2007年 データ詳細 No.18

日時: '07.09.21 
場所: 東浦海岸
今週は業務タイトで何かとストレスの溜まることが多かった。こんな時こ
そ会社帰りの釣行でストレス解消と行きたいところだね、とT君と話して
いたが、結局それすら叶わず。そんな週末の金曜日、18時半から市内
の旅館で職場の飲み会。仕事はかなりタマっているが、エライさんの歓
送迎会の為、極力の参加が必要。どうせ仕事が出来ないなら、この機
会を活用しちゃいましょー!。ってことで、飲み会終了後、T君と2〜3
時間部活することに決定(笑)。

21時前、1次会がお開き。T君と目で合図を交わし(もちろん、私もT君
も一滴も呑んでませんでっ)、旅館を先頭で出る。その足で最寄りのエ
サ屋さんへ行き、私はマムシ1K¥・ユムシ6匹を調達。T君はマムシ
1.5K¥。私的には今晩、ここんとこのゴンズイ&フグの猛攻&良型キ
ス下降気味という状況を勘案して、ぼちぼちターゲット変更の時期か?
を把握すべく、竿3本にて前半1時間半余りの時間、マムシ1K¥で良
型キスの様子伺い。後半1時間をユムシに切り替えて、クロダイ・スズ
キ等、他魚の動向を確認する算段。T君は竿2本で彼自身未だ見ぬキ
スに大物を追いかけるとの事。

現地着は21時半。飲み会の分、いつもの平日釣行よりは若干出遅れ
たが、T君と二人で予定していたポイントへ入釣。二人して”釣り”に飢え
ていたのか(笑)、竿を準備する間ももどかしく、22時前にはそれぞれ
第一投を完了した。

竿2本ということもあって、一投目の回収を先に実施したT君に状況を
聞く。やはりエサトリが大量に徘徊してるようで、エサは針に全く残って
こないとのこと。やっぱりか〜、と思いながら、こちらも一投目の回収に
入る。T君の言う通り、エサが残っていない。アタリも無いところをみる
と、やはりムシか…。

2投目でフグHIT。ゴンちゃんこないだけマシ!。3投目の小当たりでよ
うやく21cmのキスがお出まし。お呼びでないサイズの為、リリース。4
投目でも20cmのキス、これまたリリース。フグとエサトリの中、ポツポ
ツとキスが掛かってくるが、アベレージが20〜21cmではランクGETの
可能性は1ヶ月前よりかなり低下していると判断せねばなるまい(経験
上、アベレージ23〜24cmあれば、複数匹のランクサイズGETの可能
性が高いが…)。がっ、23時前、大きく竿が舞い込み、ドラグが鳴
く!!。数秒間唸ったあと、竿尻が地面に着地。その後もサオ先を押さ
え込んで、スプールが逆回転。いかにもキスのランクっぽいアタリ。竿の
袂に駆け寄り、ベールを起こしてイトを送り込み様子を伺うが、ありゃ?
反応しない。そういえば、先の2匹もリリース可能だった(=ハリを丸呑
みしていなかった=喰いが浅い?→バ○シ?)。もしかして…。

ベールを戻し竿を立ててみるも、案の定”空振り”の模様。巻き上げて
みると、下バリのマムシがハリの下部が見えるくらいまで短くなってい
た。キスのランクはいないことはなさそうだが、アタックの頻度↓、喰い
も浅いようで、「やっぱ大ギスは低下傾向」との無理矢理(笑)の結論付
け。1K¥のマムシも予定通り底をついたのでユムシにチェンジとする。
仕掛けもカレイバリ14号の2本バリから丸セイゴ17号の1本バリ仕掛
けへ交換、他魚の様子を伺うことに…。

ユムシは6匹。竿3本、アタリなくても30分経過で付け替えと想定し約1
時間分(2投分)。数ヶ月前のようなユムシ分殺なら直ちにゲームオー
バーとなってしまうが、取りあえず今日は気にせず、アタリがあれば巻
く・なければ30分待つというシンプルな釣りに徹する。ここんとこムシエ
サONLYで”手返し必至”の慌しい釣りが続いていたので、こんなゆった
りと構える釣りもまた良し。投げ釣りを始めて間なしのT君にもユムシ竿
に大物がHITした時の豪快なアタリを是非見て欲しいが(そんなん見た
ら更に”投げ”にのめり込む事間違いなし!!(笑))、こればっかりはそ
んなウマイことイカンだろうな〜。

