私が聞いた講演会


つるがおっぱいの会では、1年に1回発足記念として講演会を開催しています。
講演会の内容を簡単にまとめてみました。
ごゆっくりご覧下さい。

(但し、略歴については当時のままです)


↓をクリックしてね。

10周年
『子育ては、明るく楽しくナチュラルに!』
〜 HUGは百薬の長 〜


橋本武夫先生
聖マリア病院 母子総合医療センター
9周年
『親子で楽しくエアロビクス』
〜 リズムに乗って運動しよう 〜


塚本 由美子さん
助産婦 
日本マタニテイビクス協会インストラクター
8周年
『おかあさん おっぱいちょうだい』
〜母乳育児のすばらしさ 〜


瀧澤 和子先生
瀧澤助産院 助産婦
7周年
『子供の成長とおかあさん』

杉左近 正先生
小学校校長
6周年
『子供の体と心の栄養』

玉村 和子先生
幼児教育カウンセラー
5周年
『寒さなんてぶっとばせ!』


山本 田鶴子先生
厚生省健康運動指導員
4周年
『食生活で子供は変わる』

杉原 厚子先生

元教師 
3周年
『おっぱいの心をいつまでも』

江口 みりあむさん
フリーライター、非常勤講師
2周年
『おっぱい先生からのメッセージ』
   
山内逸郎先生
国立岡山病院名誉院長、
国際母乳連盟医学顧問
1周年
『絵本と子育て』

北畑 博子さん
元高校教師、乙訓おはなしの会代表


講演会のビデオ貸し出しします。
(貸し出し料は無料ですが、送料の負担をお願いします)
メールかBBSのほうに
ご連絡ください

             
 


10周年記念特別講演会

『子育ては、明るく楽しくナチュラルに!』
〜 HUGは百薬の長 〜

 日 時  2000年2月27日(日)13:00〜15:00
 場 所  子育て支援センターあいあいプラザ1F
ふれあい大ホール<託児室 完備>
 内 容  橋本武夫先生によるご講演
(聖マリア病院 母子総合医療センター )

<そのほかの催し物>


「チビッコ フォトギャラリー」
あなたもお子様のかわいい写真を展示してみませんか?
さらに当日のアンケートで好評だった数作品には、
2000円相当の商品券などをご用意しています!
*商品は後日発送させていただきます*

「特別版 おっぱい通信」
カベ新聞で、掲示します。

橋本武夫先生について

<略歴>
昭和16年、神戸市生まれ。久留米市大学医学部卒。
聖マリア病院(久留米市)副院長/新生児センター部長
未熟児・新生児分野を専門とする。
身体障害者施設(株)若楠療育園理事、日本小児科学会新生児委員、
日本未熟児新生児学会理事、日本新生児学会評議員、日本小児外科学会評議員、
日本周産期学会幹事、日本母乳育研究会運営委員等、もつとめる。
久留米市在住。

こーんなふうに聞くと、なーんか、スゴそうな先生!?とびっくりされるかと思いますが、
その素顔は、とてもおやさしい先生なのです。


先生をお呼びする経緯

皆さんは、故山内逸朗先生のお名前を、どこかで聞かれた事はありませんか?
山内先生は、第2回「つるがおっぱいの会」での講演をきっかけに、
全国で講演をされるようになりました。
又、病の体をおして全国を周り、完全母乳育児の方法論をお話されていました。
しかし残念ながら、平成5年にお亡くなりになりました。
その故山内先生の提唱によって、後に発足された「日本母乳の会」の運営委員長が、
橋本武夫先生なのです。

橋本武夫先生は、新生児科医として、特にご活躍されていますが、
「母乳とダイオキシン問題」にも、積極的に取り組まれており、
いろんな育児雑誌にも、そのコメントを寄せられています。
主な著書に「母乳育児Q&A」「あかちゃん110番」などがあります。
また、先生は「子育てはナチュラルに」をモットーに、
母乳育児にとても熱心にご指導、ご支援されています。
今回も、私達がダメモトで講演を依頼したところ、すんなりOKが出て、
みんなびっくり!しました。
そんな私達「つるがおっぱいの会」は、皆さんの暖かいご支援のもと、
来年3月で10周年を迎えることになります。
今回、この講演会を開くにあたり、
一人でも多くの人に「おっぱいの良さ」の理解を深めてもらうことができたら・・・
そう思い、企画致しました。
この機会を逃さずに、ぜひ先生のお話を聞きに来て下さい!
スタッフ一同、心よりお待ち致しております!!


