敦賀近辺でもっとも手軽に狙えるターゲットです。型もA〜Cランクまでが
狙え、期待も大です。キスというとパールピンクの魚体が美しく、繊細な感
じがありますが、我々のターゲットとなる26cm以上となると顔つきが大き
くなって迫力があります。このキスという魚の魅力は美しい魚体に見合わ
ない、激しく大きなアタリにあります。特に23cm以上の良型となると、サ
オ尻を浮かすような大アタリも珍しくありません。但し、ハリガカリしてから
の引き・締め込みはさほどでもなく、ハリガカリさせてしまえば取り込みは
易しい魚です。いかにハリガカリを確実にさせるか、が大型を手中にする
ポイントになります。30cmオーバーのキスは我々キャスター(投げ釣り師
)の永遠のテーマであり、それを手中にすることは大きな勲章でもあります
。良型を狙うなら6〜7月・9〜11月がチャンス。敦賀湾内(西浦・東浦)、
美浜〜小浜方面にて高確率に狙えます。
残念ながら現在、敦賀近辺でカレイを狙うのは難しいでしょう。昔から単
発的にイシガレイ・マコガレイのAランクが釣れる事がありますが、これら
のいわゆる大物サイズがまとまって釣れることは殆どありません。残念な
がら、鷹巣〜福井新港、浜地・波松で狙ったほうが堅いと思われます。
特に波松は40cmオーバーのザブトンが狙って釣れる北陸圏でも屈指
の大型カレイの釣り場です。’98年の全日本カレイ選手権では波松で大
型カレイが大爆釣、カレイの大物(30cmオーバー)が1日で120匹程釣
れたことがあります。当日は全国五十数会場で大会が開催されたのです
が、全国50位(40.0cm)までに福井会場のエントリー者が15名入賞(福
井会場=波松での最長寸は49.3cmで全国3位),我が敦賀サーフから
も44.5cm(全国16位),41.7cm(全国36位)という2名の上位入賞
者を輩出することが出来ました。ちなみに私も当日波松で34cmをGET
し入賞しましたが全国199位という結果で、その年の大会がいかにハイ
レベルでかつ、福井会場(波松)がいかに凄かったか、今でも語り草にな
っています。
こういった状況を実際みておりますので、専門にカレイを狙われるなら
敦賀近辺で交通事故を期待するよりは波松等に足を伸ばされたほうが
面白いかと思います。昨年度の全日本カレイでも波松ではMax46.8c
m(全国7位)を頭に40cmオーバーが10匹釣れていました。私はボー
ズでしたが…。
この波松でやっかいなのが海況です。予報で海上の波の高さが2m以
上となりますと、まず釣りになりません。潮の流れも北陸圏としては激しい
ものがあります。カレイシーズンに穏やかな海況でサオ出し出来るタイミ
ングにはよほどの運がないと巡り合えないでしょう。そんな環境でいつでも
サオ出し可能という場所でもないので、あれだけカレイが釣れても未だに
大型カレイ釣り場として成り立っているのだと思われます。波気の強い日
にはムリをせず、釣り場を休ませているのだという心の余裕を持って場所
変えをして欲しいものです。そんなときには福井新港周り・九頭竜川河口
付近が面白いでしょう。
この魚ほど釣り味が明確で面白いターゲットはないでしょう。あのゴクゴク
とした首を振る感触。サオを握っているだけでアイナメだっ、と伝わってくる
じゃありませんか。しかし、残念ながら以前ほどアイナメの良型(30cmオ
ーバー)は敦賀近辺にはいないように思われます。今から10年程前は敦
