2019年のトピックス
2019/12/23 仕事などが色々と忙しかったのと、本館の方のサイトに力を入れていたのと、
映画やアニメの方にしばらく気持ちが動いていたことで、ミステリ読書からすっかり離れ
ていたのですが、そろそろ戻ろうと思います。というわけで、年末年始の読書用に、「こ
のミス」最新ランキング本を6冊用意しました。1位作品『medium霊媒探偵城塚翡翠』、
4位作品『罪の轍』、5位作品『刀と傘』、8位作品『昨日がなければ明日もない』、18位
作品『W県警の悲劇』、19位『予言の島』。2016年作品までは、ベスト20作品をほぼ読
破していたのですが、政治色の強いものや歴史もの(特に海外を舞台にしたもの)など、
苦手なタイプの作品を読むのが、ここ1、2年本当に苦痛になってきたので(昨年度2位作
品の『ベルリンは晴れているか』とか8位作品の『東京輪舞』とか、せっかく用意したのに
結局手を付けられませんでした…)、今回は作品紹介を読んで、自分が面白そうと感じた
ものだけをセレクトしました。それにしてもこれだけ読むとなると時間がかかりそう…。
▲年末年始読書用に本日用意したミステリ作品6冊。
2019/10/22 祝日に『ワイルドスピード』シリーズ第8作『ワイルドスピード ICE BREAK』
(2017年)を視聴。キューバでレティとの休暇を楽しんでいたドミニクは、サイファーと名乗
る女性にある写真を見せられ部下になるよう命じられます。一方ホブスは、ドイツの武器商
人に奪われた電磁パルス砲を奪還する極秘任務を遂行するため、ドミニクをはじめとしたチ
ームメンバーを招集し、その任務は無事成功したかに見えましたが、ドミニクが裏切り電磁
パルス砲を奪って姿を消してしまいます。任務に失敗したホブスは刑務所に送られますが、
そこには前作で倒したデッカード・ショウも収監されていました。ミスター・ノーバディに
よって脱出をさせられた2人に、サイバーテロリストであったサイファー確保の任務が与え
られます。そこで視聴者にはドミニクの秘密が明かされます。ドミニクがサイファーに従っ
ている理由は、元恋人の女性警官エレナと、ドミニクに内緒で彼女が生んでいたドミニクの
息子が人質に取られていたからだったのです。サイファーの次の作戦は、ロシアの国防相か
らの核ミサイルの発射コードの強奪で、彼女は街中の車を次々にクラッキングし大混乱を引
き起こします。チームは必死で抵抗しますが、まんまとドミニクに発射コードは持ち去られ
てしまいます。任務を果たしたドミニクでしたが、レティを逃がそうとするそぶりを見せた
ことをサイファーにとがめられ、エレナを目の前で殺されてしまいます。サイファーの次の
目的が、電磁パルス砲を用いたロシアのウラドビン基地の核ミサイルを搭載した潜水艦の強
奪であることをつかんだチームは、ニューヨークの秘密基地から各自好きな車を選んでロシ
アに乗り込みます。核ミサイルの発射に必要なチップをなんとか奪い、発射を阻止したチー
ムですが、サイファーにコントロールされた潜水艦に氷上を追い回され危機に陥ります。仲
間を助けたくても助けられないドミニクでしたが、デッカードがサイファーの専用機からド
ミニクの息子を無事救出し、サイファーが逃亡したことで、ドミニクがチームに復帰します。
潜水艦から発射されたミサイルをドミニクが潜水艦に誘導し命中させることでチームは勝利。
ラストシーンでは、ドミニクが息子にかつての仲間、ブライアンの名を与えてみんなを感動
させるというエンディングでした。「ブライアンが死んだことになっている」というレビュ
ーコメントもありましたが、作中のセリフの中にもあったように、設定上はちゃんと彼は生
きており、家族のために戦列を離れたという設定です。ここは製作者側の事故死したポール
へのメッセージとして素直に受け入れておけばいい場面ではないでしょうか。一番気になる
点は、「敵の敵は味方」ということでデッカードとオーウェンのショウ兄弟が仲間に加わる
ところ。ドミニクが兄弟の母親のマグダレーンを説得してオーウェンまで仲間に引き入れた
ところが少々分かりづらかったのも引っかかりましたが、やはりあれだけ対立して、ハンや
ジゼルの命を奪ったデッカードをあっさり仲間として受け入れてしまうのは許せないという
ファンの心理はよく分かります。しかし、味方につけてデッカードほど頼もしい敵メンバー
が他にいないのも事実で、デッカードによるドミニクの息子のおちゃめな救出シーンは本作
の名場面の1つでしょう。母親にオーウェンと協力し任務を果たすことを頼まれて最初は嫌
がっていた場面については、過去作品で弟を大事にしていた彼の様子からするとちょっと違
和感を感じましたが…。個人的にもう1つ名場面だと思ったのは、冒頭部分のホブスの娘の
サッカーチームの監督シーン。部下への訓示を思わせる導入部から最後まで素晴らしい演出
でした。第1、2作の雰囲気からは完全に離れてしまいましたが、それらを別格としても、
第5作から第8作は甲乙付けがたい傑作だと思います。さて最新作の『ワイルドスピード ス
ーパーコンボ』(2019年)は、さすがに199円とはいかないようなので(11月発売で予約
購入2,500円)、安くなるのを待ちます。主役はホブスとデッカードのコンビとのこと。
2019/10/14 『ワイルドスピード』シリーズの第7作『ワイルドスピード SKY MISSION』
(2015年)を視聴。Amazonプライムビデオでは現在ここから有料ですが、わずか199円
なので問題なし。今回初めて間違って吹替版を選択してしまい最初は違和感がありました
がすぐに慣れました。撮影期間中にプライベートで交通事故死してしまったブライアン役
のポール・ウォーカーの遺作です。2人の弟が代理出演しているということで、彼の出演
シーンはどうなっているのかと心配していましたが、完璧なCG処理でどこが代役出演シ
ーンなのかまったくわかりません。エンディングは彼の死を意識したものになっており、
ファンが涙すること必至です。ブライアンは作中で死亡するのかと思っていましたが、家
族のためにチームを離脱するという設定で、その配慮も感動的です。ストーリーは、前作
のラストに登場したデッカード・ショウがドミニクチームに重傷を負わされた弟の復讐の
ため、次々にチームメンバーを襲っていくというもの。ハンが東京で殺され、ホブスは病
院送りになり、ドミニクの自宅は爆弾で破壊されます。そこへミスター・ノーバディと名
乗る男が率いる政府関係の秘密組織が登場。彼は、ドミニクにラムジーというハッカーが
開発した「ゴッドアイ」というシステムがあれば、神出鬼没のショウを簡単に見つけられ
ると告げます。ジャカンディ率いる民間軍事組織に拉致されたラムジーを救出すべく、ド
ミニクチームは輸送機から車ごとダイブするという荒唐無稽な作戦を実行に移し、成功。
しかし「ゴッドアイ」はアブダビにいる友人の元に送られており、その友人はヨルダンの
王子に売却してしまったことが判明。王子の所有するスーパーカー、ライカン・ハイパー
スポーツに取り付けられた「ゴッドアイ」を取り戻すべく、チームメンバーは高層ビルで