講演会レポート


母乳の大切さ〜

母乳のよさはこれまで研究し尽くされてきましたが、今
「授乳」行為そのものの大切さが、世界中で見直されています。
授乳行為は、乳幼児における母と子の「基本的信頼関係」が
形成されていくものだと思われます。


母と子の「基本的信頼関係」とはなんでしょう。

赤ちゃんを出産して、2時間ぐらいの間に、お母さんが赤ちゃんを
かわいいと思うホルモンが、そして赤ちゃんからはお母さんを認識するホルモンが
分泌されます。
そして、そのホルモンの分泌が最高潮に達する、生後30分以内の授乳が
母乳育児の原点といわれています。

又、おっぱいを上げるときの抱っこ(抱く)という行為は赤ちゃんにとっても、
お母さんにとってもお互いによい作用をもたらせます。
おっぱい(抱っこ)を通じて赤ちゃんはお母さんとの信頼関係を築いていくのです。
まさに、「HUG ハグ(だきしめる)は百薬の長」



〜HUGすること〜

「私の子供はもう大きいから・・・」と、お嘆きのあなた。大丈夫です。
母と子の信頼関係の回復するチャンスは思春期に又やってくるのです。
このとき、幼児期の反抗期を繰り返すといわれていますが、
これを一言で”甘えの育児”と表現しています。
昔の日本の育児でいわれていた”べったり保育”に相当するそうです。

しかし、この乳幼児期の1年間は”甘えの育児”の中で、しっかりとした
”母と子の絆”すなわちお互いの基本的信頼感が形成されていく1年だとしています

無理やり抱きしめなくてもいい。子供が飛び込んできたら、
しっかりと抱きしめてあげればいいのです。
赤ちゃんはこの甘えから自分で立ち上がり、自立へと向かい始めるのです。
甘えのないところに本来の自立はなく、本当の自立は信頼の上に
育っていくものだと話されていました。


〜断乳について〜

母乳を飲むことは赤ちゃんにとって楽しみの一つです。
赤ちゃんが要求すれば2歳まででも与えてもかまわないのです。
無理やりやめようと焦らず、夜ぐらいは少しだけでもあませてあげましょう。
まだまだ甘えたい時期です。
また、無理にやめさせることは、それまでおっぱいを通して培ってきた
母子の信頼関係の裏切り行為ともいえます。
そして、いつまでも飲ませていると自立心がつかないという人もいますが
「自立」は自分で立つということで、強制されてできるものでもありません。
本当の自立心を育てるには、赤ちゃんが自らおっぱいから離れていくのを待つ度量と
余裕が、お母さんに求められているのです。


★お母さんが決めるのではなく、赤ちゃんが自分でおっぱいから離れていくのを待つこと=乳離れ★


講演会の感想


出席していただいた皆さんの声をいくつかご紹介します。



ミルクアレルギーの子供は、すりきれるまで吸っていたのに、
体重増加がほとんどなく「必ず出る」の言葉がストレスとなり、ある日突然止まった。
かんしゃくを起こす子供を見る度におっぱいが痛む。
あげられなかったからと感じる自分がいる
そんな時、このお話を聞いて自分がフォローしてもらっているような気分になりました。
昔、だいぶ大きくなった自分が母親にしてもらったうれしい気持ちが蘇ってきた。



真ん中の子を生む頃、やたら、ダイオキシンのことが取り沙汰されて母乳育児に対する
不安も多く、4カ月半でミルクに変えてしまったことを深く後悔しています。



先生のお話をお聞きすることができてよかったです。
本当に。先生のお話をお聞きして救われたようです。
思いっきり抱っこして好きなだけおっぱいをあげようと思いました。



育児に対して興味関心がある人がたくさんいることが判りました。



初めてわかったことや誤った知識があったことに気が付きました。



核家族化が進み子育てするのは無理とか、
子育ては大変と思っていましたが、先生の話しを聞いて自信がつきました。
楽に子育てすればいいのだ!