賀港内・或いは浦底、あとは日向湖などで比較的良く釣れたものです。実
際、私も’93〜’94のシーズンに上記ポイントを中心としてアイナメのAラ
ンク(10匹)をあっさりと埋めることが出来ました。今はどうでしょう、我々
敦賀サーフ全体のアイナメ申請数も年々減少し、現在は殆ど皆無の状態
です。ここ数年の猛暑の影響でしょうか(確かに前述したカレイも年々悪く
なっている様に思われます)。但し、昨年以降、数は少ないながらも中型ア
イナメがハリガカリするようになって来ましたのでこれからに期待したいと
思っています。
なんといってもあのスタイルの精悍さ!何度眺めても、惚れ惚れしてしまい
ます。クロダイ専門で狙っておられる方のお気持ちが良くわかります。嬉し
いことに敦賀周辺は、磯釣り・渚釣り・波止釣り等いろいろな釣り方でクロ
ダイが狙え、地元の釣り人だけでなく中京・京阪神方面から多くの釣り人
が銀鱗に魅せられて来られているようです。実際、クロダイの魚影も濃い(
稚魚放流の成果もあるでしょうが)ので、当然ながら投げ釣りのターゲットと
しても充分に狙うことが出来ます。
投げ釣りで狙うのであれば夜釣りが基本となります。勿論、夕マズメ・朝
マヅメも含めてのことですが。元来、大胆にして警戒心の強い魚ですので
磯釣りや波止釣りのようにマキエをして寄せ、細ハリスで釣るといった様な
狙い方でないと、日中に釣れるということはまずありません。従って、投げ
の場合、警戒心が薄れる夜間がベストとなります。また、夜間にハリガカリ
してくるクロダイは良型が殆ど、というところも夜釣りで狙うメリットの一つと
なります。
投げでのクロダイのアタリは豪快そのもの。一気にサオ先をひったくって
いきます。日中と夜間ではこうも性格が変わるのか!と驚くぐらいの大胆な
喰いを見せます。磯師や波止師が追いかけているクロダイが意外とあっさ
り釣れてしまったりする。そこが投げ釣りの面白いところですなっ。
狙い方とポイント次第では厳寒期を除いて、年中狙える魚ですがやはり
ノッコミの時期である3月後半からGWぐらいまでが確率的に高いでしょう。
特にノッコミ前半期はまだ水温も低くエサ取りも少ないので、狙いやすくオ
ススメです。
我々全日本サーフでいうところのベラとは「キューセンベラ」のみです。し
かし残念ながら敦賀近辺では、というより日本海側では、キューセンのサ
イズが出ません。年間の水温の関係で致し方ない事だとは思うのですが。
日中釣りをしていてちょっと大きい青ベラだなー、と思っても20〜23cm
程度ってことが殆どです。地元で大物サイズである26cmクラスのキュー
センなんて夢のまた夢…。でも、聞いたことあるんですよね、船で大きな
キューセンが釣れたって話。いつかは北陸でキューセンの大物をって考え
てるんですが、夜釣り中心の私では何年、いや何十年かかることやら…。
もし、敦賀近辺で26cmオーバーが釣れたら、キスでいうなら32〜33
cmサイズGET!ぐらいの値打ちがあると思うんですけどね。
これから先、まさかの一発があるかどうか…。そうでなければこの魚種を
埋めるためには紀東・南紀、瀬戸内・四国方面への遠征が必要になります。
この魚もキューセン同様、日本海側ではサイズの出ない魚種です。敦賀
近辺では大きいなーと思っても25cm程度です。でも前述のキューセンよ
りも大物(27cmオーバー)の可能性はありそうです。勿論私ではないで
すが敦賀サーフのメンバーによって過去には浦底・手の浦・気比の松原
