2007年 データ詳細 No.23

日時: '07.11.30〜12.1
場所: 久々子湖
本日は今年最後の敦賀サーフ月例会。しかし、今年最初の職場忘年会
がバッティング。「でも、そんなの関係ねェ〜」ってことで、市内の焼肉店
での一次会終了後、焼肉のニオイを漂わせながらt君と釣行(ん?、この
パターンは数ヶ月前にもあったような…。勿論、今回も2人共飲んでませ
んで〜)。
 狙いは巷が”カレイ”にヒートアップする頃=そろそろイケるかもしれな
い”裏ゲーム”としてのスズキってコトで、田んぼポイントにGO!。

釣りとしては、丸セイゴ17号の一本針で型物を狙うという、極めてシンプ
ルな釣り。じっくりと気合いを入れたいところであるが、そんな気持ちをス
ポイルするのは雨…。この後の予報も引き続き雨。エサの付け替え時だ
けは雨を我慢、それ以外は殆ど車中で過ごすことになるだろうなと想
定。ボチボチやれたらいいや!って感覚で、エサもアオ1.5K¥のみと
いった脱力気味の釣行。

雨模様とはいえさすがに金曜晩、ポイントには複数の先客さん。竿出し
できそうな場所を見つけ、私とt君は10m程度の間隔を取って並んでの
竿出し。今年のここまでの状況は、人出こそ多いもののサイズ的にはイ
マイチで、私が知る限りこれと言ったサイズ(70Up)は出ていない模様。
もう少し冷え込みが必要か…。ただ例年このシーズン、大型の回遊は2
週間前後に限られることが多く、時期を逃すとサッパリってパターンなの
で、マメに状況を伺うことが大切。

第一投は22時。ボチボチやろうと思っていたのとは裏腹に、一投目から
うすっぺらなアタリ連発でチビセイゴの猛襲。おまけに雨も止んで星空が
広がり…。このペースじゃ、エサが持たんぞっ。このまま行けば2〜3時
間でタマ切れじゃ〜、ヤバイ!ってことで、青虫を5匹掛けから3匹掛け
にセーブ。

そんな私のココロをあざ笑うかのように、投入とほぼ同時に竿先”ビリビ
リ”と、おチビさんからのシグナル…。投げては捲いてはリリースして、の
繰り返し。こりゃ型狙いになんねーぞっ。

釣り開始から1時間半ほど経過した頃、中途半端にドラグが鳴く。中途
半端とはいえ、初のドラグ音に多少の期待をして巻き上げにかかると、
チビセイゴとは明らかに異なる重量感。がっ、一定のテンションで鈍重な
感じ。もしや、これは…。巻き上げると、やっぱり来たか!の青うなぎく
ん。このシーズンのツキモノ。毎度の事ながらお帰り願う(って言うより、
「うなぎ」って他のナガモノに比べて、針外したら、勝手に確実に海に帰
って行っちゃうのよね〜。それもアッという間)。

そんな私を尻目に、t君は好調な出足。40オーバーを掛けてはリリー
ス。釣り座としては10m程度しか離れてないのに、私には20cm程度
のベビーばかり。なんでやねん(涙)。今日はt君Dayか?。そんな状態
が続いた午前0時半頃、t君が”意味有りげ”にこちらにやってくる。そん
でもって、「見てください!やりました〜!!」見ると、まずますのサイズ
を手にっ。t君60cmGET!!、やったね〜。
 今年の6月以降、ものの見事に彼を”投げ釣り”にハメてしまったが、
どちらかと言えば貧果続きだった。がっ、ついにやった!!。そんな彼の
忍耐&修行の数々を傍で垣間見てるだけに、自分のこと以上に嬉しくな
るのはアタリマエ。とりあえず、おめでとうだね!ってコトで、t君を記念撮
影。

60cmをGetしたt君。やりましたな〜。とにかく良かった、おめでとう!!。

まずまずの型が出たので、期待が高まるが、相も変わらずチビセイゴば
かり。30cmクラスも掛ってこない。そろそろエサの残量もヤバくなって
来たので、青虫3匹掛けから2匹掛けに更にセーブ。1時半過ぎにチビ
セイゴとは旗色の異なる大きめのアタリが出るが、これまた70cmクラ
スの青うなぎ。

ダメだこりゃ、と思った2時半過ぎ、あと僅かなエサを手にちょっくらポイ
ント移動。すると、いきなり42cm。うーん、今日の中ではコイツがMax
サイズかぁ…。続いて40cmが掛かる。さっきの場所よりマシかも?。と
思ったのもつかの間、またもやチビセイゴにシフトチェンジ…。

そうこうしているうちにタマギレ、最後の一投を迎えた。時刻は3時半。
今現在、波松に行かれてるちょっぽさんから、2時過ぎに「得意のラスイ
チですかね。ミラクルですねぇ」という激励?メールを携帯に貰っていた
ことを思い出す。とはいえ今日の雰囲気じゃドラマは無さそうだが…。

