曲を創ってくれた佐田玲子さんの紹介
佐田玲子
『佐田玲子』さんは、1957年、3人兄弟の末っ子として、長崎市に生まれる。兄は歌手の『さだまさし』さんである。
1981年コーラスグループ『白鳥座』のメンバーとして「かもめ」でデビュー。白鳥座時代は兄『さだまさし』の代表曲「北の国から」でバックコーラスも勤める。1989年に『白鳥座』を脱退し、同年「くらやみ乙女」でソロデビュー。
ソロとなってからは、NHKみんなのうた「感謝状」「君に幸あれ」をはじめ、曲のほとんどを自分で作詞作曲する。現在は、ステージとラジオを中心に活動中(現在、東海ラジオ『佐田玲子の夢はまだ平気ですか』、FM愛媛『佐田玲子MUSIC・ESSAY、いつだってどこだって』、NBCラジオ(長崎放送)『佐田玲子のレイコランド カフェ』)その他には、アルバム用の曲創りや、長崎の帆船協会のためにテーマソング「この手に夢をつかむまで」や、 NTT DoCoMo四国のCMソングを提供するなど、創作活動にも力を入れている。
今回の海洋少年団全国大会の応援テーマ曲は、せっかく大会で歌うのならその時だけではなくって、応援歌を創ってみんなで歌うという形で海洋少年団に協力したいという意向があり、実現したものです。今後は、全国大会の度に使用されることを希望します。
海洋少年団全国大会応援歌
作詞作曲:佐田玲子
song by Reiko Sada
初めまして。佐田玲子です。
この度はひょんなことから曲の依頼を受けましたが、微力ながら、私に出来る事があればとお引き受けしました。
私がいつもテーマにしていることは「愛」です。
ですから、この曲にも「愛」が流れています。
私達は宇宙という海に浮かんでいる地球という名の船の乗組員なのです。
人種や宗教など越えたところにいるのだと、もういい加減気がつかなくてはいけないところに来ています。
自分さえも見失いがちなこの時代、
このまま行くと、夢を見ることさえも忘れてしまいそうです。
けれど人は誰も一人では生きていけません。
自分と同じ位、人を信じられたらどんなに幸せでしょうか?
また、そんな友達が側にいてくれたらどんなに心強いでしょう。
この曲は、愛情を自分以外の人へ伝染させてほしいと願った曲です。
地球号の乗組員としてそれぞれが出会った奇跡を大切にして、
壊れやすくしかも目に見えない「愛」や「夢」というものを、
次の世代に伝えて頂きたいと願っているのです。
平成11年4月8日 佐田玲子