2007年 データ詳細 No.9

日時: '07.07.08 
場所: 石川・塩屋海岸
本日は協会のクラブ対抗キス釣り大会。私にとって年1回の数釣りの大
会でもある。例年通り釣り場は石川県塩屋海岸(泣く子も黙る、砂中行
軍!)。大会運営担当も例年通り我が敦賀サーフ。

毎年、クラブ対抗キスというと、とりあえず無事に大会が終了し、参加さ
れた皆さんにとって楽しく有意義な時間を過ごしていただければ…、との
思いが強かったが、昨今、S社のJCに加えて数年前よりD社主催のSB
Cも開催されるなど、数釣り競技の熱もヒートアップ。我がクラブメイトの
中からも、そういった競技会にエントリーするメンバーも徐々に増え、東
西100人会や連盟のクラブ対抗キスへの出場権をかけたこの協会クラ
ブ対抗で勝ちたい!、上位に入りたい、という声があがっていた。また、
そういったクラブメイトの想いとは別に、私的には皆で頑張った証として
の「団体戦優勝」という未だ見ぬ栄誉に憧れる気持ちと、平素からのクラ
ブ員の頑張りに値する評価・結果を得てみたいという気持ちが強くなって
いた。そのような気持ちからつい、事前に本BBSにて「団体戦での優勝
がない」、なんて書き込みをしてみたり…。


7/7 23:00、敦賀市内某所でクラブメイトと待ち合わせ。2台の車に
分乗し、一路深夜の高速へ、と、行きたいところであったが、少し走った
ところで、私の車の助手席に座っていたちょっぽさんが、「すんません、
ヘッドランプ忘れた…」ってコトで、のっけから待ち合わせ場所に逆戻
り。今日は大丈夫だろか(笑)。

遅れること10分?、北陸道に乗り加賀ICを目指す。今庄あたりで不意
に霧雨!?。今日は降水確率も低く、雨の心配はないって話なのに。や
っぱ今日は大丈夫か〜、などと心配しながら、お決まりの女形谷PAで
休憩・軽食タイム。ここで”少し遅れるので後から追っかけます”との連
絡があったカッチンさんと合流。現地集合の富山支部おとっつぁんさんと
欠席のやまたかさんを除くエントリーメンバー全員が揃った。

カッチンさんを含めた3台の車は予定通りに加賀ICを下車。いつものコ
ンビニに立ち寄り、朝食の買出し。集合場所である塩屋海水浴場には
午前1時頃に到着。道中の霧雨で一時的に心配した天候も全く問題な
く、月が顔を見せてくれている。とりあえずはこの天候に感謝!!。

集合の2時までにはまだ時間があるので、inkyoさんの車でキスの数釣
りのDVDを上映?。充分過ぎるイメージトレーニングを積む。ふと横を
みるとシトッチさんがコンビニで仕込んだスパゲティーを食べ…。蕎麦達
人のハズのシトッチさんがスパ?、凄く気になるんだけどっ(笑)。
 そうこうしてるうちに協会長がこちらに来られ、暫しのお喋りタイムを楽
しむ。次いでゴンズイ親爺さん登場!。inkyoさんとよからぬ話を始め
る。結局不本意ながら?そのよからぬ話に乗っかってしまう私って一体
…(笑)。

大会前独特の楽しい雰囲気の中、アッという間に時間は経過。集合時
間の午前2:00となった。参加者全員に集まっていただき、協会長の挨
拶を受けた後、競技ルールの説明・出欠確認と進めていく。皆さんの協
力のお陰でスムーズに進行、2:10頃にはスタートをかけることが出来
た。

さて、何処へ入るか…。私は昨年のポイント、ポール前を目指す。inky
oさん・おしげさん・シトッチさんも昨年の場所辺りでと考えているようだ。
それに塩屋初体験のカッチンさん、7/1付けのホッカホカの新入会員
であるまことさんの6名が遊歩道を黙々と歩くことを選択。おとっつぁんさ
んとちょっぽさんは浜からのポイント探し。