生まれてすぐに沐浴や身体測定をするよりも、まず赤ちゃんとお母さんを
二人きりにしたあげることが大切という話は、納得しました。



子の話を聞いて、早く子供がほしいと思いました。






9周年講演会

『親子で楽しくエアロビクス』
〜 リズムに乗って運動しよう 〜

 日 時  1999年3月4日(木)10:00〜11:30
 場 所  こどもの国 遊戯室
 講 師  塚本 由美子さん
助産婦 日本マタニテイビクス協会インストラクター

塚本 由美子さんについて

<略歴>
昭和62年、助産婦の資格を所得後、
平成7年まで施設助産婦として経験を積む一方で
JAFAADI公認インストラクター及び
日本マタニテイビクス協会インストラクターの資格を取得
現在、敦賀市内他で妊婦さんや産後の方の運動教室および出産前の準備教室を開催し、
積極的に活動している。


講演会レポート

今回は、日頃運動不足になりがちな女性の方々に
たまにはいい汗を流してもらおうと企画。
親子あわせてなんと約80人が参加してくださいました。

まずは、エアロビクス前半は、ミッキーマウスやアンパンマンマーチなど
子供達もよく知っている曲を使い体操。
お母さんの足で、作ったりトンネルをくぐったり、お母さんの足の間を
ぴょんぴょんはねたりと、子供達は楽しそうでした。

後半は、マタニテイビクスというもので、前半の動きよりはややハードな動きを取り入れ、
約30分間体を動かしました。
マタニテイビクスとは、その名のとおり妊婦さんを対象にしたもので、
急なターンやジャンプがないとはいえ、日頃運動しない、
その上エアロビクス初体験の私達にとって、体を動かしつづけることは
、とてもハードでした。


こうして1時間後、体を動かし皆さんそれぞれリフレッシュされたようでした。
続いて、塚本さんに「妊娠、出産による母体の変化」というテーマで
少しお話をしていただきました。
改めて、女性の体の神秘に感動すると同時に妊娠、
出産によって女性の体にかかる負担の大きさもわかりました。







8周年講演会

『おかあさん おっぱいちょうだい』
〜母乳育児のすばらしさ 〜



日 時 1998年2月25日(水)10:00〜11:30
場 所 プラザ萬象 和室
講 師  瀧澤 和子先生
瀧澤助産院 助産婦

瀧澤和子先生について
<略歴>
31年間の養護教員生活を経て、昭和55年4月より転身。開業助産婦へ
”赤ちゃんは生まれたい時に生まれる。赤ちゃんの尊厳ある産まれ方を”
を、モットーに家族ぐるみのお産に取り組む。
また、母乳や子育ての相談など、地域に根ざした活動にも力を入れている。


講演会レポート

ーさて、おっぱいがなぜいいんでしょうー
メリットというと、楽、経済的、免疫が出来る、スキンシップなどです。
母乳育児に大切なことはお母さんがおっぱいで育てたいと思っているかどうか、と
いうことです。
そのため、お父さん、おばあちゃんなど周りにいる人が
しっかりおっぱいについて知り、励ましてあげることです。
例えば、お母さんが、悩んでいる時、「足りないよ。ミルク足しなさい」
というより、「大丈夫!自信をもって頑張ろう」といってあげてほしいです。
1〜2ヶ月すると必ずおっぱいは出てきます。

「赤ちゃんはお弁当と水筒を持って生まれてくる」というのを聞いたことがありますか?ー
赤ちゃんは2・3日おっぱいが出なくても大丈夫のように出来ているんです。
あるお母さんは上の子におっぱいをあげているとき、下の子を出産しました。
すると、それまで、薄いおっぱいだったのに2,3日すると
とても濃い黄色いおっぱいが出てきたんです。