行われているパーティーに潜入。辛うじて奪取に成功するも、ショウの妨害をかわすべく
ライカンで3つの高層ビルを空中移動するはめに。やっとのことで入手した「ゴッドアイ」
でしたが、ショウと組んだジャカンディに奪われてしまいます。敵の「ゴッドアイ」の活
用によって苦戦するメンバーですが、病院を抜け出したホブスが敵のドローン「プレデタ
ー」を体当たりで撃墜したことで形勢が逆転(ホブスは無事!)。デッカードはドミニク
との殴り合いの後、ジャカンディのミサイル攻撃に巻き込まれ瓦礫の下敷きになって退場
(後に逮捕)。ジャカンディの乗ったヘリも、ドミニクとホブスの連携で撃墜されます。
意識不明で救出されたドミニクは、第4作で失った記憶を取り戻したレティの熱い語りに
よって奇跡の復活。そして感動のエンディングへと言う流れです。1億9千万ドルという
シリーズ過去最高の制作費をかけただけあって、アクションのスケールは圧巻の一言。
アクションは間違いなく歴代1位の派手さです。ここまでスケールが大きくなると、日本
車の出番が少ないとか、ストリートレースシーンが少ないとか、そのような些細なこと
にこだわっていたらダメなのかなという気になってきました。あえて気になる点を挙げ
るなら、ショウの逮捕があっけなく次回作でまた登場するという爽快感のなさ、そして
作品全体にただよう雰囲気の重さでしょうか。そういう意味では第5作が一番明るく爽
快感もあったと思います。シリーズ全体をランク付けする意味を感じなくなってきたの
で、評価の仕方を変えてみると、明るさと爽快さ1位が第5作、アクション1位が第7作、
ロマンス1位が第6作、日本車が活躍する本来のワイルドスピードらしさ1位が第2作およ
び第1作、ちょっと残念なのが第4作、かなり残念なのが第3作といった感じでしょうか。
夜は家族で『怪盗グルー』シリーズの第5作『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017年)
を視聴(第4作『ミニオンズ:アルバイト大作戦』(2016年)は未視聴)。ミニオン達の
活躍はあまりなく、第1作・第2作と比べると(第3作・第4作・第6作はスピンオフ作品)
ややパワー不足も感じますが(ミニオン達がオーディション番組のステージで「Papa
Mama Loca Pipa」を歌うシーンは最高)このシリーズは本当に面白く癒やされます。
未視聴の第4作と第6作のみならず最初に観た第3作『ミニオンズ』も観直したい
です。
2019/10/13 『ワイルドスピード』シリーズ一気鑑賞も、第6作『ワイルドスピード EURO
MISSION』(2013年)まで来ました。物語は、前作で悪党からせしめた大金で平和な暮らし
をしているメンバー達の様子からスタート。前作のラストで、第4作で死亡したはずのレティ
の生存を匂わす描写がありましたが、彼女は、国際犯罪組織のボス、オーウェン・ショウの
部下として活動していることが明らかになります。ショウは軍の通信網を24時間遮断する装
置を作るために貴重なパーツを各所から強奪しており、アメリカ外交保安部のホブスは、彼
の逮捕のため、レティの存在を利用してドミニクチームに協力を依頼します。ドミニクは、
舞台となるイギリスに平和な暮らしをしていた仲間達をやむなく招集。レティは記憶喪失に
なっているところをショウに拾われて部下になっていたことが明らかになり、再会したドミ
ニクにも容赦なく発砲しますが、ドミニクは彼女とストリートレースを行うことで、彼女の
心を大きく動かします(ここは必見の名シーン)。最後のパーツをNATO基地の輸送車から
奪おうとするショウ一味。ドミニクチームのワイヤー作戦で阻止できたかと思いきや、輸送
車に積まれていた戦車でハイウェイを爆走するショウ。再びワイヤーを使った技で、何とか
戦車を止めショウの逮捕に成功し、レティも戦車から落下する自分を命がけで守ってくれた
ドミニクを信頼しチームに帰還するも、部下を使ってミアを人質にしたショウは、あっさり
と自由の身に。夜の空港で、輸送機を使って逃亡を図るショウ一味。終盤のクライマックス
シーンは、この滑走路を走る輸送機の内外で繰り広げられるドミニクチームとショウ一味の
激しい攻防。ハンの恋人となっていたジゼルが、ハンを助けるために犠牲になるも、ショウ
は輸送機から落下し、輸送機も墜落してドミニクチームは勝利します。ラストは第1作のシ
ーンを意識した、ロス郊外のドミニクの自宅での平和なチームの食事シーン。今回の活躍で
ドミニクチームメンバーはこれまでの罪が帳消しになったのです。普通の暮らしができるよ
うになってめでたしめでたしと思いきや、ここで第3作中盤の東京でのハンの死亡シーンが。
ハンの裏切りに激高したタカシに襲撃されたハンは、逃走中に事故死したように描かれてい
ましたが、実はショウの兄がドミニクチームに復讐するため、事故を装ってハンを殺害した
という真相が明かされます。第3作のラストシーンでのドミニクの登場はファンサービス的
要素が大きかったと思いますが、第4作、第5作のラストでは、明らかな次回作への伏線を
提示していました。今回の第6作のラストシーンも、次回作の敵がショウの兄であることの
予告のようです(ちなみにこの兄の名前は第6作のクレジットではイアン・ショウでしたが
第7作ではデッカード・ショウに変更されているとのことです)。さて、第1作目から制作
費が上がりっぱなしの本シリーズ。今回も全編にわたって派手なアクションが繰り広げら
れます。前作から完全にドミニクが主人公になり、ブライアンを含めた他のキャラの存在
感が薄まっているのが気になりますが(今回の一番のヒロインであるレティは、本作で、
それなりに存在感を示せたこともあってか、第7作から撮影中の第9作まで出演が続いてい
るようです。プライベートでは色々問題ありの女優さんのようですが…)、第1作目からの
ファンの一番の不満点は日本車の登場がますます減ったことではないでしょうか。第3作
の東京のシーン以外では、最初と最後にGT-Rがちらっと出ていたことくらいしか印象に
残っている日本車はなく残念です。世界中でヒットを飛ばしている本作の制作陣としては
世界の名車を登場させた方が興行成績につながると考えているのでしょう。そこは仕方
ないにしても、せめてカスタムカーとして登場させてほしいところ。シリーズ中の黒歴史
と化していた第3作を、多少強引ながら本家につなげたことには賛否があるようですが、
個人的にはOKです。ここまでのシリーズを再度ランク付けすると、やはり日本車へのリ
スペクトを感じる第2作の1位、第1作の2位はそのまま。3位にドミニクのレティ愛を評
価して第6作、4位に悪党の大金をごっそり奪う爽快感を評価して第5作、5位に第4作、
6位に第3作とします。ちなみにAmazonのカスタマーレビュー評価では、最新作の第8
作が4.4、第7作が4.6、第6作が4.4、第5作が4.1、第4作が3.5、第3作が3.2、第2作が
4.2、第1作が4.0でした。第6作までほぼ納得の点数ですが、第5作と第6作に0.3もの差