ユムシに切り替えて15分余り、当然の如くアタリもないのでT君の釣り
座でダベリング。そんな時、まったりとした静寂を破って一番遠方の竿
が海面と平衡状態となり、ドラグが唸り続ける!!。ユムシ竿に来たで
ぇ!!。

T君と共に竿までダッシュ!、依然としてドラグは休むことなく鳴き続け
る。これは、間違いなく何らかの大物。この手のアタリを初めて目の当
たりにしたT君は「すんげェ〜!!」と驚嘆の声と眼差し。よっしゃ、これ
は何としても取って獲物が何かを見せてあげたいっ。

ヤツは半色くらい走っただろうか。針掛かりは完璧とみて、竿を手に取
り一気に勝負する。リーリングを通じて、手元に”ゴクッ、ゴクッ”とハッ
キリとした心地良い引きが伝わってくる。”ドン引き”のエイや”重くなっ
たり軽くなったり”の長モノでもなさそうで期待感が高まる。T君も期待し
て見守ってくれている。強引に巻き取って浮き上げると白っぽい腹が見
える。スズキかぁ??。
 
抜き上げた魚体をよく見るとクロダイ♪。それもまずまずの大物。しっ
かりと丸セイゴ17号を飲み込んでいる。T君は初めて見るクロダイの姿
に興奮!!。そーだよ、こんなヤツも釣れて来ちゃうのが、投げ釣りの
魅力の一つなんよ!!。

とりあえずハリを外す前にT君に記念撮影をお願いする。T君も快く引き
受けてくれる。

良型のクロダイは何時見てもカッコいいですね!!。自然と笑みが浮かびます。

ハリを外してクーラーの上へ。クーラー上のスケールでは38cmまでし
か検寸出来ない。正式な検寸は帰宅後とすることにして、手尺でアタリ
をつける。流石に50はないが45cmは超えていそう。実寸でCランクは
間違いない。狙いモノが釣れたので満足・満足。調子に乗ってT君にユ
ムシの効能をベラベラ喋りまくる(爆)。

居つきの一匹、重厚感あります。この重量感がタマりません♪。

余裕をカマしてユムシの2投目。別にアタらなくってもいいや。この一匹
で充分OK!!。そんなこと言いながらも、再びアタリが来ることに期待
して2投目の回収は設定の30分を大きくオーバー(笑)。気が付けば1
時前、そろそろ納竿しないと…と思った時、またしても竿が海面と平衡と
なりドラグがうなり続ける。まさに先ほどのビデオテープを見ているかの
よう。

実はこのとき、少し持病の不整脈が酷くなっていたのだが、気力を振り
絞ってのリーリング。先ほどと同じような引きが手元に!!。これまたク
ロダイであることは間違いなさそう。一匹取っている余裕から強引に取
り込むと、先ほどの一匹よりは若干小さいがこれまた良型のクロダ
イ!。

この型が2枚くればONの字、16Lクーラーでは入り切りません。嬉しい悲鳴でっ。

再びT君に撮影をお願いする。OK、上出来の釣りだ!!。釣果的には
狙い通りの素晴らしい夜となった。2匹目のクロダイをラストとして潔く納
竿。

投げの夜釣りならではの釣果。T君にもいずれこんなのが釣れてくるでしょう。


ということで、終了間際は不整脈でちょっとしんどかったですが、思い描
いた通りのいい釣りが出来ました。この様子を一部始終見ていたT君が
別れ際に一言、「オレ、明日も行きます」 よしよし、投げ釣り中毒患者
がまた一人…(笑)。もちろんユムシも忘れずに買ったようでっ。

帰宅後の検寸の結果、一匹目が実寸47cm(拓寸48.5cm)、二匹目
が44cm(拓寸45.6cm)と、拓Cランク2枚というなかなかの釣果でし
た!!。仕事のストレス、もうスッキリでんがな〜。





今回は狙いが上手いことハマりました。海の恵みに感謝です!!。
[釣りデータ]
日時:'07.09.21 22:00〜1:00
場所:東浦海岸
釣果:クロダイ2匹(48.5、45.6cm拓寸
    キス2匹(20〜21cm リリース)
エサ:マムシ・ユムシ


トップへ
トップへ
戻る
戻る