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10月9日(月)
朝9時半に家を出て途中養老、恵那峡・諏訪湖の各パーキングで休憩し、14時ごろ諏訪ICで降りて八ヶ岳山麓に向かった。
去年は蓼科への左折レーンに入ってしまったのに無視して直進したところたまたま居合わせたパトカーに捕まったので今年は慎重に直進レーンに入る。あとは順調に走り分岐に到着。 |
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「悪路」と言われた桜平に向かう林道は思ったよりひどくなくて軽でもなんとか通れた。
問題は駐車場で、3つのうち一番上(歩かなくて済む)は20台分しかない。すれ違った車(3,4台)に停められるか聞いたけどみんな第二駐車場から下りていてわからない。迷ったが行けるところまでと上の駐車場へむかうことにした。 |
14:30 唐澤鉱泉と夏沢鉱泉の分岐。去年は左へ行った。今年は右。
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駐車場のある桜平へ行く林道は「悪路」と書いてあったのでこわごわ前進。 |
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15時 第一駐車場着。ちょうど1台分空いていた(右から2台目)。 |
身支度を整えて登山道の入り口(ゲート)から夏沢鉱泉へ出発。 |
林道なので歩きやすい。沢沿いの道をのんびりと歩く。 |
15時40分 ここが今晩宿泊する夏沢鉱泉だ。 |
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受付を済ませて部屋に案内してもらったら4畳半くらいの個室をひとり占め。うれしいねー
さっそくビールを飲んでから風呂に入り、明日の予定を立てる・・・。17時半に夕食を食べ(まあまあ豪華)て21時就寝。
10月10日(火)
翌朝は6時に朝食を食べ、ひんやりとした空気、晴れた空、最高のコンディションのもと7時に出発。 |
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部屋に入るとすでに布団が敷いてあった。ゆったりできそうだ。 |
朝日を浴びていざ出発・・・と言いたいが谷間なので陽はまだ差し込まない。 |
沢沿いのゆるやかな道を歩く。この橋から先は川を離れて標高を上げていく。 |
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なだらかな道を気持ちよく歩いているとやがて・・・ |
7時40分、オーレン小屋に到着。時間が半端なのか閑散としている。 |
ここで道が3つに分かれている。右の道から一周する予定。 |
シラビソ(らしい)林の中を歩くとやがて森林限界を超え稜線に出た。 |
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オーレン小屋までの道は前半沢沿い、後半沢から離れるがどちらも緩やかな歩きやすい道だ。
オーレン小屋を越しても稜線に出るまで急なところもなくもの足りないくらい楽な道だがそれでもトータル1時間半は歩いた。
しかし、登るにつれ上のほうに雲らしきものが見えてきてやや不安になる。 |
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稜線に出ると左に硫黄岳のなだらかな山頂がすぐそこに見えてきた。 |
しかし、赤岳、横岳方面には厚い雲がかかっているではないか。 |
硫黄岳のほうにも見ているうちにガスが・・・待ってくれー |
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だが祈りもむなしく頂上に着くとガスがかかっている。 |
8時50分、まず近くの人に頼んで1枚撮っておく。 |
残念ながら肝心の爆裂火口がガスでよく見えない。 |
火口沿いに道がついているので「行止まり」の看板まで行ってみた。 |
展望が開けたところでガスがかかり始めたので焦って急いだが頂上に来てみるとガスでおまけに風も結構ある。
ケルンの陰でアンパン1個食べたあと火口沿いに歩いたが行き止まりになっていた。引き返したときサングラスを拾ったが自分の落としたものだった(笑)
ガスは時々うすくなるがまた濃くなるのであきらめて30分で下山することにした。 |
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20分ほど下りると傾斜が急になる。たくさん登ってくる。こちらがメインルートだろうか。 |
夏沢峠まで下りてきた。硫黄岳の山頂をみるとなんとガスもなくくっきり見えるではないか。くっそー |
気を取り直して反対側の東天狗岳に向かう。約2時間のコースタイムだ。 |
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30分後、途中にある箕冠(みかぶり)山に到着。 |
遠くに見えたけど歩いてみると10分で根石岳山頂だった。 |
天狗岳は目の前だがここでコーヒーとアンパンでひと休みする。 |
振り返ると硫黄岳、横岳、赤岳がきれいに見える。雲ひとつないのがくやしい。 |

せっかく来た硫黄岳だがガスが晴れる様子もないのではやめに下りたら何のことはないガスが消えていた。腹は立つけどこういうこともあるとあきらめるしかない。気持ちを切り替えて東天狗岳に向かったが根石岳でコーヒーを飲み、浜松から来たという高年男性(天狗岳の頂上が団体客でいっぱいだったのでここまで来たと言っていた)から山の話を聞いているうちに11時になってしまった。行って行けない時間(往復約1.5時間)ではないが去年行っているし、眺望も根石岳で十分堪能したしもういいかという気になって下山することにした。
(山の名前は推定だが現場に居合わせた人に確かめたので間違いないと思う。諏訪湖も見えていたがこの写真ではわかにくい。南アルプスもこの左側に見えていた。)
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根石岳のふもとにある根石小屋に寄って昼食でも食べようかと小屋の前まで行ってみたが、なんか暗い感じなのでやめた。
箕冠山まで戻ると来た道とは別にオーレン小屋に直接向かうコースがあるのでそちらへ。
小屋に着いてラーメン(800円)を食べたがうまく感じないのはスープがぬるいせいかもしれない。小休止したあと夏沢鉱泉に戻る。 |
なだらかな下りの道でところどころ日差しが当たる歩きやすいコースだった。 |
オーレン小屋に戻ってきたら矢印のところに「クマに注意」という張り紙がしてあった。もう遅いで。 |
12時。ちょうどいい時間にラーメンを食べることができたが、これがまたスープがぬるい。 |
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沢沿いの道に小型の建物と太いパイプ。どうも発電関係らしい。 |
なんかなつかしい感じがする夏沢温泉だがまだ6時間しかたってない。 |
13時過ぎ、無事駐車場に戻ってきた。ホッとひと息。着替えて帰途に就く。 |
帰りは同じ悪路なのだが余裕がでたのか道端の紅葉に気がついた。 |
なかなか遠くの山へ行けず、間が空いてしまったが何とか八ヶ岳まで来ることができた。、紅葉はもプ時期が過ぎていたようだが、夏沢鉱泉はなかなか感じがよかったし、登山道も歩きやすくて気持ちのいい山歩きだった。ただ一つ不満なのは硫黄岳のガスくらいだが、根石岳の眺望が補ってくれたので文句はない。
今年の山行ももう終わりになるが思っていたところの半分くらいしか行けず、不本意なシーズンになってしまった。来年1月には72歳になるのであんまり無理はできんなーと思う。いつまで山に行けるだろうか。
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