(ええっ!って感じですが)で大物申請されたという事実があります。但し
、12年間でこの3件だけだと思うのですが…。
このノドクサリという魚、現在のところの日本記録は55.6cm。俗にい
う「尾長」という種類(正式名称はヨメゴチというそうですが)です。この種
は残念ながら敦賀近辺に生息していないようなので、地元で日本記録の
更新は(そんなこと考えてもいませんが)物理的にまずムリです…。
いずれにしてもキューセン・ノドクサリ、日中の釣りをあまりしない私に
とっては縁遠い魚種であります。だから、間違って釣れたりなんかしてし
まったらむちゃくちゃ嬉しいんだろうな、とは思いますが。もしこれらの大
物サイズを敦賀近辺で釣ることが出来たらトップページの写真にでもしち
ゃおうかな。本格的にこれらのランク物を狙われる方は太平洋側でサオ
を出されたほうが懸命かと思います。
それより、最近敦賀でもヤリヌメリ(「臭ガッチョ」)の出現率が高くなって
きたようです。ハリを外されるときは悪臭がつかないように気をつけて下
さい。
この魚も(ってコレばっかですが)敦賀近辺、特に笙の川河口でポピュラー
な魚です。初秋の風物詩として定着してますよね。でも、これも大物(ランク
物)となると難しいんです。25cm、まあハッキリ言ってオバケハゼというこ
とになります。前出のキューセン・ノドクサリ・ハゼ、この3魚種は敦賀でも
簡単に釣れる魚なのですが、いかんせんサイズが出ない。どうしても扱い
がぞんざいになっちゃうんです。敦賀でランク物を狙うのはムリでしょう(敦
賀では20cmを超えれば充分な良型です。22cmもあればBIGサイズと言
ってもいいでしょう)。
ですから、私はハゼのランク物狙いとなると石川県、というイメージを持っ
てます。福井や京都あるいは富山と日本海地続きのエリアでも、なぜか石
川県だけに大型ハゼのポイントがあるんです。頭デッカチのあんまりカワイ
くないハゼが…。でも最近は昔ほど釣れていないみたいです。
ただ、そこまで行かなくてもこの辺で全く可能性がないとは言い切れませ
ん。先に書いたように敦賀じゃムリですが、美浜〜小浜にかけての潮の動
きがさほどないワンドになっているようなところ。なにやらハゼの大物がい
るという話はよく耳にします。大物申請匹数稼ぎにそんなところを開拓して
みたいという気だけはあるのですが…。
今後、数箇所調査してみたいところはありますので、また好結果が得られ
れば報告致します。
スミマセン、敦賀付近でこの魚釣ったことないです。多分、敦賀だけでなく
嶺南の投げ釣りポイントからこの魚を狙うのはかなり難しいと思います。
ところが、私の釣友にはこの敦賀でイシモチの40cmクラスを釣っている
ヒトがいるんです(それ一匹だけですが)。だから居ないことはないと思うの
ですが…。
でも、この魚、なぜか福井新港〜三国付近で釣れるんです(それでも私
はこの魚に縁がなくって過去の大物申請も1匹だけですが)。福井新港で
は5月頃から、三国(三国堤)では6月ごろから釣れ始め、10月頃までは
狙えます。群れで港内に入ってくる魚なので、釣れるときは結構数が出た
りします。10年ほど前はランク物が一晩で5・6匹という事もあり結構人気
の釣りだった時もありました。そんなときでも私は25〜34cm止まりだっ
たんですよねー。だから、個人的にあんまり印象の良い魚ではありません
(イシモチ様、勝手なこと書いてゴメン!)。まあ、三国方面での初夏の釣