があるのが意外でした。次視聴予定の第7作が4.6というトップスコアなので楽しみです。
2019/10/12 10日、11日と2夜に分けて『ワイルドスピード』シリーズ第5作『ワイルドス
ピード MEGA MAX』(2011年)を視聴。第4作のラストシーンに続く形で物語がスタート。
ブライアンと恋人のミアは協力してドミニクの乗った護送車を襲いドミニクを救出します。
リオに逃亡したブライアン達は、かつての仲間のヴィンス(第1作でブライアンに冒頭から
からみまくり、最後は襲ったトラックのドライバーに反撃されて重傷を負ったキャラ)から
列車で運ばれる高級車を奪う仕事を持ちかけられますが、ミアが奪ったフォードGT40には
悪徳実業家レイエスの秘密が記録されたチップが隠されており、それを取り返すのが目的で
ヴィンスに仕事を依頼したレイエスにブライアンとドミニクは捕まってしまいます。しかし
見事レイエスの元から脱出する2人。ミアの妊娠を知ったブライアンは喜び、悪事から足を
洗うことをドミニクに相談し、ドミニクは2人のためにレイエスの全財産1億ドルを強奪する
計画を立てます。過去のシリーズに登場したかつての仲間である、ローマン、テズ、ハン、
テゴ、リコ、ジゼルらがドミニク達のもとに勢揃い。レイエスが買収した警察署内の金庫に
集められたレイエスの全財産を襲うべく周到に準備を進めますが、計画を敵に知られてしま
います。しかし、ドミニク達を追うアメリカ外交保安部のホブスが、殺された部下の復讐の
ためドミニク達に協力。ブライアンとドミニクがドライブする2台のチャージャーSRT-8で
強引に巨大金庫を警察署から引きずり出し、その巨大金庫を武器に追っ手の車を次々に破壊
していく2人。ついにレイエスも倒し、大金を手に入れるメンバー。彼らは思い思いの新しい
生活を始めます。最後にブライアンとドミニクのストリートレースシーンで幕を下ろすのか
と思いきや、前作で死んだはずのレティが生きていた?という謎のシーンでエンディング。
これまでのシリーズの集大成という感じで、冒頭の列車襲撃シーンと、金庫強奪後のカーチ
ェイスは必見。ただし、日本車ベースのギラギラしたカスタムカーによるストリートレース
という当初のメイン要素は激減したのでそこはマイナスかも。あとは主人公達がちょっと人
を殺しすぎではないかと…。悪党はやむなしとしても、一般市民が相当巻き添えを食ってい
る気がします。ここまでのシリーズを再度ランク付けすると、1位の第2作、2位の第1作は
不動。3位にこの第5作、4位に第4作、5位に第3作となります。日本車やストリートレース
にこだわりのない人なら、本作を1位や2位にする場合もありそうです。次は第6作を視聴!
2019/10/9 『ワイルドスピード』シリーズを急に観たくなって昨夜まで3夜連続で第1作から
第3作までamazonプライムビデオで観ました。第1作『ワイルドスピード』(2001年)は過去
にテレビで2、3回見たと思うのですが確認のため視聴。高額な電化製品を運ぶトラックを専
門に襲う強盗団摘発のため、容疑の濃いストリートレース界の大物・ドミニクのグループに
潜入捜査を行う主人公の青年警官ブライアン。ドミニク達と対立していたグループこそ真犯
人と思わせておいて、ドミニク達がやはり犯人だったという急展開。最後は警官の地位を投
げ捨てまで友情が芽生えたドミニクに車を与えて逃亡させるというエンディング。犯罪者を
助ける展開には少々モヤモヤ感があるものの、大量の日本車のカスタムカーが登場し、それ
らがストリートでの大迫力のレースを繰り広げる様は最高にクール。第2作『ワイルドスピー
ドX2』(2003年)は、警察を追われストリートレーサーになっていたブライアンが、FBIから
麻薬密売組織への潜入捜査を持ちかけられ、旧友のローマンと組んでオーディション的なス
トリートレースに勝ち残り大金を運ぶ任務を組織のボスに任されて、任務完了後に殺害され
そうになるもローマンに助けられ、逃亡するボスのボートに車で突っ込んで無事逮捕すると
いう物語。見所のストリートレースシーンは、第1弾では直線レースだけだったものが、第
2作ではコーナリングありジャンプありでさらに迫力を増しています。NSXもちらりと登場。
第3作『ワイルドスピードX3TOKYO DRIFT』(2006年)は、カリフォルニアで問題ばかり
起こしていた高校生のショーン(高校生にはまったく見えないのですが)が、母親に見捨て
られ父親のいる東京へ。東京の高校で陽気なトウィンキーと仲良くなり、ドリフトの世界を
知ったショーンは、ドリフトキングと呼ばれるチンピラのタカシとドリフト対決で敗れます
が、タカシの相棒のハンに気に入られてドリフトを仕込まれ、激闘の末にタカシに勝利する
という物語。ドリフトシーンは確かにスゴイのですが、前2作と比べるとスケールが極端に
小さくなり、その内容がレース映画というよりヤクザ・チンピラ映画と言った方が合ってい
るのではないかというくらいにソッチ系の雰囲気。東京が舞台ということで日本人俳優も若
干出演していますが、存在感のあるのはヤクザの親分の千葉真一くらいで、せっかくの土屋
圭市は釣り人としてチラリと出ているだけですし、レーススターターとして一瞬登場する妻
夫木聡はまったくオーラがなく、変な日本語を話す韓国人俳優がメインの日本人役として登
場していてゲンナリ。シリーズ最低と言われているのがよく分かる作品でした。救いは主人
公をサポートするハンというキャラが魅力的だったこと。本作は時系列的には第6作と第7作
の間にあたるとのことで、ハンは第4作以降にも登場すると知り期待していたのですが、今夜
第4作『ワイルドスピードMAX』(2009年)を視聴したところ、冒頭のシーンにわずかに登
場しただけでちょっとがっかり…(「東京に行く」という伏線的なセリフはありました)。
その冒頭はドミニカでガソリンタンク車を襲う第1作のメンバーのドミニクと恋人のレティ。
FBIの捜査官になっていたブライアンは麻薬組織への潜入捜査を行うため、組織のボスのブ
ラガが主催するストリートレースのオーディションに参加しますが、そこにはブラガの部下
フェニックスによってレティを殺され復讐に燃えるドミニクの姿も…。坑道内での派手なカ
ーチェイスの末、ドミニクの助けもあってブラガを逮捕したブライアンでしたが、ドミニク
も逮捕されてしまいます。ラストシーンは護送されるドミニクを救出に向かうブライアンと
恋人のミア(NSXをドライブ!)の笑顔で締めくくられます。スピンオフ的な作品だった第
3作からやっと本筋に戻った感じですが、基本ストーリーが第2作のまんまなのは△。坑道
内のレースも何やってるのかわからなくて面白くないし、悪事から抜け出せないドミニクや
彼に引きずられて悪の道に引き込まれていく主人公のブライアンが何とも微妙です。女性キ
ャラもパッとしない感じ。この4作をランク付けすると、1位は第2作、2位は第1作、3位は
ちょっと離れて第4作、4位はかなり離れて第3作といった感じでしょうか。次は第5作です!