ー以前うちで出産したオランダ人のお母さんはお産について
しっかりとしたポリシーを持っていたんですー
いろいろと注文はありましたが、そのうち1つが出産直後に素肌に赤ちゃんを抱くことでした
そして、実際、出産直後すぐに胸を開けて赤ちゃんをその胸において何度も名前を呼びました。
生まれてすぐ抱っこされたいう記憶は頭の中にしっかりとインプットされています。
それは、意識していない例えば、氷山の水面下の見えていないところのようなものです。

乳は、早産などで未熟児で生まれた赤ちゃんには、
その赤ちゃんに1番合ったものが出ます。
また、おっぱいを飲んでいる赤ちゃんは6ヶ月までは他に何も与えなくてもいいんです。
葉が生えたり、食べ物を目で追うようになったら何か食べさせてあげてもいいでしょう。

赤ちゃんも一人の人間です。
親も子供も同じ年!子供が1歳なら、親も1歳なんです。






7周年講演会

『子供の成長とおかあさん』


日 時 1997年3月1日(土)13:30〜15:00
場 所 南公民館
講 師  杉左近 正先生
小学校校長

杉左近 正先生について
<略歴>
昭和12年 大阪生まれ
昭和33年 教職へ
好きなものは、読書 音楽 野草を観察し山野を歩くこと


講演会レポート

子供の成長を5つに分けられます。
親の役割は、子供の成長にしたがってかわってくるものです。

1・1〜2歳の頃・・・お母さんが世話をする年代
お母さんの心や語りかけの言葉をたっぷり注いでいくことが
子供の「心」「知恵」を育てます。

2・3〜6歳の頃・・・お母さんがお手本となる年代
「子供が人生で最初に出会う教師は、母親である」と
幼児教育者のフレーベルはおっしゃっている。
お手本その一・・・美しい姿で人間として生きていけるかどうか。
     美しい姿とは、他人に対する態度。
                   思いやり、迷惑をかけない、弱い立場の人の対する態度。
             言葉の使い方食事、積極的にやるという生き方
お手本そのニ・・・善悪の判断をはっきりする。          
お手本その三・・・おおらかに相手を受け入れる姿。       

7〜11歳の頃・・・良い友達になれる。
年齢、性別を超えて、お母さんが友達でいてくれると安心感をもちます。
共にかんがえ、共に悩むという関係が出来ると反抗期も怖くはありません。

12〜20歳の頃
思春期で、対抗する乗り越える相手となります。

20〜最後まで
子供の心の支えとなる

こどもは、乳幼児期、少年期をへてもう親の届かないところへ出て行くんです。
その時、親は目を離さないではるか遠く子供を
木の上に登り、木の上に立ち、見えるところまで見ている。
姿が見えなくなっても心の中でその子を見ている。
しっかりやってくれるように、健康であってくれるように祈るだけです。






6周年講演会

『子供の体と心の栄養』


日 時 1996年3月1日(金)10:00〜11:30
場 所 粟野公民館
講 師  玉村 和子先生
幼児教育カウンセラー

玉村 和子先生について
<略歴>
公立保育園で30年間保母をされ、退職後
幼児教育カウンセラー・健康アドバイザーとして活躍されてます。


講演会レポート

子供の心と体の健康を守っていくには、お母さんが健康でなければいけません。
健康を維持するには、ストレスに負けない抵抗力をつける
3つの要素があります。
1、バランスのとれた食事
2、適度な運動      
3、充分な睡眠と休息  
子供と話すときは、上からではなく、子供の目の高さで話す。
子供の立場になって、物のいえるお母さんになってください。

お母さんが、いかにいろいろな食べ物を作るか。
5大栄養素の入ったお料理をするかということで、
子供は本当にやさしくもなり、強くもなり、人の話を聞くことが出来る
落ち着いた子供になれるんですよ。
子供と共に育つ。
食べ物が基礎です。