針に残ったボロボロのエサに、一匹ずつだが新鮮な青虫を追加して最
後の一投を敢行。4時になったら巻き上げて納竿と決め、じっくりとアタリ
を待つ。15分ばかりの間に4本中3本にアタリ。うち一本は竿尻が浮く
アタリで期待するが、その後が続かない。

午前4時を迎えタイムリミット。まずはアタリの無かった竿から回収。うー
ん、やはり20cmクラスのチビセイゴ。続いて竿尻が一度浮いた竿を回
収。手応えがイマイチ。38cmのリリースサイズ。続いて3本目、派手さ
はないがチビセイゴのようなバタバタした感じでもなく、渋い感じのアタリ
だった竿…。

その微妙な3本目手に取る。と、30〜40cmくらいのサイズが付いてる
ような抵抗感。どうせリリースだわな〜、と強引にリーリング。残り1色ま
では適当な手応えで何事もなくフツーに寄ってくる。がっ、残り一色を切
るあたりでいきなりガツンっ!と、根掛かりと見紛うようなキョーレツな衝
撃!!。
 その後は眠りから覚めたかのように一気に竿を叩き始める。んー、コ
イツは間違いなくランクはあるな。残り僅か(約30m程度)なので、強引
に巻きにかかるが、かなりの抵抗!。重量感&引き共に、Bランク以上
(60cm以上)であることは間違いない。コレくらいのサイズが至近距離
で抵抗すると、さすがに愛竿の軟調竿ではキツイものがある。でも、この
強引き、タマらないっ!!(喜)。本日は新旧のスッピンを2本ずつ使用
しているが、ラッキーなことに新タイプのDX−Tに掛かってくれたので、
何とか竿を立たせることが出来ている。長年の酷使によりヘタリ気味の
旧EX−Tに来てたら、ドラグに頼りながら、もっと手間取っているに違い
ない。竿のパワーとタメに助けられ、強引にこちらを向かせキメにかかろ
うとすると、”ゴボッ!!”と、如何にも大物っぽい海面を割る音!!。

無理矢理抜き上げにかかるが、思うようにズリ上げることが出来ない。
思ったより型がありそうだ。苦労の末、何とか陸地に引きずり上げたヤ
ツをみて、t君が「デカイっ!これはデカイっスよ!!」と声をあげる。ヤ
ツの直ぐ傍に駆け寄ったt君に「ハリス持って、こっち持って来て」と頼む
と、いきなり8号ハリスの太仕掛けながらプチン…。おーっ、危なかっ
た!!。んでもって、ハリスの切れた口元をみると、丸セイゴ17号が皮
一枚のところに引っかかっており、なおかつ針がノビている。いや〜、危
なかった。抜き上げの時に口元見えてたらビビッてたかも(笑)。

改めてヤツを見ると手尺で4ツ分ちょい。2年半振りの80UP!?。何よ
りも数時間前に60cmを釣ったt君が、このサイズを目の当たりにして興
奮気味。「こんなん、居るんですね〜」と言いながら、横たわるスズキ君
をしげしげと眺めている。そうそう、こんなんリアルタイムで見せちゃった
ら、さらにt君の”投げ熱”が上がっちゃうだろうな…(笑)。とニンマリしな
がら、私も今GETしたばかりのスズキくんを手に、t君に記念撮影してい
ただく。

拓寸で9mmながら、自己記録更新の一匹。やっぱりこのサイズが出ると嬉しいっ!!。

DランクGETの興奮も冷めないまま、最後の一本を巻き上げに掛かる
(実はスズキとのやりとりの最中、この竿が忙しなくアタっていた)。まず
まずの手応えに、こいつは50UP?と思ったが、こいつは本日3匹目で
最大級の青ウナギ…。缶ジュース並みの太さがある良型であった。ご愛
嬌ってことでコイツを最後にリリースし、気持ち良く納竿とした。



結局、帰宅後の採拓・検寸で拓寸84.0cm(実寸81.3cm)。これま
での自己記録が拓寸83.1cm(実寸80.6cm)だったので、僅か9ミ
リながら自己記録更新の一匹となりました!!。

翌日の日曜午前11時に行われた例会審査時には、自宅冷蔵庫に弓な
り状態(笑)で24時間以上、押し込んでたこともあって2cm近く縮んでま
したが、今年最後の例会にブッチぎりで優勝することが出来ました。ちな
みに2位はシマで赤いノンのAランクをGETされたシカ太郎さん。3位は
ハマで良型キスGETのちょっぽさんでした。
 これで今年の敦賀サーフ月例会は終了。さて、年間ペナントレースの
結果は如何に?。クラブメイトの皆さん、今年もお疲れ様でした。また来
年も月例会での”数々のターゲットとの出会い”、熱く燃えましょうね〜。

今年最後の例会で優勝に導いてくれたこの一匹。感謝です!!。
[釣りデータ]
日時:'07.11.30〜12.1 22:00〜4:30
場所:久々子湖
釣果:スズキ1匹(84cm拓寸
    セイゴ多数(15〜42cm)
    ウナギ3匹
    ハゼ3匹(18〜23cm)
エサ:アオムシ


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