2019/9/27 amazonプライムビデオで最近バンバン宣伝していた『TOO YOUNG TO DIE!
若くして死ぬ』(2016年)。冒頭部分だけ観ようと思ってちょっと見始めたら最後まで観て
しまいました。ジョジョの広瀬康一役が妙に印象に残っている神木隆之介も勿論良かった
ですが、途中からダブル主演のノリノリのキラーKが長瀬智也だと気がついてビックリ。
見直しました。チープなセットや馬鹿馬鹿しいストーリーに受け付けない人もいるとは思
いますが普通に面白かったです。キャスティングはギター好きな方はたまらないのでは。
2019/9/21 昨日14時間労働した反動で、『PSYCHO-PASSサイコパス2』(2014年)全11話を
一気見してしまいました。前作でヒロインかつ主人公の一人だったアカネが孤独に頑張っている
感じが最初の頃は観ていて辛く(前作のイケメン主人公のコウガミは不在で、サポートしてくれ
る仲間もいるにはいるものの、新キャラの霜月美佳が年下ながら何かと嫌がらせしてくるし…)
犯罪被害者が犯罪係数が上昇したというだけでバンバン撃たれるってダメでしょ?って感じでし
たが、第1期のデキには及ばずとも十分満足できる作品でした。10月スタートの第3期にも期待!
2019/9/19 『彼方のアストラ』(2019年)に続いて、ネット上で評価の高そうなSFアニメを探し
『PSYCHO-PASSサイコパス』(2012年-2013年)を見始めました。第1期全22話を数日掛けて
一気に観ましたが、最初の数話はGYAO!か何かで観たことを途中でやっと思い出しました…。
『彼方のアストラ』同様に科学考証などで批判も多い作品のようですが、十分に楽しめました。
あえてひっかかるとしたら、主人公たちは犯罪係数が上昇した一般人を次々に射殺するのです
が、ヒロインは犯罪係数の低い宿敵の犯罪者を主人公が殺そうとするのを「本当の人殺しにな
ってしまう」と言って必死に阻止しようとする点で、ここにものすごい違和感を感じました。
多くの視聴者は、ヒロインがその宿敵の犯罪者を撃つことをためらったせいで友人を見殺しに
してしまった点を責めているようですが、そこも完全同意です。主人公とヒロインの価値観の
違いによるすれ違いが、この作品の魅力の1つなのはわかりますが…。さて、第2期もamazon
のプライムビデオにて無料で視聴可能なので、時間を見つけて視聴していきたいと思います。
2019/9/12 時々ふと今時のSFアニメが見たくなって、これまでに、『ぼくらの』(2007年)とか
『アルドノア・ゼロ』(2014年)とかを観ていたのですが、「マンガ大賞2019」で大賞を獲得し
たことで気になっていた『彼方のアストラ』(2019年)がアニメ化されていること、amazonの
プライムビデオで無料で視聴できることを知り、ここ数日毎晩のように観ていました。全12話
のアニメの放送はまだリアルタイムで続いており、本日11話がアップされたばかり。結論から
言うとメチャメチャ面白いです。最終回が楽しみでなりません。原作も購入するつもりです。
2019/9/8 最近すっかり忘れていた『ウォーキングデッド』シリーズ。『ウォーキングデッド』
は、シーズン9がなかなかamazonプライムビデオで無料にならないので1話だけ観て放置。
『フィアー・ザ・ウォーキングデッド』はシーズン4の最後まで観て、シーズン5は有料プログ
ラムさえなかったので、こちらも放置していたのですが、昨日久々に覗いてみたら、前者は
相変わらずでしたが、後者はシーズン5がいつの間にか公開されているどころか、すでに無
料で視聴可能でした。公開されているのは1〜8話のみですが、2晩かけて全部視聴してしま
いました。感想は、うーん…ですね。元々時間軸があっちいったりこっちいったりで分かり
りにくい作品なのですが、今回もちょこちょこ分かりにくいところがあります。救援を求め
る人々を助けるために飛行機で山越えをした主人公たちが墜落。救援要請はどうやらウソで
あることが判明、主人公たちはヘリを所有する謎の組織の存在を知り、子どもだけの生き残
り集団を救出して、原発がメルトダウンした直後にその場を脱出し、再び別の飛行機を修理
して元いた場所へ戻ってくるというのが、ざっくりしたストーリーですが、特に面白い展開
があるわけではありません。次々と死亡フラグが立ちまくりますが、幸か不幸か誰も死にま
せん。『ウォーキングデッド』関連のブログを見ていると、同じようなゾンビTVドラマであ
る『Zネイション』がよく比較作品として登場するので、1話だけ観ましたが、ゾンビが高
機動過ぎて興ざめ。ストーリーも特に注目すべきところもなさそうなので、もういいです。
2019/8/24 シリーズ第5弾『ジュラシック・ワールド
/炎の王国』(2018年)を視聴しました。
前作から3年後が舞台。前作での事故によって放棄されたイスラ・ヌブラル島で火山噴火が
観測され、ロックウッド財団が行うことになった恐竜の救出作戦に前作の主人公とヒロイン
にも声がかかる。しかし、実際の財団の経営者ミルズの目的は救出した恐竜をロックウッド
の屋敷に集め、そこでオークションを開いて売りさばくことだった。島からなんとか脱出し
たもののミルズ達に捕まった主人公とヒロイン。スティギモロクという頭突き恐竜を利用し
て脱走するが、その恐竜がオークション会場で暴れて、さらには今回のメイン恐竜・インド
ラプトルまで解放されてロックウッドの屋敷はパニック状態に。オークションで売られる恐
竜達のいる区画に毒ガスが放出され主人公とヒロインはその解放を諦めるものの、ロックウ
ッドの孫娘が同情して解放してしまう。インドラプトルは死亡するが多くの恐竜はアメリカ
本土に拡散し、ラストシーンでマルコム博士は皮肉タップリに「ようこそジュラシック・ワ
ールドへ」と宣言する…といった物語。火山噴火の中を逃げ惑う恐竜達たちを描いた前半は
「炎の王国」というタイトルにふさわしいビジュアルで悪くありません。前半のラストで、
島に取り残されたブラキオサウルスが悲しそうに鳴き叫ぶシーンには誰もが感動するでしょ
う。しかし、ロックウッドの屋敷を舞台にした後半はちょっと…。前作登場したハイブリッ
ド恐竜自体魅力がないのに、今回登場のインドラプトルは前作のインドミナスレックスより
小型な上に、人間によって攻撃対象をロックオンできるという性質以外はたいした特徴もな
くまったく魅力がありません。とどめは恐竜をアメリカ本土に解き放ってしまう少女の行動
です。今回ばかりは孤島の話ではありません。恐竜にも生きる権利はあるからといって、多
くの罪のない人間達を危険にさらす行為は許されないでしょう。次回作は完全な市街戦の話
になってしまうのでしょうか…。小型恐竜以外は隠れる場所もなくすぐに捕獲または殺処分
されてしまいそうですが。個人的には海中のモササウルスが最強・最悪だと思います……。
