ETCの調子が悪くてカードを読み込めず、入るときにもたついたが糸魚川ICで出るときにもトラブって出られなかった。
 そのとき係員に「たまにはカードを拭いて下さいね。」と言われ、読み込み部をふいたところ即認識!単なる汚れだったんだ(^^)
 夜はわびしい車中泊。今回はDVDを持ってきたので少しは気がまぎれたけど・・・。   
 28日18時 雨飾高原キャンプ場に到着。車3台、テント4張・・・寂しいところだ。向こうに見えるのは管理棟か。  あんまり眠れずうとうとしながら5時起き。おにぎりとみそ汁を食べて6時出発。登山口は正面小屋の横手。  最初は緩やかな下りだがやがて平坦になり、沢を2回ほどわたるがちゃんと橋が架かっていて歩きやすい。
 睡眠不足だがスタ−トとなると気持ちが引き締まる。だがそれも最初の15分(^^)。40分間続く樹林の中の急登に息が切れっぱなし。
 
それも景色も見えないしえらいだけなのだ。その後何とか見晴らしのいいところに出たが肝心の山の上のほうはガスで見えないときている。先が思いやられるなー。  
 15分ほどで平坦な道は終わってここから樹林帯に入る。ここがまた急登の連続だ。  「4/11 1600m」という標識。400mおきにある(と下りてきてから分かった)。  50分かかってブナ平着。ここでようやく急登が終わり、緩やかな登りに入る。やれやれという感じ。
 尾根を越えたらやや見晴らしの良いところに出た。下に見える沢まで下る。  沢(荒菅沢出合)まで下りてきた。ここから対岸に渡り、矢印のあたりから登り返す。  ところが対岸の道がまたひどい急登でいい加減にしてくれと思うほど続いている。   途中でふと振り返ったらガスの切れ目から噴煙を上げる焼山が見えた。 
 やっと急登を抜けたらこんどはガケみたいなところが続いている。  ところどころにハシゴはかけられてはいるのだが・・・ちとコワイ。  こんなところに9/11が張り付いている。がんばれ!あと800m。  ひとつ越えるとまたひとつ・・・とこんなところ登るのは正直しんどい。
荒菅沢に降りてきたのが7時半。ここからの登り返しがまたきつかった。
 笹平に着くまでの1時間、前半は樹林の中のゴロゴロ石の急登の連続で後半尾根筋に出たら岩をよじ登るようなところばかりでまいった。
 笹平たどりついたら別世界の台地上の笹原が広がっていた。こここの山のが見どころなんだね。  
 8:35 笹平着。やっと平らなところについてほっとするが・・・  笹平からはるか向こうに見えるのが頂上だろうか・・・  しかし、なにやらガケ状のところがある。あそこを登るのだろうか?
 笹平に着いたらあとはもう緩やかなアップダウンでお花畑と頂上を見ながらゆっくりと歩く。
 だが頂上に近づくほど岩場の登山道が見えてきてイヤーな感じになった。近づいてみるとなんとかいけそうなので必死で登りきった(^^)。
 頂上は小さな双耳峰になっていて片方には標柱、もう片方にはお地蔵さんがあった。  
 近くに来てアップでみるとガケを登っているように見える。  こわごわ登りながら後ろを振り返ったところ。  何とか登り切ったら頂上は目の前20mだった。
 頂上には中年男性2人組がいたがすぐ下山し、しばらくは一人っきりだった。人気の山にしてはさびしい。
 もっとも頂上は狭くて2,30人も登れば足の踏み場もなくなりそう。そのあと若い男性一人と大学生らしき7,8人のパーティーが来てちょっとにぎやかになった。
 30分休憩し、ガスで景色も見えないので下山にかかる。
 これがもう片方の頂上のお地蔵さん群。 9:00 1963mの頂上制覇。だが疲れて顔がこわばる。 12:00 登山口に戻る。登るときには気づかなかったクマ注意の立札。
ヨツバシオガマアサギマダラ  オヤマリンドウだと思う  ミヤマコゴメグサ初めて見た  これが何かわからない 

 以前からロマンチックな名前に惹かれて登りたかった山だが来てみると急登は多いし、笹平に出るまで眺望はよくないし(天候のせいもあったけど)、その笹平もそう広くない。ここは紅葉がいいということなので時期的に悪かったのかもしれないが、しんどいわりには報われない山という期待外れ感を残す山歩きとなった。

 頂上で出会った若い人(糸魚川の人だった)に雨飾荘のそばに無料露天風呂があると教えられたので帰りに寄ってみたがちょっと入る気がしないわびしー感満載の風呂だったのでパス。車中泊であまり眠れなかったせいか、帰りの高速で何度も眠気を催しそのたびにPAのお世話になった。車中泊ももう限界かなー。

 笹平からの下りの途中、登ってきた中年の男性に「上に売店はありますか?」と聞かれたのが唯一面白い出来事だった(^^)