5周年講演会

『寒さなんてぶっとばせ!』

1部 お話「子供と遊びたい遊べない親たちへ」
2部 体操「親子でノビノビ」          

日 時 1995年2月21日(火)10:00〜11:30
場 所 粟野公民館
講 師  山本 田鶴子先生
厚生省健康運動指導員


講演会レポート

子供にとって、生活のすべてが遊びなのです。
親に出来ることは、それを見守ること。
子供から目を離さない、子供の相手をする時子供の手だけつないで
目と頭は別のところにあるお母さんをよく見かけます。
手を出せば安全だし親は楽です。
何もせず、子供のすることをジーっと見ていて危ない時
子供が助けを求めた時に親が出て行くほうが何倍も大変です。
子供の体を指1本でも、させてやると
筋肉の80%が使われなくなるといわれています。
助けたい親の思いが逆のことになってしまうこともあるのです。
子供はいろんなことをして遊ぶのが1番です。
そして、運動の喜びは心を豊かにします。
心と体は別々に発達するものではありません。
運動が満たされれば情緒が安定します。
子供の運動したい気持ちを満足させてやれるようにしましよう。






4周年講演会

『食生活で子供は変わる』



日 時 1994年12月19日(日)10:00〜11:30
場 所 杉原先生宅
講 師  杉原 厚子先生
元教師 現在は心の問題をかかえる子供達を自宅にて指導されている


講演会レポート

36年間の教師生活の中で、
子供達の心の問題に関わっていくうちに不安定な心は
身体のどこかのあるひずみから・・・
もっといえば、食生活のゆがみに大きな原因があると考えられるようになりました。
そして、健康な心と身体をもった子供達を育てる為に”食”を
考えると、同時に生活そのものを見直す、そして、
その生活を取り巻く環境にも目を向けることが大事だと話されました。
と、いっても、堅苦しいお話をされたわけではなく
試食のために料理を作りながら、お話をして
時には、指圧やツボ、健康体操までしていただきました。

バレンタインデーも近いとあって、先生から最後に次のような言葉を
頂きました。

”愛する人にバレンタインデーにはチョコはやめて納豆を・・・・”






3周年講演会

『おっぱいの心をいつまでも』


日 時 1993年3月7日(日)13:00〜15:00
場 所 中央公民館
講 師  江口 みりあむさん
フリーライター、非常勤講師、

江口 みりあむさんについて
<略歴>
カナダ、トロント市生まれ トロント大学卒業後、大阪万博でコンパニオンを務める
その後、日本人と結婚、3人の女の子を出産。
また、京都大学大学院文学科で宗教学を勉強
1983年には、友人と「母乳育児サークル」を結成。
単行本「おっぱいだより集」を」編集、発刊
現在は、女性解放、環境問題、などのグループに参加し
地方行政、医療専門家や母親のグループなどの主催する集いに
教師、パネリストとして参加。現在は神戸市在住。


講演会レポート

違う環境で育ったせいもあり、子育てのあり方や学校教育を観察していると
日本で、当たり前とされているいろいろなことに驚くこともある、といいます。
例えば、「洋風スキンシップのすすめ」
現代の日本の大きな特徴の1つは、核家族化。
父親の帰りが遅い、母親が仕事をしている
子供がクラブや塾で忙しい。
そのため、接触量が昔と比べて極端に減ってきたといっていいと思う。
そこで、欧米からある2つの習慣を輸入したらいいなあといつも思う。

1・子供がいくら大きくても、毎日抱きしめたり、ほっぺにキスしたりすること。
2・子供と触れ合う時、目と目をしっかりと合わせること。            

「それは日本の習慣ではない。」と拒否するう声もあがってくるかもしれないが
日本では、洋服、洋酒、洋式トイレ、西洋医学などなどが日常生活に普及しているのに、
なぜ洋風愛情表現を取り入れないのだろうか。
最近の心理学では、五感を通じて伝わってくる愛情表現が
子供にとってもっともリアルに感じるといわれている。
愛情のこもった視線を子供達に向けると、
その視線を受ける子供の目から愛情が直接心に伝わってくると思ってよい。
子供の話を聞く時も、目と目を合わせて、
子供の話をじっくり聞いてもらっているという実感があり、安心するようだ。
そして、じっくり聞いてもらっているということは、大切にされていること、
つまり愛されているこという確信にもつながる。
小さい子供に対しては、無理なく出来るかもしれないが
大きな子供には急に抱きしめたりキスしたりすると
返って抵抗のある子供もいるだろうから、
肩に手を置くことからはじめてはどうでしょうか。