り物といったところです。なーんてスネちゃってますが、ホントは釣りたい
ターゲットの一つです。今の私にとって、他県まで遠征せずに大物号数を
伸ばせる魚種といえばこのイシモチぐらいですから…。ただ、釣りあげて
からグーグー鳴かれるのはチョットご遠慮願いたいですね。つい、釣ってし
まって申し訳ない、という気になってしまいます。あと書き忘れましたが、夜
釣りで狙ってください。夜行性の魚種ですので。但し、潮がにごっていると
きは日中でも釣れるときがあります。あと鱗が取れやすい魚です。それと
キュウリ臭い!?。敦賀近辺の方にはなじみが薄い魚だと思いますので、
特徴をご参考まで…。
個人的には好きなターゲットのひとつです。一般的には30cmクラスをセイ
ゴ、40〜60cmクラスをハネもしくはマダカ、70cm以上をスズキと呼ぶこ
とが多いようですが、私はランク物という観点から50cmオーバーはあえて
スズキ、50cm未満のものはセイゴと呼んでおります(どうでもいいことです
が、このほうが簡単なもので)。比較的よく釣れる魚です。ここ5・6年前から
はルアー釣りが盛んになって来ました。全日本サーフではルアー釣りも認可
されておりますので、私も知人に教えてもらって、6・7年前には仕事帰りの
30分〜1時間、毎日の様にルアーザオを振っていた事を思い出します。結
局、当時ルアーではこれといった大物が釣れず(60cm止まり)、エサ釣り
での釣果とあまり代わり映えがしなかったのでエサ釣りに戻ってしまいまし
たが、当時からルアーで黙々と狙っていた人には80cm・90cmクラスとい
う大物が釣れています。
今でもやはり型狙いではルアーの方に分がありそうです。年々ルアーが盛
んとなっているようで、以前のポイントに思い出したように行ってみても今で
はどこも先客で一杯で昔ほど自由にサオ出しするスペースはありません。
確かにルアーは面白いと思います。私のようなルアー専門でなくとも’98
の5月に1週間で4日通い、27匹(35〜52cmと大きくはありませんが)掛
けたことがあります。その時は3〜4投に1度はバイトがありました。よほど
の群れが入っていたのだと思われます。でも、当時はまだ今のようなルア
ー人口でなかったので、毎日のようにそのポイントを独占、といった感じで
した。
偏屈なもので、ルアー人口が増え、任意のポイントで思うようなサオ出し
がしにくくなってくると同時に一時的に芽生えたルアー熱も一気に醒め、2
年ほどでマイブームは去り、投げでのエサ釣りに戻って現在に至っていま
す。
しかし、またこの春、どこぞで80cmオーバーが、なんて話が聞こえてき
たら、にわかルアーマンとなってしまいそうです。
なお、投げで狙うなら三国(九頭竜川河口)・日向湖が良いでしょう。アオ
ムシぶっこみスタイルで数も出ます。また、丹生〜水晶〜佐田も良いでしょ
う。この一帯ではマムシに分があります。また敦賀では少し確率は低くなり
ますが笙の川河口かな?東浦海岸、西浦海岸でも35〜45cmクラスのセ
イゴなら釣れてくることもあります。ちなみに電気ウキでは港大橋の下が有
名ですが、ブッコミでは?です。というよりシーズンには電気ウキの放列!?
となりますので、ブッコミ釣りなんてとても出来る状態にないのはおわかり
ですよね。
あと、久々子湖も電気ウキでの1級ポイントとなっています。
マダイ。一般的に結構、敷居の高い対象魚という印象があります(ここで
いうマダイとは大物規定寸法上30cmオーバーのものを「マダイ」と呼ば