全体的に今年は遊歩道を歩くメンバーの少ないこと。我々6名以外には
3〜4名の方が先行されただけ(後から知ったけど、三河のpa-paさん達
だった模様)…。それ以外の40名余りの参加者(エントリーは55名)
は、浜から比較的近場を攻められるのだろうか???。

遊歩道を20分くらい歩いたところで浜に出る。さー、ポール前は?と思
ったが、すでにたくさんのケミホタルがっ。こりゃ、しゃーない。こうなりゃ
人が居ないところまで浜を行軍じゃ〜。それから更に北上を続け、つい
に先行者の居ないところまで…、と思った矢先にちょっぽさんからTEL。
「まだ歩いとるの〜」という冷やかし的な言葉に「まあな!」と答える。どう
せ早ように場所確保して、ヒマやから電話してきたんやろ〜。と思ってた
が、次の言葉に一瞬絶句…。ち:「大事なもん、車に置いてきた〜」ま:
「何、どうしたん?(ここまで来てるのに、駐車場まで戻れって言うんか
ぁ)」、ち:「実は審査時のデータ処理用PCの電源変換機を集合場所に
…」ま:「えーっ!(マジかいっ!。敦賀の集合場所かいっ)」ち:「…」、
ま:「しゃーない、時間掛けて手計算・手集計するしか…」。予想もしない
重苦しい会話に、一瞬にして体中の汗が引くっ。やっぱ今日は大丈夫じ
ゃなかった(苦笑)。がっ、今更じたばたしてもしゃーない。汗も引いたこ
とやし、もうちょっと歩こ。。。

結局、荷物を置き釣り座を決めた時点での時刻は2:53。長者屋敷跡
まではまだ少しあるが、限りなく片野に近いところまで来てしまった。私
より右手にはケミホタルどころかヘッドランプの灯りすら見えない。遊歩
道を20分、そこから浜に出て更に25分ばかり歩いてしまった。間違い
なく本大会の参加者の中では一番奥まで来てしまったようだ。ここまでく
ると自分自身はマゾヒストかと疑ってしまう。

そそくさと竿を継ぎ、準備にかかる。まずは誘導天秤25号にカレイ針1
4号で大ギス狙い。しかし、並継ぎ竿に固定リール・PEラインと、いつも
とは勝手違うスタイルに大きな違和感を憶える。けど、昨年のパターン
からすると暗いうちはなーんも来んやろ、と半ば諦め。競技開始時間
(3:00)の1分前にはチロリを付け終わり、無事にスタンバイOK。

携帯で定刻を確認し、第一投。風もない穏やかな海況、4色付近に投
入。大き目のカケアガリを探して仕掛けを止める。5分ほど経過した頃、
コツンと小さめのアタリ。暫く様子を伺うとまたコツン…。イマイチはっき
りしないアタリに業を煮やし巻き上げに入る。上がってきたのはやはりク
サフグくん。ま、置き竿だし仕方ないわなっ。でもコイツが湧いてるとした
ら、ちと厄介。

2投目、今度は若干右手に投入。仕掛けを落ち着かせて竿を置く。する
と直ぐにサオ先をククッと押さえこむキスっぽいアタリ!。針ガカリを確
信し巻き上げると22cmのまずまずの型。思いもしなかった暗いうちの
一匹に思わず顔が緩む。

2投目で釣れて来た本日の一匹目。暗いうちから来てくれるとは♪。

次いでの3投目、投入後しばらくして小気味いいキスならではのアタリ。
こりゃ思ったよりキスが濃いか?。置き竿でも連発でアタってくることを
考えるとフグよりもキスの方が濃さそうだ。ニンマリしながら巻き上げる
と今度は23cm。飛びぬけたサイズではないが、まあ型も揃っている。
こりゃ楽しい釣りになりそうだ。

