なかなか元気なクロダイくんでした。作戦変更に応えてくれて嬉しかったよっ!!。

いや〜、このベタ凪の月夜によくぞ喰ってきてくれました!!。早速、検
寸。んー、クーラー上のスケールでは38cmまでしか計測出来ない。そ
いつを僅かに超えている。だいたい40cmってトコか。今回はウチワの
月例会とは違うので、審査前に拓を済ませてって訳にもいかない。審査
まではなるべく魚体に触れないよう、新聞紙でくるんでクーラーの中の
氷の上に置いておく。

ってコトで今回の釣行レポートはオワリ〜っ。
何でって?。だって、これ以上は何もなかったんで(笑)。

この一匹で、いとも簡単に「キスの部」狙いから、「他魚の部」提出に”鞍
替え”を決意。だって、キス釣れそうになかったんだもの…。あの雰囲気
で良型2匹はよー揃えんわっ。結局、この後はユムシを使い切った午前
3時半、朝マズメのキス用にと残しておいたマムシを潔く海に撒いて、早
すぎる?納竿と相成った。でも普段の釣りから考えると、3時間半〜4
時間っていうのは頑張った方!?。それ以降の午前4時半からは、車
内で2時間以上のオヤスミタイムを楽しんだ。



ということで、何とか獲物を一匹確保出来たんで、本大会は朝マズメを
迎える前に早々と納竿しました。
 定刻の9時からは審査が行われ、参加人数は64名との事でしたが、
やはり全般的に不調の感は否めず…。審査から引き続きの事故防止
講習会の関係で、プロジェクトの東海サーフさんに改めて結果を確認・
メモらせていただく時間もありませんでしたので詳細は不明です(確定
情報ではないので、ここからはイニシャルトーク!?)が、キスの部優勝
は中京サーフのSさん。敦賀市内・西浦でBランク2本揃えられてまし
た。この喰いの渋い中、流石ですな〜。第2位は東海サーフのTさん、こ
の時期手堅く!?京都・宮津方面でB&Aランク。我が敦賀サーフのメ
ンバーの中では、inkyoさんが東浦の他のポイントでAランククラス2本
揃えられて4位に入賞されました。おめでと〜。

手堅くランクサイズを揃えて上位入賞のinkyoさん。オヌシなかなかヤルな〜(笑)。

んでもって、注目!?の他魚の部。優勝は中京サーフのKさん、50オ
ーバーの立派なマゴチくんでしたっ!。そんでもって第2位は私の拓で
泣きBランクのクロダイ。検寸時にあまりコキコキやるものカッコ悪いの
であまり触らずに出したところ、これはB採れるか微妙なサイズ?。と、
思いましたが、帰宅後の整体でめでたく元の寸法に戻りました(笑)。
 そして第3位には岐阜サンヨーサーフのMさん、綺麗なAランクマダイ
を釣られてました。

私もこんなん釣りたいぞっ!!。他魚優勝の中京サーフ、Kさんのマゴチ君でっ。

いつもなら表彰後”お疲れさん”、で解散なのですが、今回は引き続き
午前10時から年に1度の協会事故防止講習会。昨年は敦賀海上保安
部さんによる本職”海猿”の実技指導をいただきました。今年は敦賀市
消防署さんにお願いしての心肺蘇生法とAEDの使用方法で約1時間半
の講習です。
 場所をいつものフェリーターミナル3Fに移しての実技講習。過去にも
他所で心肺蘇生法の講義を受けたことはあります。しかしその時は人
形の数が足りず、時間的&恥ずかしがりやの人たちは実践しにくいとい
う面もありました。けれども今回は1人1体のシミュレーター(人形)を準
備いただいてましたので、十二分に「意識確認」→「助けを呼ぶ(119
番通報)」(ポイントは”個人”を指定しお願いすること。誰かお願いで
は、お互いに誰かがやってくれるという気持ちになってしまい、確実に連
絡される確率が低くなる)→「気道確保」→「呼吸確認」→「人工呼吸」→
「循環の確認」→「心臓マッサージ」の流れに関し、充分な練習を積むこ
とが出来ました。また2人1組になっての回復体位への移行練習やAE
Dの操作方法(至って簡単でした♪)の講義を受け、有意義な1時間半
を過ごすことが出来ました。私自身、AEDに関してちょっとした質問な
んかもさせていただいたりして、積極的に受講出来たと思っています。

皆さん通し釣りの後とは思えないくらい!?熱心に受講されてましたっ。私も一生懸命
ヤりましたよっ!!。

これがウワサのAED。音声指示に従うだけの簡単操作でした。

そんでもって、今回の受講で感じたことは、年々心肺蘇生法はその方
法について検討がなされ改善・改訂されているという事実に(確かに以
前受講した心肺蘇生法と比べ部分的に簡略化&合理化されてる点が
ありました)、「一度受けたからもういいや!」ではなくって、数年に一度
は継続して受講していかないとなぁ、と実感した次第です。


何はともあれ、楽しい時間を段取りいただいた東海サーフの皆さん、そ
して夜勤明けにも関わらず、長時間に渡り有意義なご講義をいただい
た敦賀消防署の方々、本当にお疲れ様でした&ありがとうございまし
た!!。




帰宅後、申請拓前の整体?画像です。実寸40cm(拓寸
40.5cm)でしたっ。
胸鰭がCutされてるのは、大会参加された方ならご存知
の通り、大会検寸完了魚の証明でっ。
厳しい状況下にも関わらず、大会2位に導いてくれたこの
クロダイくんに感謝ですねっ!!。

[釣りデータ]
日時:'06.09.10 0:00〜3:30
場所:東浦海岸
釣果:クロダイ1匹(40.5cm拓寸
エサ:マムシ・ユムシ


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