ジャイロボールシリーズ第2弾
もう1人のジャイロボーラーです。

投げているボールは、半分が青色、もう半分が白色に着色された回転をチェックするための軟式C球を使っています。
青の面が常に見えていればジャイロ回転をしていることになります。
福井県の学童野球では、ジャイロボールは変化球扱いされますので私以外にジャイロボールを投げることを禁止しています。

そのため、本格的なフォーム調整を行なっていませんので 体をうまく使えていませんが、まずまずきれいなジャイロ回転をしています。
1枚目の写真で分かるように振り出し位置がスリークオーターですので腕の収まり位置もボールとの角度も鈍角であることが見て取れます。
まだまだへたくそなジャイロボーラーです・・・

バックスピンのフォームとはかなり違いがありますし、本当のジャイロの投げ方を理解はできていないようです。
この写真時の球速は86キロ。 初速です。
普通のストレートだと95キロ程度は出しますのでスピードを求めることは難しいようです。 また彼いわく、ジャイロは疲れるそうです。 腰と足にくるそうです。
アニメのメジャーで160キロのジャイロボールを投げる主人公ですが、あれはやはり漫画の世界。 ジャイロボールにスピードを要求することは難しいと考えます。

しかし、普通のストレートは初速と終速で10キロ近いスピードダウンがありますが、ジャイロボールはその半分程度しかダウンしない。

何度計測してもその傾向にありますので、空気抵抗が影響していることは間違いないようです。

ライフル銃などがジャイロ回転するように作られているのは 距離と破壊力を増すためだと聞きますが、ボールについては距離は伸びないことが実験結果ででました。 スピードと距離ではジャイロに分はないようです。

あくまでも独自のデーターですから自信をもっていえませんが 事実です。
遅くてもスピードダウンしにくいボールは、打者からするとタイミングが合いにくいのかもしれません。 でも、考え方を変えればジャイロは下位打線につかまりやすいボールなのかもしれない・・・

タイミングの安定していないバッターにはただのスローボールにしか感じないかも・・・