結局周囲が明るくなった4:30過ぎまで、数は5匹ながら置き竿で21〜
23cmまでの良型に恵まれた。気分を良くして、固定天秤+数釣り用の
市販5本バリに、エサもチロリからイシゴにチェンジ。すっかり明るくなっ
た5:00前、引き釣りスタイルで本格的に数狙いをスタート。4色目から
サビく。すると、すぐさまブルルッっとかなり大きめの魚信が感度抜群の
ロッドを通して手元に伝わる。4色〜3色までの2色を引いて3発のアタ
リ。2色より手前をスルーし巻き上げると、睨んだ通り18〜22cm3匹
の針掛かり。うん、悪くないスタートだっ。それ以降の小1時間、昨年ほ
どのペースではないが、1〜3匹の針掛かりでまずまず釣れてくる。今年
の特徴は昨年より型がいいのでサビいていてもアタリが大きく面白い。
結構楽しいぞーっ。

今回のステージは片野側の杉?植樹前。

ここまで来ると、審査会場なんぞ全く見えまへん。帰りが怖い…(浜歩きで小1時間かか
ります)。

ところが6時過ぎより2色付近を貝採りの底引き船が行ったり来たり…。
丁度私の釣り座の前が漁業権(塩屋と片野?)か何かの関係か、底引
き船のUターン場所となっている。途端に打ち返しのペースが鈍ると共
に、当初は影響なく釣れて来ていたキスたちも底引きの往復回数が重な
る毎にアタリが遠のいて、空バリを引くことも多くなってきた。そんなこん
なで船が姿を消すまでの約30〜40分間は殆んど釣りにならず。結局、
底引きが終了したのは6:40頃。本日の競技時間は8:30までだが、大
会責任者である私としては8:00までには審査場所である駐車場に戻ら
なければ。。。このまま浜を歩いて帰るとすると、帰路に1時間は見てお
かないとっ。ってことで6:50、最後の一投とし、少しばかり後ろ髪を引
かれる思いで7:00に納竿。

帰りの道中、競技中の皆さんに一言づつ釣況を伺いながら帰る。すると
皆さん一様に笑顔でまずます、と答えて下さる。こりゃ審査が大変そうだ
(笑)。しかし、後から考えると、そんな返事を返してくれたのはかなり奥
まで歩いてこられた方ばかり(おしげさん、中京のAさん、シトッチさん、
三河のpa-paさん・単身さんetc:結果的には入賞者の殆んどでしたっ)。
今回は歩いたモン勝ちだったのかな?。

そんな帰り道、マークすべき!?一宮サーフO島さんの釣り座に少しお
邪魔。釣況は昨年ほどでないなぁ、との事(O島さんは’04〜’05と2年
連続本大会の覇者。昨年は一つだけ私の方が順位上だったんで、ちと
嬉しかった!)。そんな話のなかで「PC電源の件、聞いてるから俺の
車使ってもらってイイよ!」との、とても有り難いお言葉っ。これで審査集
計時の不安も一掃。天候のように気持ちもスッキリ!!。さすがO島さ
ん、私にとってはいつでも頼れるステキなアニキでっ!!。

心配事もなくなったので、あとは審査に全力を注ぐだけ!!。疲れた体
にムチ打って大汗をかきながら駐車場にはほぼ予定時間の7:58に到
着。これにて本年度の私のクラブ対抗は無事終了。。。



ということで、この後、定刻の8:30少し前より審査を開始致しました。
皆さん良型を揃えておられましたね。やっぱり奥まで歩かれた方のほう
が数・型ともに良かったようです。
 んで、結果はBBS等でご存知の通り、我が敦賀サーフが大健闘!。
個人戦でおしげさんが大激戦の上、中京サーフのゴンズイ親爺さんをか
わして優勝!!。4位にシトッチさん、9位にちょっぽさん、10位に新入
会員のまことさん、入賞しんがりの12位に私と5名が入賞することが出
来ました。