せていただきます)。30cm以下のいわゆるチャリコ(コダイ)は皆さんご
存知の通り、敦賀近辺の投げでも腐るほど釣れます。とはいえ、25cm
程度あればおかしら付の塩焼きには最適なのでお持ち帰りしますが、20
cm以下のチャリコは単なる餌取であり、リリースの対象でしかありません
。それがなぜか30cmを超えるサイズとなるとなかなか釣れないんですよ
ねー。あれだけチャリコは濃いのに…。だから、30cmオーバーの「マダ
イ」は敷居が高いと感じてしまうのでしょう。
しかし、年によってムラこそありますが浦底の周辺は期待が持てます。
特に巷で言うサクラダイのころ(3月下旬〜5月上旬)には、まとまって釣
れることがあり、私も’93の4〜5月に7匹(Max45cm),’94の5月に
3匹(Max41cm)釣った実績があります。そのころにランクがある程度埋
まってしまったので、最近は通っておらず、どうなのかよくわかりませんが
現在でも釣れないことはないと思います(時期こそ異なりますが’00.10
月にもAランクが釣れましたので)。
浦底で釣れるサイズは35cm前後が主体で40cmオーバーがたまに交
じる程度ですが、釣友が同じく浦底湾内で60cmという実績も持っており、
決して油断は出来ません。夜釣りでマムシを餌に、しっかりとした仕掛けで
じっくりと狙って見てください。色鮮やかなマダイが釣れて来るかもしれま
せんよ。浦底以外では単発的ながら敦賀港・丹生なども実績があります。
考えてみれば何れの場所もチャリコがよく釣れる場所です。日中、チャリ
コの多い釣り場は夜釣りでじっくり狙ってみる価値があると言えそうです。
ちなみ敦賀で釣れるのは殆どがマダイです。チダイもいるようですが私は
釣った覚えはありません。一度だけ、夏に敦賀港で黄色い斑紋が鮮やか
なキダイ(レンコダイ)の幼魚(18cmぐらい)を釣ったことがあります。何れ
にしろ、日本では一番有名で認識のある、いわば王様のような存在である
マダイ。釣れれば嬉しいものです。
何故か分からないけど、魅力的な魚です。見た目もずんぐりしていて、シャ
ープな感じは全くない。けれども釣れるとめっちゃ嬉しい、そんなタイプの魚
です。やはりその希少性と食味、そしてサイズに魅力があるのでしょう。
私はマゴチにあまり縁がなく、45cmクラスのサイズしか釣ったことはあり
ませんが、過去、釣友たちの釣果として50〜60cmの迫力ある魚体を何度
か目の当たりにしました。そのいずれもが圧倒的な存在感を醸し出している
。なんとも言えない迫力というか…。その釣友たちも各自が何匹とマゴチを
釣っている訳ではなく、それぞれが1〜2匹程度の実績しか持ち合わせてい
ないのですが、釣れるとデカイ、そんなイメージの対象魚です。
他の対象魚の大物を見てもそんなに驚きはないのですが、マゴチだけは
何度みても、思わず「へー、こんなんが海の底にいるんだー」って思ってしま
います。私の中のイメージとしてもヒラメと同レベルの高級魚・希少価値のあ
る(ヒラメは養殖可能ですがマゴチは聞いたことないですね。またマゴチは
頭の良い魚で、刺し網にかかることもあまりないと聞きます)ターゲットです。
何度か、孫針仕掛けを作って、キス・イワシ・アジ・ハゼ等を餌にマゴチ・ヒ
ラメ専門で狙ってみたことがありますが、狙って簡単に釣れるような魚である
はずがなく(少なくとも福井では)、私にとっては手中にすることが難しい魚
の代表選手でもあります。
あー、マゴチ釣りたいっ!