ランキング的には1位1作目、2位4作目、ずっと離れて3位2作目、4位3作目、5位5作目。
2019/8/22 シリーズ第4弾『ジュラシック・ワールド』(2015年)を視聴しました。ものすごい
ハイペースで見ていますが、決して暇なわけではなく、睡眠時間を削りまくっております…。
賛否両論あると思われますが、前3作に負けないよう入念に準備して最新技術で制作しただけ
のことはあり、映像的には素晴らしいと思います。特に1作目で計画されていた以上の魅力的
なパークの営業形態には目をみはるものがあり、草食恐竜に乗れるふれあい動物園とか、モサ
サウルスの餌やりショーとか、ジャイロスフィアによる草食恐竜エリアの自由行動とか最高で
しょう!これだけでもこの作品を見るだけの価値があると断言できます。イライラを誘発する
ヒロインと子供は相変わらずですが耐えられる範囲。今回のメイン恐竜の1頭、インドミナス
・レックスというハイブリッド恐竜はそもそも存在が興ざめであるし(それじゃ本当にただの
怪獣映画だ)、なぜそこにキスシーンが来るんだ?とか、ラプトル解放によるインドミナス撃
退作戦に反対していた主人公側が、なぜティラノサウルス解放には賛成するの?とか、緊急事
態の時の対応策があまりになさすぎとか、突っ込み所はたくさんありますが、トータルとして
は十分に面白かったです。シリーズ中圧倒的な傑作である1作目には及ばないにしても、その
次にはランクされる作品。第5弾『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)にも期待!
2019/8/21 『ジュラシック・パークV』(2001年)の残り3分の2を視聴しました。昨日述べた
ようにアマンダの空気の読めなさには参りますが、自分の息子を探すのに必死な気持ちは
理解できなくもないですし、2作目の登場人物ほど無茶苦茶はしないので許容範囲。今回
の恐竜側の主役は翼竜のプテラノドンとスピノサウルス。USJの「ザ・フライング・ダイ
ナソー」が本作をモチーフにしているのはよく分かりました。冒頭のボートが襲われるシ
ーンは、海竜でも現れたのかと思いましたが、プテラノドンの仕業と解釈していいのです
よね?スピノサウルスは、最強の肉食恐竜だったはずのティラノサウルスは倒すし、ラス
トの川での主人公達との攻防は怪獣映画のようですし、見た目も実際怪獣っぽいので微妙
でしたが、相変わらず恐竜たちのCGはスゴイと思います。グラントの吹いた笛をラプトル
がどう捉えたのか分からなかったこと、せっかく救助に現れた海兵隊が何の活躍もしない
こと(むやみに恐竜を傷つけるシーンは入れたくなかったのだとは思いますが)は今ひと
つでした。また、プテラノドンが島の外に出て行こうとする姿を見つけたグラントが、何
の危機感も持たないどころか微笑ましく見守っている姿には違和感を覚えました。全体的
に物語が小さくまとまってしまっているという点では、1作目はおろか2作目すら越えられ
ていないと思いますが、とりあえず楽しめました。次はシリーズ第4弾『ジュラシック・ワ
ールド』(2015年)。1作目から22年後のイスラ・ヌブラル島が舞台ということで楽しみ。
2019/8/20 ジュラシック・パークシリーズ第3弾『ジュラシック・パークV』(2001年)を3分の
1ほど視聴しました。主人公は第1弾と同じくグラント博士。第2弾の失敗を繰り返すまいと
いう決意の表れかと思いきや、彼を無理矢理に2作目の舞台であるソルナ島へ連れ出した社長
夫婦の酷さと言ったら…。特に妻のアマンダ(正確には元妻なのですが)はグラントが必死
で止めるのも聞かず拡声器で叫びまくり、恐竜が現れるとひたすら悲鳴を上げて逃げ回ると
いう…。アメリカ映画の定番なのかもしれないですが、2作目同様イライラが募ります…。
2019/8/19 ジュラシック・パークシリーズ第2弾『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』
(1997年)を視聴しました。第1弾同様過去に見たはずなのですが、ここまで酷かったとは…。
第1弾で脇役だったマルコムが主人公なのですが、まともな登場人物は彼1人。恐竜で一儲け
しようと企むインジェン社の連中もろくなものではないですが、マルコムと行動を共にする
恋人のサラ、娘のケリー、自然保護運動家のニックの3人が酷い。ニックは完全にテロリスト
で、インジェン社のキャンプをことごとく破壊して大勢の人間をさらし、ケリーは最初から
わがまま放題(後半おとなしくなりますが)、サラに至ってはティラノサウルスの子供を治
療すると言って連れ回し、状況をさらに悪化させます。しかもマルコムと共に全員生き残る
という理不尽設定。この3人の登場人物が本作の評価を劇的に下げていることは間違いありま
せん。ティラノサウルスをアメリカ本土に連れてくるという展開が『キングコング』(1933
年)のオマージュであるのは許せるとしても、ティラノサウルスを運んできた船の乗組員が
全員惨殺されていることに何の説明もないのは駄目でしょう。専用の船室に閉じ込められて
いたティラノサウルスが船員全員を襲うのはおかしいという意見もありますが、おそらく
船内にラプトルなどの小型肉食恐竜が潜んでいたという設定が元々あって、それを映画の尺
の関係でを説明し損ねたものと思われます。3作目を見るのが心配になってきました……。
2019/8/18 予告通り、ジュラシック・パークシリーズ第1弾『ジュラシック・パーク』(1993年)
を視聴。やはり何度見ても文句なしの傑作でした。明日の夜に第2弾『ロスト・ワールド/ジ
ュラシック・パーク』(1997年)を視聴する予定。シリーズ全5作すべて無料とはamazon最高。
2019/8/17 USJで見たナイトパレードの中にトランスフォーマーがあったのですが、アニメも
実写映画もまともに見たことがなかったので、帰省中の実家でamazonプライムビデオで視聴
することに。まったく知らなかったのですが、すでに6作も公開されており(さらにスピンオ
フ作品が3本も)、とりあえず1作目の『トランスフォーマー』(2007年)を視聴開始。かつて
惑星サイバトロンでは、機械に生命を吹き込む「オールスパーク」というキューブをめぐって
オートボットとディセプティコンという2つの軍の争いが発生。争いの最中宇宙に消えた「オ
ールスパーク」は太古の地球の北極に落下しており、さえない主人公サムの祖先アーチボルト
がそれを発見し、秘密組織セクター7が氷付けになったデセプティコンの司令官メガトロンと
共にそれを研究していた。ディセプティコンのフレンジーがアーチボルトの残した眼鏡にその
位置が刻まれていることを突き止め、サムを探し始める。オートボット側のバンブルビーは、