2周年記念特別講演会

『おっぱい先生からのメッセージ』


日 時 1992年1月26日(日)13:00〜15:00
場 所 サンピア敦賀
講 師  山内 逸郎先生
国立岡山病院名誉院長、国際母乳連盟医学顧問

山内 逸郎先生について
<略歴>
岡山医大卒、国立岡山病院院長を経て、名誉院長。
日本小児科学会新生児委員長。
1951年日本初の五つ子ちゃんの保育指導をする。
1990年には日本医師会最高栄誉賞受賞、
1991年には国際母乳連盟より 特別表彰を受ける。
母乳研究の第一人者として著名であり数々の
TV番組や雑誌に度々登場。
1993年6月8日 脳出血のため他界

主な著書
「母乳は愛のメッセージ」「母乳についての22の手紙」
「初めての母乳育児と心配ごと解決集」など他


先生をお呼びする経緯

先生の著書「母乳は愛のメッセージ」を読み、感動しました。
そんな時、ちょうど、ひごろから連絡をとっている京都母乳育児サークルの方から
大阪で、先生を囲む会があるときき、参加することになりました。
敦賀からの3名をいれて、参加者13名というメンバー。
その時、せんせいが「僕は、お母さんたちか囲まれて、
こうして話をしているのが1番幸せです。」
と、おっしゃていました。
参加者全員が自分の思いや質問を先生に熱っぽく語り、先生が
その質問にユーモアを交えながら丁寧に答えてくださる。
そして、何度も何度も母乳を飲むのは「子供の権利」と強調されました。
しかし、こんな有意義な時間は、”あっ”というまに終わり
先生は、最後に
「なんでも、どんなことでもいいから困った時は電話してください。」
と、自宅と勤務先の電話番号を教えてくれました

その言葉が、すごく、胸にじーーんときて
冗談まじりで「先生、よかったら敦賀に来てください。」
すると先生は、「あーいいですよ。敦賀に行って、いろんな話をしましよう。
手弁当で行きますから。」とおしゃってくれました。
帰りの電車の中で、先生にお会いした興奮と敦賀に先生が来てくださる・・
という喜び、そして本当に出来るのかという不安が
入り混じって1時間半の電車の中では、熱くなっていました。
でも、どうしても先生にきてほしい
なんとかなる!!という気持ちで、スタッフに自分の気持ちを伝えました。


講演会レポート

発足2年目にしての大きな講演会
山内先生のような偉大な先生の講演会を企画するのもはじめて。
資金、人手、企画、どうすればいいのか
なにからすればいいのか
手探り状態で準備をしました。

当日は、市内、県内、県外、(京都、大阪、石川、東京など)から
赤ちゃんを抱いたおとうさん、おかあさん
小児科の先生、学校の先生、
保健婦、助産婦、看護婦
など医療関係者。
会場は、用意したいすが、たらず
廊下から聞いていた方もいらっしゃいました。


講演会の内容は、ビデオに収めてありますので
ご覧になりたい方は、メールかBBSのほうまでどうぞ。






1周年記念講演会

『絵本と子育て』


日 時 1991年3月10日(日)13:00〜15:00
場 所 北公民館
講 師  北畑 博子さん
元高校教師、乙訓おはなしの会代表

北畑 博子さんについて
<略歴>
子供文庫にかかわり10数年
昭和58年乙訓おはなしの会結成
京都科学読み物研究会事務局
大阪万博公園内児童文学館子ども室選考委員


講演会レポート
子どもにとって、絵本はとても大切なもの
しかし、どんな本を選んだらいいのか。
同じ題名の本がいろんな出版社から出ている為、どれを選んだらいいのか
実際に、50冊近い本を持ってきていただいて
内容を1冊ずつ確かめながら
この本は、どんな内容か、どういうところが
子どもが興味を持つか・・など事細かに話してくれました。