この魚もサイズが出ないんですよね。初夏から秋にかけてのエサ取りとし
てはそこいら中にいる魚なのですが。私が敦賀近辺で釣った最大は浦底
での21cmですね。船で出るともう少し大きいのが釣れるのでしょう。
投げでキスを狙っていて、仕掛けをサビいているとおもむろにゴンゴンと
アタってくるこのカワハギ。釣り上げた姿もなかなかの愛嬌ものなのですが
ご存知の通り、エサ取りの名人。しかし、敦賀近辺では型の小ささから投げ
で専門に狙うことはまずないので、ターゲットとして挙げられることはないと
言っていいでしょう。でも18cm程度(それくらいないと食べるにも可愛そう
で)のサイズが揃うときには、専門で狙ってみるのも面白いかもしれません。
敦賀では、松原・手の浦・浦底などで比較的簡単に釣れる魚です。
でも、15〜16cmの手のひらサイズが中心というのが実情ですので、出
来れば、リリースしてあげて欲しいなって思ってしまいます。但し、敦賀近辺
では難しいですが、大物サイズ(26cm以上)であれば釣って面白いサカナ
です。私の数少ない遠征先の対馬ではアベレージ23cm程度の釣果が狙え
、26cmオーバーも結構釣れたりします。そのサイズになると明確なアタリ
と小気味いい引き、かなりの重量感で予想以上のスリリングな釣り味が楽
しめます。また、それくらいのサイズになるとキモもパンパン!。その筋の
人には魅力倍増というところでしょうか。
この魚、全日本サーフ所属だから釣れても文句いわないって感じのNo.1
ですね。大物対象魚に指定されていなければ、気色悪いし、ちょっと臭うし
持って帰っても、小骨の多さと噛めば噛むほどパサパサになってくるどうし
ようもない身(さすがフィッシュイーターだけあって、身自体にしっかりとした
味はあるのですが…)だし、釣り上げたキスなどに食いついてボロボロにし
てしまうなど、いいところの少ない(エソさん、ごめんなさい)ターゲットです
な。しかし、獰猛な性格もあいまって、針ガカリすると結構走ったりするので
釣り味としては面白いと思います。それでも、仕掛けの巻上げの最中に針
ガカリすることが多いので、急に重くなったりすると、ああっ、エソかっ…、て
な感じで、トキメキは少ないものがありますが…。
普通の魚みたいに、ダイレクトにムシエサに食って来たときは一瞬一体
何者?とドキドキしたりするんですけどね。
敦賀でも大きいものは45〜50cm程度となり、たまに針ガカリするよう
です。ようです、って言うのは、実は私も敦賀においては手の浦や浦底で
40cmオーバーを釣った経験があるだけで、松原や二村・縄間などでも釣
れては来ますが、ドキドキ感のない30〜35cm程度ばかりですので。
私のエソの実績場といえばやはり小浜です。それも落ちギスのシーズン
には45cm前後の大型のエソがかなり回遊する傾向にあります(とはいえ
、釣れたキスに食ってくることが殆どなので、針にフッキングしていることが
少なく、なかなか取り込めない)。仕掛け、狙い方を工夫すればもっと釣れ
る魚だと思います。
敦賀近辺でいうエソは殆どがトカゲエソ(ワニエソ?すみません、この2匹
の見分け方わからないので、どちらかは断言出来ません)となります。一般
的な釣りの対象魚?であるエソとしてもう一種有名な、オキエソ(多分、敦賀
でなじみのある人は少ないと思いますが)も生息していますが、これも水温
の関係でしょうか、30cmを超えるサイズにはならないようです。但し、もっと
西や南の海域では、双方のエソとも更にかなりの大型になるようで、純粋な
釣り(アタリの激しさや引きの強さ)としても、文字通りの好敵手(ターゲット)
として、どんどん狙われてもいい魚だと思います。
でもやっぱり、食の方でなんともしがたいのが大きいんでしょうね。今後も
マイナーな魚、という認識のままなんでしょうか???
