今年は異常な暑さで出かけるのを躊躇しているうちに9月になってしまったが、山友の遠征のおかげでやっと遠出ができた。
 1日目は行くだけなのでのんびりと9時出発。途中のパーキングで昼食をとり最初の目的地「野の花館」についたのは15時だった。 

 「野の花館」入り口。10人乗りHIACEに定員一杯の参加者だった。

 中は実物の野草とその水彩画。これがまた素晴らしい。

 そのあと森林インストラクターの家の庭でススキミミズクつくり。

 これがが私の作ったススキミミズクだ。なかなかよくできた?

 17時半。今日泊まる民宿「やまご」。爺と婆でやっているというところ。

 一泊6,300円でこの料理ならまあまあではないかな。

 民宿差し入れのビールに酔う。となりの人はご飯3杯おかわり。
 9月2日(日)   
 慣れないところはどうしても眠りが浅くなるがそれでもなんとか睡眠がとれた。
 朝4時過ぎに起きて準備をし、朝食・昼食分のおにぎり4個を持って出発。登山口の駐車場まで7,8分山道を走って着いたのはまだうす暗い5時。そそくさと準備をして5時15分にスタートだ。  

 登山口の駐車場は広い。まだ薄暗いが車が6,7台すでに停まっていた。

 ほの暗い樹林帯を黙々と歩いているうちにだんだん明るくなってきた。

 野坂山ではもう見られないタマゴタケがあちこちに生えているのがうれしい。

 ちょっとペースが遅かったのか5合目に着いたのは6時半を過ぎていた。

 きれいなブナ林がしばらく続く気持ちのいいところを歩く。
 けっこう急なところもあったし、休憩の要望もあって思うように進まない。5合目に着いたときはコースタイムよりかなり遅れていた。
 ここで朝食なので大休止。このままでは頂上まで6時間以上かかり登頂はおぼつかないので焦る。
 この先ちょっとペースを上げることにした。

  6合目展望台。正面の沢が別の登山コースになっているが上級者向きだ。

 このあたりから振り返ると魚沼方面が見えるようになってきた。

8時20分 7合目のあたりで大休止。正面が多分前巻機山。

8時50分 8合目着。ちょっとへばり気味のメンバーが出始めた。

 見通しのいいところに来たがガスで何も見えない。

9時15分 前巻機山着。標識には「ニセ巻機山」と書いてあった。
 自分のペースで歩くと後ろが遅れてくるのでしばらく待つという疲れる歩き方を続けているとだんだんストレスがたまってくる。
 かといってゆっくり歩こうとするとやっぱりイライラする・・・ということを繰り返しながら前巻機まで来たがペースを上げたせいもあって前後が長くなり始めた。

 気持ちのいい木道が続くがだんだんガスが濃くなってきて先が見えない。

9時25分 鞍部にある避難小屋。疲れたのでここまでという4人を置いていく。

 ひと休みのあと頂上を目指す。池塘などがあって気持ちのいい風景だ。

10時 最高点ではないが頂上の標識がある「御機屋」に到着。

 休む間もなく最高点を目指し10分後着。だがケルンがあるだけで拍子抜け。

 全員揃わなかったのは残念だがいちおうここまで来た6人で記念撮影。風が強い。
 3時間半かかって8合目まで来たが疲労が激しく避難小屋でやめるという人も出てきた。
 長丁場の登りが続く山なので危惧していたがやむを得ないということで4人を小屋に残しての頂上アタックになった。
 案外楽に30分ほどで標識のあるところに着き、その先10分で最高点(1967m)の小さなケルンに到着

 ガスがかかる上に風も強いので残念だが頂上を後にすることにした。

 ところが下りはじめたらだんだんガスが晴れてきて前巻機、避難小屋がよく見える。

 避難小屋に戻っておにぎりを食べるころにはガスが晴れた。塩じゃけがおいしかった。
 一時は登頂も危ぶまれたが途中で遅れを取り戻し、何とか5時間で山頂に到達したが4人をと途中でデポ(?)していくという不本意な山行になった。行動時間が長い山なので団体行動がとれるか危惧していたがなんとか折り合いをつけて無事戻ってこられたのでこれはこれでよかったと思う。
 天気のほうも心配されたがなんとか1日もってよかった。ただ、頂上でガスがかかっていたのが下りて来たら晴れたというのがよくあることとはいえ腹の立つことであった(笑)。降らなかっただけでもありがたいと思うことにしよう。
 それにしても新潟県は遠い。運転はベテラン二人の交代で私は運転せずに済んだが、敦賀着9時半(くしくもこの日は敦賀まつりの日だった)とうハードなスケジュールでドライバーは大変だったと思う。感謝感謝。
 下りも時間がかかって登山口に戻ったのは15時前だった。休憩後一路敦賀へ。

 日本海に沈む太陽。佐渡も見えた。敦賀まで休憩を入れて5時間は長い。