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● 初秋10月

写真  摘果もほぼ終わった山腹の段々畑では、艶やかな緑色の実が枝をしならせています。直径6から7センチ、月半ば頃まではまだ大きくなり、色づき始まるのは 下旬から。我が家の畑には約40本の成木がありますが、同じ木のみかんでも枝の位置によって味が違う、そんな 自然の妙をお試し下さい。


● 薬剤の散布を極力控えているから

写真  我が家のみかん作りというのは、「みかんを作っている」というよりも、「みかんの成長を助けている」というようなものだと思っています。みかんの樹がもつ自然の成長力を、いかに助けてやれるかが私たちの仕事。ですから、薬剤も極力控えています。農薬散布は通常栽培の2分の1。こうしたみかんなので、外観は少々悪いのですが、安全に食べていただくことができます。我が家では、どこか愛着が湧くちょっと見栄えの悪いみかんも、大切に育てています。元気なみかんをぜひ多くの方に食べていただきたいと思います。


● 冬・・・来年の秋の実りに向けて

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 晩秋の収穫から2ヵ月山腹の段々畑では冬肥薬剤散布そして枝の剪定と来年の秋の実りに 向けて作業が休みなく続けられています。剪定は2月後半から3月にかけて。枝が込合わ ないように、また木の内部にまで陽が差込むように、伸び過ぎた枝先や弱った小さい枝を 間引いたり次の年に枝を若返らせるために切り戻しを行います。しかし、近年は害獣被害の対策も行わなければなりません。特に、イノシシ・鹿の被害を防がなければなりません。そして雪や寒さにジッと耐え、暖かな春を待ちます。


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