シボレーカマロに擬態し、サムの愛車となって彼を守ろうとする。やがてオートボットとディ
セプティコンにセクター7と米軍がからんだ大戦闘となり、最終的にオートボット側が勝利。
「オールスパーク」が破壊されたことで宇宙に戻れなくなったオートボット達は地球に残るこ
とになったという物語。序盤はそこそこ面白いのですが、妙なコメディタッチの中、子供向け
とは思えない下ネタが続き、「オールスパーク」を隠してあったダムの中から大勢の人間の
いる都市へ移動させようとする展開など突っ込みどころ満載で、終盤の戦闘シーンなどCGは
ものすごいのですが、ただでさえ見分けの付きにくいロボット達が激しく動き回るばかりで、
途中何度も居眠りしてしまい、巻き戻して確認する作業の連続でした。2作目以降見ること
はないでしょう。それよりもすでに6作が公開されている怪盗グルーシリーズの、未視聴の4
作目以降を見る方が楽しみです。でもまず今一番見たいのはジュラシック
・パークシリーズ。
1作目は私の好きな映画ベスト5に入るくらいお気に入りで、2作目も見ましたが、随分昔のこ
となので1作目から最新の5作目まで今週中に一気に見る予定(amazonプライムビデオでは
2018年に公開されたばかりの最新の5作目『ジュラシック・ワールド/炎の王国』も無料)。
2019/8/15 12〜14日に2泊3日で大阪に家族旅行に行ってきました。amazonのプライムビデオ
での予習の効果は絶大でメインのUSJは本当に楽しめました。なぜ今まで行かなかったのか…。
奥さんもまた行きたいと申しておりました。出発前日に見た『SING』(2016年)は最初は微妙
な感じでしたが(アメリカではメジャーな曲も日本人にはなじみが薄く、それを色々な動物が
歌うというシチュエーションがピンと来ない)おのおのの個性的なキャラを把握できてくると
後半に向けどんどん楽しくなってきます。旅行のご報告はメインサイトの方に掲載しました。
2019/8/9 コミック蔵書の中の数少ない少女漫画の1つ『山田太郎ものがたり』(1995〜2000年)
の作者・森永あいさんが2日に亡くなったというニュースがありました。年齢非公表の方ですが、
デビュー年などから考えて、おそらく私と同世代の方と思われます。お悔やみを申し上げます…。
2019/8/7 『怪盗グルーの月泥棒』(2010年)が予想以上に良かったので、第2弾『怪盗グルーの
ミニオン危機一髪』(2013年)を視聴。養子にした3姉妹の影響ですっかり心を入れ替えたグルー
であったが、反悪党同盟にスカウトされ、女性エージェント・ルーシーと組んで、PX-41という
動物に注射するとモンスター化する恐ろしい薬品の行方を行うことに。死んだはずの伝説の悪党
エドアルドを見つけたグルーは彼を疑うが、フロイドのウィッグ専門店で薬品の形跡が発見され
反悪党同盟はフロイドに容疑をかける。しかし、エドアルドの息子アントニオが3姉妹の長女の
マーゴを誘惑する様子を見てグルーは激怒し、エドアルドとアントニオの逮捕を同盟に強硬に迫
る。しかし、結局フロイドが逮捕されてグルーは解雇、ルーシーは遠方へ異動になる。ルーシー
に想いを寄せていたグルーは落ち込むが、エドアルドが真犯人であることが明らかになり、グル
ーは彼を追って戻ってきたルーシーと共にエドアルドを倒す。そしてグルーとルーシーはめでた
く結婚するのであった…というストーリー。いや、この作品も文句なしに素晴らしい!グルーも
ルーシーも3姉妹もミニオンもネファリオ博士もみんな最高。これでもかというくらいいやらし
いアントニオのキャラは強烈でインパクト大。グルーと付き合おうとする女性達もいかにもいそ
うな感じで面白い。『ミニオンズ』は、この2作を見てから視聴するのが正しかったようです。
2019/8/6 一昨日視聴した『ミニオンズ』(2015年)があまりに残念だったので、このスピンオフ
作品が作られる元になった『怪盗グルーの月泥棒』(2010年)を視聴しました。怪盗グルーが、
ピラミッドを盗むという偉業(?)を成し遂げた若きライバル・ベクターに負けじと月を盗もうと
する物語。「悪党銀行」からの融資を受けるため、東アジアにある極秘の研究機関から「縮ませ
光線銃」を奪ったグルーであったが、それをベクターに横取りされる。ベクターの基地の防御力
があまりに高く奪い返すのに悪戦苦闘するグルーであったが、養護施設の3姉妹がクッキーを売
りに基地内に簡単に出入りしているのを目撃したグルーは、身分を歯科医と偽って3姉妹と養子
縁組をして引き取ることに。最初はわがままな3姉妹に冷たくあたるグルーであったが、次第に
心を開き始める。結局「悪党銀行」からの融資なしでロケットを完成させて月にたどり着き、縮
ませた月を持ち帰るグルー。しかし彼は3姉妹のバレーの発表会に間に合わず落ち込む。さらに
は彼女達がベクターに誘拐されたことを知ると、あっさりと月をベクターに渡し、約束を破った
ベクターから苦労して3姉妹を取り戻す。グルーは自分の母親とミニオン達を観客にした独自の
バレー発表会を開催する。その発表会はステージ上に観客を巻き込んで大盛り上がり。彼女達を
大いに喜ばせるのであった…というストーリー。いや、これもう最高でしょう。倫理観に欠ける
場面が多いという批判もありますが、そんなことを気にする作品ではありません。文句なしの★
3つ(満点)作品。ただし吹替判は大変不評なので、私同様、字幕版を見ることをオススメします。
2019/8/5 最近続けている来週からのUSJ旅行の予習の一環として、昨夜家族揃ってAmazonの
プライムビデオで『ミニオンズ』(2015年)を見ました。この面白さがまったく理解できないと
いうわけではありませんが、家族の反応はかなり微妙。「これ面白い…?」と聞く奥さんの気
持ちもよく分かります。『怪盗グルーの月泥棒』(2010年)と『怪盗グルーのミニオン危機一
髪』(2013年)のスピンオフ作品という性格が色濃く出ている作品で、やはりこれ単体で楽し
むのは少々苦しいと思われます。小さい子供以外、本編を知らない人には退屈だと思います。
2019/7/29 先日USJの予習のためAmazonのプライムビデオで視聴した『ウォーターワールド』
(1995年)のレビューを見ていると、やたら名前が出てくるのが『マッドマックス』(1979年)。
漫画『北斗の拳』のモチーフの1つとしてよく挙げられ、それ以外でもよく名前を聞く有名作品
ながらきちんと見たことがなかったため、これまたAmazonのプライムビデオで視聴してみるこ
とに。警官の主人公が暴走族に仲間を殺され、さらには妻子まで襲われて復讐の鬼と化し、最強
の改造パトカーを警察署から勝手に持ち出して暴走族を次々と退治していくというバイオレン
ス映画。『北斗の拳』のような世紀末の乱世をイメージしていたのですが、近未来という設定