以下、個人戦の結果は次の通り。

<個人戦>入賞分(参加者の上位約20%:12位まで)を掲載
第1位 51匹 敦賀サーフ 岡村氏 
第2位 51匹 中京サーフ 高野氏
第3位 47匹 中京サーフ 荒川氏
第4位 46匹 敦賀サーフ 服部氏
第5位 45匹 三河サーフ 家田氏
第6位 44匹 三河サーフ 阿部氏
第7位 41匹 東海サーフ 佐橋氏
第8位 40匹 三河サーフ 荒川氏
第9位 39匹 敦賀サーフ 向氏
第10位 36匹 敦賀サーフ 国領氏
第11位 35匹 中京サーフ 山本氏
第12位 33匹 敦賀サーフ 小倉
※釣行レポの中でも触れてますが、ホントに今回は型が良かったです。
しんがり入賞の私(33匹)でも、帰宅して重量測ったら1.3kgありまし
た。20cmオーバーがかなり交じってました。

個人戦優勝のおしげさん、やったね〜、おめでとー!!。賞品はキス専のクーラー♪。

僅差(同匹数・キスの一匹長寸差)で準優勝の中京サーフ、ゴンズイ親爺どの。今回も
いろいろと楽しませてくれましたっ。ある意味、主演男優賞やね!!。


そんでもって団体戦!。ついにやりました!!。敦賀サーフ念願の団体
戦優勝でっ!!。

ありがとさんです。一応、ワテがトロフィーをいただきましたっ!!。感激っス。

<団体戦>
第1位 敦賀サーフ 29.25匹/人
第2位 中京サーフ 18.54匹/人
第3位 一宮サーフ 17.40匹/人
第4位 東海サーフ 16.00匹/人
第5位 三河サーフ 13.50匹/人


今回、敦賀サーフからは9名エントリー(実参加は8名)、一人一人が競
技に運営に、本当に良く頑張っていただきました。会長としてこれほど嬉
しい日はなかったです(涙)。皆、ホントにありがと!!。素晴らしいクラ
ブメイトに恵まれて、私は本当にシアワセもんです。
 個人戦入賞の5名だけでなく、全体での最長寸となる28.5cmを釣ら
れたカッチンさん、ご本人だけでなく奥さんにも運営補助をいただいたお
とっつぁんさん、ゴンズイ親爺さんとの共謀?による○ギリで盛り上げて
いただいたinkyoさん(オイシイところはゴンズイ親爺殿に持っていかれ
ちゃったね〜)と、8人それぞれに活躍いただきました。ありがと&お疲
れ様でした!。来年も頑張りましょうね!!。

今回も遠方から多数ご参加いただきまして、誠にありがとうございました!!。

ってことで、’07年度の協会クラブ対抗キスも無事終了することが出来
ました。いつものことですが、皆さんのお陰でスムーズかつ安全のうちに
大会を終了することが出来ました。大会中や審査時の皆さんの笑顔に、
やっぱ中部協会って、ホント皆温かくっていい協会だな〜って再認識致
しました。重ねての言葉となりますが、大会運営にご協力いただきまして
本当にありがとうございました。
 また特に私らのチョンボによる窮地を快く救っていただいただけでな
く、お疲れのところ、一番最後となった敦賀サーフ分の審査にも立会い
いただいた一宮サーフのO島さん、個人的にも本当にお世話になりまし
た。ありがとうございました。




大会後、敦賀に戻ってから記念撮影(現地でお別れしたおとっつぁんさ
ん、一緒に撮りたかったんだけどゴメンね!)。シトッチさん、シャッター
ありがと!!。


ワテとシトッチさんが交代してもう1枚。皆、イイ顔してるわっ!!。
(後ろのまことさん&inkyoさん、頭切れててゴメンね!。二人共180超
だってこと忘れてた(笑))
[釣りデータ]
日時:'07.07.08 3:00〜7:00
場所:石川・塩屋海岸
釣果:キス33匹
エサ:チロリ・イシゴカイ


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