この魚も敦賀近辺で狙うのは難しいですね。また、全日本サーフにおいて
同種の大物と認定され、メインのターゲットとして狙われている「コトヒキ」が
いますが、残念ながら北陸には生息しておらず敦賀で釣れる可能性がある
のは本種、正真正銘のシマイサギのみです。この魚も、元々南方系なので
生息数も少ないと思われます。しかし幼魚なら浦底近辺で見かけることもあ
ります。たまに25cm程度(多分これくらいでも立派な成魚だと思われます。
この魚は大きくなっても30cmを少し超えるくらいだそうで、シマイサギの大
物基準である30cmというサイズはかなり厳しい…。コトヒキなら大きくなる
と40cmは超えてくるらしいのですが…)のシマイサギがかかることがありま
すが、サイズ的に少し足らないこともあって、あくまで夜釣りの外道という扱
いになっているのが現状です。
私も過去、大物に寸足らずというサイズを浦底・手の浦、音海、福井新港
、三国などで釣ったことがあります。そう、この過去に釣れた「場所」にこの
魚へアプローチするためのヒントがあります。南方系なだけに、発電所など
の温排水の恩恵を受けるところでは、釣れる可能性が高くなり、そこそこの
型(運がよければ30cmオーバーというランクサイズ)も生息するようです。
私はまだこの魚の大物(30cm以上)は釣り上げたことはないのですが、
私たちの仲間には数こそ少ないものの、福井県内で大物サイズのシマイサ
ギを釣っている人もいます。釣れた場所はやはり三国(北電の発電所の影
響)、音海(関電の高浜発電所の影響)などで、なるほど納得させられると
ころがありますね。
この魚の面白いところは結構引きの強いところです。シャープな締め込み
と鋭いツッコミで、一瞬何が掛かったか?とびっくりさせられることがありま
す。また、シマイサギはイシモチなどと同様、釣る上げるとグーグー鳴きま
す。ちょっと夜中は気持ち悪いかも!?。そんなシマイサギですが、銀白色
のボディーにブラックのラインがアクセントとなっており、じっくり見ると結構
美しい魚でもあります。
言わずと知れた、釣り人垂涎のターゲット。いや、釣りをしない人や女性・
子供さんも知っている高級魚の代名詞。いやー、釣ってみたいもんです。
というのも、恥ずかしながらこれまで私が釣った最長寸は30cmを少し
超える程度のサイズ。同じく平べったい魚種であるカレイの30cmという
と体幅・体高とも結構あって見栄えもするものですが、ヒラメの30cmとい
うとなんとも貧弱で薄っぺらい魚体、カラ揚げにしか出来んなーって感じ
です。それ以外にも過去釣ったことがあると言えば、手のひら級を数枚だ
け…。
やはりWildTypeの絶対数が少ない魚だけに、チャンスは限られている
ということにしておきましょう。でも、以前一度だけチャンスが訪れたことが
あるんです。もうかなり昔のことですが。
市内の浜でキスの夜釣りをしていた時のこと。小さいアタリがあったので
巻き上げに入って手前のカケアガリを通過した際、急にグーンと重くなった
。抵抗も無く、重くなっただけなので、カケアガリのホンダワラの束でも引っ
剥がして来たんだろうと無造作に巻き取り、波打ち際まで持ってくるとやは
り大きな藻の塊、黒っぽい影がユラユラ。ミチイトのテンションを緩めると、
あら不思議。大した波気もないのにその影が結構強い力で戻ろうとする。
ヘッドランプを付けて確認してビックリ!なんとそれは口からキスの頭が
覗いているヒラメ。目測なので定かでないが少なくとも45cmはあったと思
う。それからはもう一瞬。テンションを緩めたことと、ヘッドランプの光が影
響したのか大暴れ。いとも簡単にサヨーナラ…。残ったのは23cmクラス
のボロボロになったキス。獲物を逃すか!と必死になって咥えているスキ
に一気に浜に引きずり上げてしまえば良かった、と後悔しましたが後の祭
り。それ以降、何年もの間、型物のヒラメさんは私の仕掛けには見向きも
してくれない状態が続いております。エソにも言えることですが、巻き上げ
途中にフィッシュイーターが食らってくる時は先に釣れていた小魚を咥えて
いるだけのことが殆どですので、テンションは緩めずに一気に取り込むこ
とが重要ですな。(このことがあって以来、藻でもビニール袋でも一気に巻
き上げる癖が付いたのは言うまでもない。人間は学習するんだっ!)
この近辺で投げでヒラメを狙うことが出来る場所。あればこっちが教えて
いただきたい。誰か情報ありませんか?
以降、時間のあるときに特別大物対象魚に関しても掲載していきたいと思います。
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