すら感じさせない一昔前のアメリカの田舎を舞台にした作品。低予算映画だったらしいので仕
方ないのですが。バイオレンスシーンも今時の作品と比べると非常にソフトで肩すかしを食ら
いました。一番ガッカリしたのは、復讐を誓い改造パトカーで飛び出したはいいが、いきなり
敵の罠にはまって足を狙撃されてしまうシーン。それはちょっと違うのでは?警官の身分を捨
てて社会のルールを無視して圧倒的な力で悪を駆逐するという生まれ変わった感じをもっと出
すべきだったのでは?と非常に疑問に思いました。改造パトカーを奪いながらも警官の立場を
結局捨て切れていなくて弱さが残っている点が残念でした。ここでサブリーダーの男を倒し、
次にボスを倒し、最後に仲間を殺した下っ端を殺して突然話が終わる展開も微妙。順番がおか
しいし、「敵を全滅させた」というカタルシスもあまり感じられません。でも公開当時はイン
パクトがあったのでしょう。『ジョーズ』同様にこの後続編が3作作られているようなので、機
会があれば視聴したいです。次は『ミニオンズ』(2015年)か『シング』(2016年)を視聴予定。
2019/7/27 USJの予習第3弾として、Amazonのプライムビデオで『ジョーズ』(1975年)を次
男、三男との3人で視聴。自分はテレビで数回見たことがあり、次男も学校で1回見たことが
あるとのこと。初見の三男はかなりビビっていましたが、3人で色々語り合いながら見て楽し
めました。この作品には続編が3本もあるらしいので、機会があれば視聴したいと思います。
2019/7/22 一昨日に引き続きUSJの予習のためAmazonのプライムビデオで今夜視聴すること
にしたのは、温暖化で陸地が水没してしまった世界を描いた『ウォーターワールド』(1995年)。
ケビン・コスナー演じる主人公が、ヒロインのヘレンと少女エノーラを伴い、悪の組織スモー
カーズと戦いながら幻の陸地「ドライランド」を目指すという海洋SF映画。主人公の乗るアナ
ログかつメカニカルな船や美しい海の映像には圧倒されます。海上で細々と暮らす人々もそれ
なりにリアルに描かれていますが、こんな世界で十分な食糧調達は絶対に無理だろうという突
っ込みはもちろんあります。特にスモーカーズの拠点となっている大勢の人が住むタンカーで
の長期間の生活は絶対に不可能でしょう。一番の突っ込み所は、なんと言ってもスモーカーズ
から彼らにさらわれたエノーラを取り戻すために、大勢の一般人を乗せたそのタンカーを爆破
して全滅させてしまう主人公の無慈悲さ。これはさすがに問題。しかし、たった一人で巨悪を
滅ぼし、ラストで格好良くヒロインの元から去って行く主人公という超ベタな展開は、まあ許
せます。公開時の評価は非常に低く、その年の最低映画作品を決めるゴールデンラズベリー賞
では多くの部門にノミネートされたようですが、そこまで酷い作品だとは思いませんでした。
2019/7/20 メインサイトの「GARAGE」の方にも書かせていただいたように、今年の夏の家族
旅行の行き先が大阪に決定。USJの1.5デイスタジオパスとエクスプレスパスで、なるべく多く
のアトラクションをまわる計画なのですが、実はUSJに関係する映画をほとんど見たことがない
ことに気がつきました。見た記憶のある作品は、比較的古い『ジョーズ』『バックドラフト』
『ジュラシックパーク』くらいで、超メジャーな『ハリーポッター』シリーズを筆頭に、『ウォ
ーターワールド』『ミニオンズ』『SING』等は未見。これはさすがにまずいと早速予習を開
始することに。とりあえず今夜は『スパイダーマン』(2002年)をAmazonのプライムビデ
オで視聴。ベタな展開で後半は少々間延びした感じがしないでもないですが、普通に楽しめま
した。ヒロインへの批判が多いようですが、見た目もキャラも言うほど悪くないと思います。
2019/7/12 家族が見ている番組をチラ見するだけで、ほとんどテレビを見ない自分。リモコン
に自分で触らないというくらい見ないのですが、今夜久しぶりに金曜ロードショーで『未来の
ミライ』を見ました。冒頭部分の主人公のわがままの酷さと、それを制御できない親の酷さに
まず辟易。そして理解不能なタイムスリップシーンの数々が始まりだすともう…。時々心に刺
さるシーンがないわけではないですし、テーマが理解できないわけではないのですが、私には
合いませんでした。Amazonのレビューを覗いたら案の定批判の嵐で苦笑してしまいました。
2019/7/9 ヤフーニュースに「特撮主題歌歌手を逮捕」のタイトル。クリックして現れた記事の
タイトルは「『ウルトラマン80』主題歌歌手知人男性暴行で逮捕」。関連記事を見ると「『ル
パン三世』歌手逮捕」。どうやら同じ人物らしい。調べてみると「ウルトラマン80」の主題歌
はそのまま「ウルトラマン80」。「ルパン三世」はEDテーマの「LOVE IS EVERYTHING」で
した。どっちも知ってる!他に「未来警察ウラシマン」の主題歌「MIDNIGHT SUBMARINE」
や「科学救助隊テクノボイジャー」の主題歌「テクノボイジャー」なども持ち歌のようで…。
いやあ懐かしいですね!全部同じ人の歌だったとは知りませんでした。「ルパン三世」以外は
見ていた記憶があまりないのですが、アニメや特撮の主題歌は子供の頃大好きだったので反応
してしまいました。思わずYouTubeで全部見直しましたが、今でもどれもカッコイイですわ。
2019/7/6 2月に注文し5月23日に到着をご報告した「機動戦士ガンダムNT Blu-ray」ですが、
多忙でずっと見る余裕がなく、今夜やっと家族みんなで見ることができました。少々予習をして
おかないと分かりにくい部分もありますが(ガンダムAで予習完璧な自分と息子達は問題なかっ
たのですが奥さんには人物関係や設定などがちょっと理解しづらかったようです)、予想以上に
面白かったです。あのキャラが登場するところなどは、登場することを知っていても胸アツでし
た。劇場公開時に散々叩かれていた作画は修正されたのかそれほど気になりませんでしたし、度
の過ぎた超能力対決や前述の人間関係や設定の分かりにくさに目をつむれば、言うほど悪くない
作品だと思います。主役機のNTガンダムが「νガンダム以前に開発されたサイコフレーム試験機
でμガンダムと同世代の失敗作の改修機」というややこしい設定の上に、かっこ悪すぎなのはメカ
好きにはかなり残念ですが。付属の特典映像や資料などはこれから暇を見つけてチェックしたい
と思いますが時間が…。現在制作中の富野監督原作の『閃光のハサウェイ』に期待しています。
2019/7/3 昨夜急に思い立って久々にAmazonのプライムビデオを鑑賞。観たのは『仮面ライダー
アマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』(2018年)です。シーズン1、シーズン2を観て続きを楽し
みにしていたのですが、完結編は映画になっていたのですね。カスタマーレビューは結構厳しく、
平均2.7という辛い評価がついていますが、そこそこ楽しめました。確かに突っ込み所もないでは
ないですが、レビューを書かれている方が言うほどの劣化は感じませんでした。興味のある方は
ぜひ。プライム会員の方はもちろん無料。『ウォーキング・デッド9』も早く無料にしてほしい。
2019/5/23 Amazonで「30周年数量限定・サクセス薬用シャンプー・ガンダムデザインボトル」
を衝動買いしたものが昨日届き、本日は2月に注文してあった「機動戦士ガンダムNT Blu-ray」
が届きました。このBlu-rayには、通常版(6,146円)、特装限定版(7,722円)、メーカー特典あり
特装限定版(9,963円)の3種があり、特装限定版には、通常版にないドラマCD、編限画集、完全
設定資料集、特典blu-rayが付属するので1,576円の価格アップにも納得なのですが、メーカー
特典あり特装限定版は、特装限定版にアニメーションキャラクターデザイン金世俊描き下ろしの
ミニ色紙が付属するだけでさらに2,241円もの価格アップ。このミニ色紙、調べてみたら特定の
店舗で商品購入者に無料で配布されたもの。実はこのメーカー特典あり版を購入してしまい、
ちょっと後悔。定価は普通の特装限定版で10,584円なので大損というわけではないのですが、
どう考えても普通の特装限定版で十分でした…。ちなみにDVDなら5,458円で購入できます。
2019/5/6 GW最終日『スラムダンク』の新装再編版全20巻を一気読みしました。満足しました。
2019/5/2 コミックもミステリ小説も車雑誌もなかなか読む暇がなく、どんどんたまっていくばか
り。3月中旬に大人買いした『スラムダンク』の新装再編版も1冊も読めていません…(息子たち
は読んでいるようですが)。そんな中、息子たちが大好きなゲーム『フォートナイト』で「アベン
ジャーズ」とのコラボが始まったのですが、自分も息子たちも「アベンジャーズ」自体よく知らな
いということで一度見ておこうという話になり、Amazonのプライムビデオで2012年公開『アベ
ンジャーズ』(字幕版)を観ることに。若干の予習は必要ですが十分に楽しめました。オススメ。
2019/3/17 『君に届け』全30巻を読了しました。最初の方の印象は「まあ普通」。9巻は最悪で
したが10巻から急上昇。25、26巻あたりもイラっとさせますがまたそこから急上昇。大人が読む
にはイライラするところも多いですが、清々しいくらい今時のドロドロしたものが一切なく、ひた
すら爽やかほのぼの路線に癒やされます。メインの爽子と翔太もいいですが、脇を固めるあやね、
千鶴、龍、胡桃沢、健人、一市、爽子の両親、翔太の両親などなど、全てのキャラが素晴らしい。
個人的には前半の健人、後半のあやね推しです。「このマンガがすごい!」2008年オンナ編1位、
「マンガ大賞」2008年5位にも納得。ミステリーの方では『雪の階』を途中まで読んで、2月末か
らずっと放置されたままになっていますが、なかなかそちらの方のスイッチが入りません……。
2019/3/3 『ヲタクに恋は難しい』は予想以上の面白さでビックリ。Amazonで大人買いしました。
音楽で最近ハマったsumikaが『ヲタ恋』のアニメ版の主題歌「フィクション」を担当している
のを知ってまたビックリ。「ファンファーレ」もいいですが「リグレット」がお気に入りです。
『乙嫁語り』を読み始めましたが、19世紀の中央アジアを舞台にした嫁入りがテーマ。緻密な描
き込みが話題の作品で、内容の良さは1巻だけでは伝わりません。2巻後半からジワジワ来ます。
2019/2/17 『宝島』をやっと読了した後、息抜きに『機動戦士ガンダムNT』を一気読みしたので
すが、まだミステリ長編に戻る気力が戻らないので、しばらく奥さんが友人から借りたコミックを
又借りして読むことにしました。本日『坂本ですが?』(このマンガがすごい!2014年オトコ編
2位)全4巻を読了。設定はシュールで面白いと思いますが、巻が進んでも内容がずっと同じ調子で
展開の盛り上がりに欠けたのが惜しい…。今後は『ヲタクに恋は難しい』既刊6巻(同2016年オ
ンナ編1位)、『君に届け』全30巻(同2007年オンナ編2位、2008年1位、2009年4位、2010
年2位、2011年9位、マンガ大賞2008年5位)『乙嫁語り』既刊11巻(マンガ大賞2011年2位、
同2013年2位、同2014年大賞)、『俺物語!!』全13巻(このマンガがすごい!2013年オンナ編
1位、マンガ大賞2013年5位)あたりへ進みたいと思います。SF映画を観る気力も今はありません。
2019/1/13 『それまでの明日』の読書の息抜きに昨日からGYAO!で無料視聴が可能になった映画
『スフィア』(1998年)を観ることに。敬愛するマイケル・クライトンの原作は大好きだったので
期待して観たのですが何だコレ…。300年前に海底に沈んだと思われる異星人の宇宙船の調査
というSF全開の冒頭部はドキドキするのに、宇宙船の調査はそこそこに、クラゲの大群や巨大イ
カ、ウミヘビに次々に襲われるメンバー。異星人の宇宙船と思われたものはタイムスリップして
きたアメリカの宇宙船で、そこに積まれていた謎の球体の宇宙生物(?)は、その中に入った人間
にその人物が想像したものを現実化させる能力を与える力を持っていたという話なのですが、中
盤がとにかくグダグダなサイコホラーもどき。偉大な原作とダスティン・ホフマン、シャロン・ス
トーンといった豪華キャスティングをもってしても、監督が駄目だと駄作になるという好例です。
2019/1/6 年末年始読書用ミステリ本の3冊目『錆びた滑車』を読了。先日掲載した画像には写っ
ていない「このミス2019」1位作品『それまでの明日』と2位作品『ベルリンは晴れているか』
も入手済みで、前者を次に読もうと思います。今回のベスト10作品は重そうな内容のものが多
いので、なかなか続けて読む気力がわきません。今後はペースを落としてゆっくり進めます。
2019/1/5 このミス歴代ランキング作品リストのページを改訂しました。大昔にエクセルデータを
貼り付けて作ったのですが、妙に重くて最近2,000KBを超え、ただでさえ容量不足なプロバイダ
のサーバー容量を圧迫し、HP更新すら厳しい状況だったので全面的に最初から作り直し。非常に
面倒くさい作業でしたが、何とか約380KBまで軽量化できました。年末年始のミステリ本読書は
いろいろとやることがありすぎてまだ3冊目ですが、せめてあと1冊くらいは読破したいです…。
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